2011年3月11日
はじめまして。
一般社団法人羊飼いのともしび代表の横山と申します。
私は福島県相馬市で、虐待や病気、障がいを抱えた犬や猫たちを保護し、最期まで看取る保護施設を運営しています。
これまで13年間で、58匹の犬と15匹の猫を保護してきました。
しかし今、保護施設の壁が崩れかけ、保護を続けることが難しくなりつつあります。
保護施設を改修し、保護犬・保護猫がセラピーアニマルとして活躍する「命の循環施設」を作りたいです!
2011年3月11日
さて、皆さんは、東日本大震災が発生したあの日のことを、覚えていますか?
私の実家のある福島県相馬市は津波によって町が全て壊滅しました。
国道6号線まで津波が押し寄せ、いつも人々の往来で賑わっていた町が一瞬にして消えてしまったのです。

福島第一原子力発電所がメルトダウンしたという情報はすぐに回ってきました。
人々はすぐに避難を始めました。
人がいない町。車が走らない道。
いつもなら当たり前にあった日常の音が、すべて消えました。
「自分一人だけがここに取り残されている」
そんな感覚に襲われました。毎日、漠然とした不安が心を支配していました。

だからこそ少しでも、生きている人がいたら、動物がいたら、助けたい。
「助かっていたのか、よかった!」
「ここであなたも生きていたのね!」
そんな生存確認が、私自身の心を支えてくれました。
ゴーストタウンを淡々と歩く日々。
動物たちも、きっと心細かったと思います。
警察犬アレックスとの出会い
そんな中で出会ったのが、警察犬のアレックスでした。
アレックスは人命救助の現場で共に動く仲間でした。
私が目撃したアレックスの姿は、今でも忘れられません。
親でもないのに、冷たくなっている小さな犬の体を自分の体温で温めて、命を繋ごうとしていたのです。
犬が犬を助ける。犬が猫を助ける。
そんな現場を初めて見ました。
警察犬のアレックス
動物が自分の体温で命を繋ごうとする姿に、心を打たれました。
アレックスは、自殺を図ろうとしていた人を助けたこともありました。
寒い海に入った人を助け出し、私は毛布を持って待機しました。
そのあとは「死なせない」活動をしました。
「明日も来るからね、会おうね」
自殺未遂をした人に、そう声をかけ続けました。
動物も人にも寄り添ってくれるアレックス
もちろん、お金のことで悩むことはたくさんありました。
でも私が悩む中、犬のアレックスは毎日人を助け人に寄り添っていました。
「僕が助けるから見てて」
そう背中で語っているようでした。
「アレックスが頑張っているんだから、やらなきゃ」
泣いてなどいられなくなりました。
支えてもらったのは、私の方だったのです。
これまで
震災から14年。
前述の通り、私はこれまで58匹の犬と15匹の猫を保護してきました。
虐待を受けた動物、病気や障がいを抱えた子たち、誰にも見向きもされない命たち。
訪問獣医の先生と協力しながら治療を続けてきました。

月に45万円を超える医療費を自費でまかなうこともありました。
正直、経済的に厳しい時期は何度もありました。
でも、諦めることはできませんでした。
なぜなら、アレックスと二人でここまでこれたと思うからです。


苦しんでいた子が再び笑顔を取り戻す。
その瞬間が、私の原動力です。
手足の欠損など、重度の障害を持っているわんちゃん、猫ちゃんが多くいます。
それでも一生懸命に生きている姿が、多くの人たちの活力になると信じています。
「一般社団法人 羊飼いのともしび」の設立
この想いを社会へ広げるため、私は「一般社団法人 羊飼いのともしび」を設立しました。
動物の人慣れ支援や災害救助訓練、同行避難の啓発活動などを通して、「人と動物が共に支え合う社会」を地域と共に築いています。

でも、活動の拠点となっている保護施設は、深刻な老朽化に直面しています。
壁が落ち、いつ崩れるか分からない。老朽化した保護施設の現状
現在の保護施設は、老朽化が進んでいます。
壁が落ちているところもあり、いつ崩れるか分からない状態です。
信じ難いことかもしれませんが
地震が起きると、家にわんちゃんや猫ちゃんを取り残して逃げる飼い主が多くいます。
「他県に避難するので、あとはお願いします」
そう言って置いていく方もいます。
画像提案:老朽化した施設の壁や内部の様子
地震が来ると、50頭から100頭が集まってきてしまうこともあります。

