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前回の活動報告で、御刀枕用の生地を桐生市の 天然染色研究所 さまでサンプル染めしてきたというお話をお伝えしました
天然染色研究所さんからいただいた宿題「どんな思いでどんな木から色を分けてもらいたいのか」
桐生市の木、モクセイ?
桐生だから、桐?
職都桐生だから、桑?
淡竹89だから竹?
色々考えましたが、今回のプロジェクトに寄せる思いとしてはちょっと違う気がします
今プロジェクトの短刀、出自はわからないものの、桐生で作られた可能性は低そうです 他の地から桐生に来たのかな?!ならば私と同じです 笑
移住の準備で桐生に通っていた頃、そして今現在も、新桐生駅近く 桜木町の桜並木を通って渡良瀬川にかかる錦桜橋を渡ると「あぁ桐生だ、帰って来たな~」と感じます
その桜並木から色を頂きたいな、と思い至りました
いつ桜が植えられたのかを調べましたが確かな事はわかりませんでした
桐生案内人の会の方に伺うと、“大正2年に東武鉄道新桐生駅ができた時に、桜並木のある新道(群馬県道68号桐生伊勢崎線)もできた” “錦桜橋は錦町と桜木町を結ぶ橋ということで名付けられたのだろう”とのことでした
元桐生市議で現在は郷土史研究家の川嶋伸行さん著書「きりふのしほり」の中に “錦町、桜木町の町名は昭和4年正式名称になる前から通称町名として使われていた” “新道に桜を植樹したことから(「桜木町」と呼ばれたの)だろう”とありました
同じく郷土史研究家、奈良彰一さん著書の「両毛見聞録」には、昭和9年に描かれた「桐生市鳥瞰図」がカラーで掲載されています 新桐生駅近くの桜並木も綺麗なピンク色で描かれていて、その当時も桜の名所だったことがわかります
大正2~3年頃に新道ができると同時に植えられたのだとしたら、昭和9年頃には桜の名所として育っていたとしても納得です
錦桜橋は何度か大きな水害に遭っているので、現在の桜も初代ではないのかもしれません
そんなことをあれこれ考えながら、桜並木を歩いて枝を拾わせてもらいました※桐生市役所街路樹担当さまに、枝を拾うこと・染めの材料にしたいことご相談済
普段は車で通るのですが、近くで見ると本当に立派で風格ある桜です
大切にお手入れされている様子も見られました
同時に、何本もの木が伐採されてなくなっていたり、切り株だけになっていることにも気が付きました
桜の寿命もあるかと思いますが、最近では外来種クビアカツヤカミキリの被害もあるそうです
ずっと当たり前にある大切な景色、でもいつか見られなくなるかもしれない景色、思いを寄せたいなと思いました
桜並木の小枝からいただいた優しい色
草木染は同じ材料を使っても、同じ色を出せるとは限らないそうです
どんな御刀枕をお届けできるか、一緒に楽しみにしていただけたらとても嬉しいです
不確かな話を長々失礼しました
新桐生近くの桜並木について、詳しくご存知の方がいらっしゃいましたらぜひお話、聞かせてくださいね!
引き続きどうぞよろしくお願いいたします
2026.1.21



