1. 自己紹介:金型技術を地域の未来へ。MEISEI GREEN LAB.
50年にわたり、私たちは自動車のランプなど、0.001mmの精度で作られる「プラスチック製品用の金型」を設計・製造してきました 。長年「ものづくりの裏方」として技術を磨いてきた私たちですが、2024年11月に株式会社MEISEIへと社名を変更し、「地域素材を未来の光へ」という新しい志を掲げました 。
この志を具体的に形にするための場が、私たちの自社ブランド「MEISEI GREEN LAB.」です。製造現場の最前線に立つ職人たちが自らプロジェクトを動かし、放置竹林や廃棄される農業資源といった地域の課題に、ものづくりの技術で直接向き合っています。

2. このプロジェクトで実現したいこと:地域と技術が溶け合う「循環」の形
私たちがこのクラウドファンディングを通じて実現したいのは、不要とされている地域資源を、50年培った技術の力でもう一度「光」に変える循環の仕組みを確立することです。
具体的には、伐採された竹を30%〜60%配合した高耐久な「竹プラ灯籠」を量産し、町内の景観保護や防災活動に寄与することを目指しています。このプロジェクトで集まった支援金は、竹プラ製品の研究開発、そして次世代を担う子どもたちにモノづくりの楽しさを伝えるワークショップの継続的な開催に充てられます。企業、学生、住民が協働し、地域の困りごとを価値ある製品へと再生する「MEISEI GREEN LAB」の活動を、一時の流行ではなく地域の新しい文化として定着させていきたいと考えています。
3. プロジェクト立ち上げの背景:一瞬で起きた土砂崩れが原点
すべての始まりは、ある大雨の夕方でした。退社しようとした社員が目にしたのは、会社の隣にある竹林が無残に崩落し、駐車場の手前まで土砂が押し寄せている光景でした 。
調べてみると、それは手入れが行き届かなくなった「放置竹林」が原因でした 。根を浅く張る竹が増えすぎると、大雨で地滑りを起こしやすくなるという「竹害」の実態を知り、私たちは大きな衝撃を受けました。地元の「竹灯籠の会」の方々が伐採を行い、美しい灯籠を作って地域を盛り上げている活動にも出会いましたが、そこには職人として見過ごせない課題がありました 。天然の竹で作った灯籠は、どんなに手間暇をかけても、乾燥が進み割れてしまうのです 。
「自分たちの技術で、この素晴らしい文化を『一生モノ』に変え、地域の危機を救えないか」。この強い使命感が、竹粉をプラスチックに混ぜ込み、金属を削り出して精密な竹の質感を再現する「竹プラ灯籠」の開発へと私たちを突き動かしました 。


4.制作までの試行錯誤:確かな品質と地域からの強力な後押し
現在、2月28日の公開に向けて、準備は最終段階に入っています。製品の品質については、公的機関による過酷な耐候性試験を実施し、半年間の屋外放置相当の負荷をかけても強度の低下やひび割れが一切起きないことを実証しました 。

5. リターンについて
リターンの写真の竹灯籠に使用しているライトは、ダイソーの300円商品のカラーライトです。
LEDキャンドルライトを使用すると、炎のような揺らぎのある灯りになります。
底面にすき間があるので、コンセント式のライトも使用できます。
リターンには「ライト」は含まれておりませんのでご了承ください。







<ワークショップ 竹プラ灯籠穴あけ体験>
ご自身で竹プラ灯籠に穴あけしてみませんか?
大小さまざまな丸で自由にデザインして「ボール盤」で穴あけできます。
小さなお子様から大人までどなたでも体験していただけます。