災害時、多くの場合は同行避難ができません
震災の時、多くの避難所ではペットを連れて行くことができません。
震災が起きると、犬と飼い主が別に暮らすのが当たり前だったのです。
これから、同行避難できるようにしていくための啓蒙活動も必要だと考えています。
施設を整えておくことで、犬や猫を安心して保護できる状況を作りたいのです。
助けられた命が、今度は誰かを支えると信じています
私が目指しているのは、保護動物たちが「助けられる存在」から「誰かを支える存在」へと変わる場所です。
それが「Shepherd's Sanctuary(シェパード・サンクチュアリ)」です。

警察犬の引退後に、ゆっくり過ごせる場所を
最初のきっかけは、警察犬の行き場がなかったことでした。
警察犬を全員保護しよう。人を救える子たちがたくさんいる。
警察犬が引退後の老後をゆっくり過ごせる場を作りたい。
高齢者施設、障害者施設と繋げよう。

シェパードの保護から始まり、福祉とつながる。
それが、この構想の原点です。
保護犬・保護猫がファシリティドッグやセラピーキャットに
病気や障がいを持つ動物たちは、譲渡が難しく、最期まで世話をする場所が必要となります。
しかし、その子たちには人を癒す力があります。
ここでは、保護犬や保護猫たちがファシリティドッグやセラピーキャットとして活躍し、高齢者や障がいのある方々と共に生きる「命の共生施設」を目指します。

これは、日本でもほとんど例のない仕組みです。
動物が与えるのは、癒しだけではない。命の循環を次世代へ
動物が支えるのは、精神面的なものだけではありません。
いろんなことで気づきをくれます。

うちの子たちは、手足の欠損など重度の障害を持っているわんちゃん猫ちゃんが多いです。
それでも一生懸命に生きている姿が、多くの人たちの活力になり、前向きな気持ちへと引っ張ってくれる。私はそう考えています。

そういう循環をもっと繋いでいきたい。循環を届けていきたい。
毎日、ああ、また救われたって思うことがたくさんあります。
アレックスから受け取った「命の希望」を、次世代へ
このプロジェクトを通して、アレックスから受け取った「命の希望」を次の世代へつなぎたい。
助けられてきた命が、今度は誰かを助ける存在になる。
この命の循環を、皆様と共に育てていきたいのです。

人と動物が共に支え合う未来を作っていきたい。
その原点にある、あの日のアレックスとの経験。それを皆様と共有していきたいのです。
皆様のご支援で実現したいこと
今回のクラウドファンディングで集まった資金は、以下に使わせていただきます。
◉資金の使い道
老朽化した保護施設の改修工事
動物たちの医療費
動物たちの食費
災害時に救助できる命を救うための施設整備
温かい部屋を用意してあげたい。
安心して保護できる環境を整えたい。
そして将来的には、「Shepherd's Sanctuary」として、保護動物たちが人を支える存在として活躍できる場所を作りたいです。
今後のスケジュール
クラウドファンディング開始:1月28日 9:00-
クラウドファンディング終了:2月28日
リターンの対応:4月から随時対応
*いただいた支援金額に応じて、上記の【資金の使い道】内容で実施できることから着手いたします(3月以降)
リターンのご紹介
羊飼いのともしび 活動応援リターン! | |
| 羊飼いのともしび 活動応援! | 3,000円 |
| 羊飼いのともしび 活動応援! | 5,000円 |
| 羊飼いのともしび 活動応援! | 10,000円 |
| 羊飼いのともしび 活動応援! | 20,000円 |
| 羊飼いのともしび 活動応援! | 30,000円 |
| 羊飼いのともしび 活動応援! | 50,000円 |
羊飼いのともしび 公式スポンサー! | |
| 公式スポンサー!(ブロンズ) | 100,000円 |
| 公式スポンサー!(シルバー) | 300,000円 |
| 公式スポンサー!(ゴールド) | 500,000円 |
| 公式スポンサー!(プラチナ) | 1,000,000円 |
支援してくださる皆様へ
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
震災から14年。
アレックスと共に歩んできた道のりは、決して平坦ではありませんでした。
でも、救った命たちが見せてくれる笑顔、一生懸命に生きる姿に、何度も救われてきました。

「ここであなたも生きていたのね」
あの日、ゴーストタウンで感じた生存確認の喜び。
その喜びを、これからも届けていきたい。
助けられた命が、今度は誰かを助ける。
そんな命の循環を、皆様と共に育てていけたら幸いです。
どうか、温かいこのプロジェクトは、私一人では実現できません。
クラウドファンディングを通じた金銭的なご支援はもちろん、私の活動に賛同し、一緒に動物たちを支えてくださる仲間を探しています。
獣医師の方、動物福祉に関心のある方、施設運営にご協力いただける方、災害時の同行避難の啓発活動に参加してくださる方。
どんな形でも構いません。ご協力いただける方のご連絡をお待ちしています。

賛同してくださる方と一緒に、これからやっていくことを作っていきたい。
それが、私の願いです。
ぜひ、このクラウドファンディングを通じて、繋がることができたら嬉しいです。
どうか、温かいご支援をよろしくお願いいたします。
一般社団法人 羊飼いのともしび代表
横山
最新の活動報告
もっと見る3月11日
2026/03/11 11:063月11日東日本大震災で亡くなられたすべての方々に、心より哀悼の意を表し、謹んでご冥福をお祈りいたします。あの日、たくさんの命が奪われました。人も、動物も、数えきれないほどの命です。私には、今でも忘れられない思いがあります。あの時、救うことができなかった命があるということです。手を差し伸べることができなかった命があることを、私は今でも心の中で何度も謝り続けています。だからこそ今、「一つでも多くの命を救いたい」その思いで活動を続けています。あの日も、そしてその後の日々も、いつも私のそばにいてくれた存在がいました。ジャーマンシェパードの アレックス です。恐怖の中でも、私を守るように寄り添い続けてくれたあの子の姿を、私は決して忘れることができません。今でも活動を続けていると、ふとした瞬間にアレックスの気配を感じることがあります。「まだ救える命があるよ」そう言ってくれているような気がするのです。アレックス、あなたが教えてくれた“命を守るということ”。その灯は、これからも消えることはありません。今日という日に、亡くなられたすべての命に祈りを捧げながら、私はこれからも歩き続けます。命のともしびを絶やさないために。 もっと見る支援者の木
2026/03/05 16:00ドナーツリー(支援者の森)についてこのたびは、一般社団法人 羊飼いのともしび の活動にあたたかなご支援をいただき、心より感謝申し上げます。皆さまからいただいたご支援は、行き場を失った犬や猫たちの命を守り、新しい未来をつくる大きな力となっています。私たちは、この尊い応援を一度きりのご支援で終わらせるのではなく、ずっと残る「感謝のかたち」にしたいと考えました。その想いから、施設完成の際に**「ドナーツリー(支援の木)」**を設置いたします。この木には、これまで活動を支えてくださった支援者の皆さまのお名前を刻み、一本の木がやがて大きな森になるように未来へと残していきます。施設完成後は、保護犬・保護猫の部屋の壁に設置されるツリーに、支援者様のお名前を刻ませていただきます。それまでの期間は、犬や猫たちが暮らすお部屋にお名前を記したアクリルプレートを掲げ、感謝の気持ちとともに大切に飾らせていただきます。皆さまのご支援は、ただの寄付ではなく、**命をつなぐ「希望の灯り」**です。この場所に刻まれるお名前は、これから先も、多くの命を守る物語とともに残り続けます。心からの感謝を込めて。一般社団法人羊飼いのともしび もっと見る今日のともしび
2026/02/02 12:00今日は、保護している一匹の猫のお話をさせてください。片目がなく、ハチワレ模様の「いっちゃん」は、今日も元気いっぱいに甘えてきてくれます。視界が狭いこともあり、不安そうにする時もありますが、それでも人のぬくもりを求めて、小さな体で一生懸命すり寄ってきます。いっちゃんが過ごしてきた環境はとても劣悪だったようで、排便の上にそのまま寝てしまうこともあります。毎日体を拭き、清潔に保つことは正直大変ですが、せめて今は、あたたかく、安心できる場所で休んでもらえたら――そんな想いでお世話をしています。同時に、クラウドファンディングのためのチラシを、ひとつひとつ手で配布しています。保護猫の話をすると、足を止めて聞いてくださる方もいて、「頑張ってください」と声をかけていただくことがあります。寒さで指が思うように動かない日もありますが、その声援が本当に嬉しく、また一歩、前に進む力になっています。小さな命を守る毎日は、決して楽なことばかりではありません。それでも、いっちゃんが見せてくれる穏やかな寝顔や、そっと寄り添ってくる温もりに、「この子たちの未来をつなぎたい」と、心から思わされます。皆さまからの応援が、保護された命にとって大きな支えになります。これからも一つひとつの命と向き合いながら、歩みを止めずに続けていきます。 もっと見る






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