6. 最後に:製造現場から、地域と共に生きる未来を
「竹林の課題を、未来の価値へ」私たちが挑んでいるのは、単なる製品づくりではなく、地域に山積する課題を技術の力で「希望」に変える、新しいものづくりのあり方です。突然起きた土砂崩れが教えてくれた地域の危機を、私たちは職人の誇りをかけて、温かな「光」へと変えていきます。
自動車のランプを長年作ってきた私たちが、今度は地域と環境を照らすランプを作る。
この「製造現場からの挑戦」が、地域の、そして日本のものづくりの新しいモデルになると信じています。皆様の温かなご支援と応援を、心よりお願い申し上げます。
最新の活動報告
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知多半島竹山活性化会議(竹粉の有効性)に参加してきました
2026/03/18 17:36今日は、東浦町のお隣 阿久比町で行われた「知多半島竹山活性化会議(竹粉の有効性)」に参加してきました。会議では「竹粉」の活用方法について講演されました。竹粉の発酵熱による防虫・防草法、牛用の飼料、竹の堆肥、段ボールコンポスト…「竹粉」はいろんなところで大活躍していました。私たちも「竹プラ灯籠」を紹介する時間をいただきました。会場にいらっしゃる皆さまは「竹のプロ」ばかり。初めて見る「竹プラ灯籠」について色々と質問をして下さったのですが、質問や意見が今まで受けた質問と一味違いました。・どれくらいの圧力かけるの? → 350tの成形機で成形します・どれくらい時間かかるの? → 1個作るのに30秒~1分ほど・耐候試験って紫外線だよね? → はい 紫外線です・竹100%でも作れるの? → 50%でも流れにくく成形が難しい状況なので難しいです中には、アドバイスを下さる方も… ・光源は色々あるから、もっとチカチカするライトを使うといいよ ・外国の方の目に留まるような場所に展示するといい色々と勉強になる時間を過ごせました。「竹(廃材)× MEISEI で 地域素材を未来の光へ」竹プラ灯籠は完成しているとはいえ、まだまだゴールではありません。もっとたくさん「竹」を入れたいし、もっとたくさんの方に知ってもらいたい。頑張るぞ!と改めて強く思いました。 もっと見る竹プラ灯籠 成形の様子をご紹介します
2026/03/12 17:42今日は成形の動画をご紹介します。竹プラ灯籠を1つ成形するのにかかる時間は約30秒。「金型が開いたら、扉を開けて、竹プラ灯籠とスプルーを回収し、扉を閉める」この流れを竹プラ灯籠を成形する回数ずっと繰り返します。成形の回数が多ければ多いほど、扉の開閉回数も多くなり腕がプルプル…筋肉痛になりそうなくらい疲れます。成形担当者の腕にはしっかり筋肉が笑できたての竹プラ灯籠はとても熱い。竹プラ灯籠は「竹(植物)」が入っているので、温度が高すぎると焦げてしまうため温度は低め。とはいえ、慣れない私は手袋なしでは触れません。回収した竹プラ灯籠は、出来栄えをチェック!欠けているところはないか、変色しているところはないか、キレイにできているかどうかをチェックして、問題なければOK!成形担当者の厳しい目でチェックされます。 もっと見る竹プラ灯籠が作られる様子(成形)をご紹介します
2026/03/10 19:13実は「金型」には色々な種類があります。プレス用(金属板加工)、ダイカスト用(溶融金属)、ゴム用・・・MEISEIが作る金型は「プラスチック用」です。「射出成形機」という金型からプラスチック製品を作る機械を使って製品を作っていきます。これを「成形」すると言います。MEISEIには、650tの射出成形機と350tの射出成形機の2台あります。竹プラ灯籠の金型は小さいので、350tの射出成形機を使って成形します。成形する前に、必ず「ペレット(材料)を乾燥させます。材料の種類によりますが、60°~80°で2時間~4時間ほど乾燥機に入れて乾燥させます。乾燥させたペレットを成形機へ入れて、熱で溶かして、金型へ流し込み形を作ります。ペレットを入れるところは機械の上。脚立に乗って材料を入れています。重たい材料を上から入れるのは、思ったよりも大変です。ペレットを溶かすため、成形機はとても熱くなります。だから成形担当者は季節を問わず、いつも汗だくになりながら成形しています。次回は、動画で成形の様子をご紹介したいと思います。 もっと見る




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