
前回は、大手カレッジの「マニュアル至上主義」の指導に対する悶々とした想いをお話ししました。
今回は、そんな葛藤の日々の中で訪れた、当カレッジの「事務局」とのドラマチック……とは程遠い、なんとも不器用な出会いの時のお話です。
「カレッジを作ろう」なんて、まだ1ミリも思っていなかった頃。とある研修で一緒になった人に誘われ、大阪の岸和田市で開催される認知症の研修に向かっていました。人と話すことには慣れかけていたとはいえ、中身はまだバリバリの人見知りです。
初めて来る岸和田の土地で、会場の建物まではすぐにたどり着けましたが、部屋がわからず、建物内を行ったり来たりウロウロと探していました。何度目かのエレベーターに乗ったまさにその時です。
扉が閉まる直前、エレベーターに乗り込んできた私に、先に乗っていた女性が突然、笑顔で元気よく声をかけてきたのです。
「こんにちは!」
……えっ?!誰??? フリーズしました。
「(知らない人だ…)」
「(でも、同じ研修に参加する人なのかなぁ?
だとしたら、挨拶しないと失礼かなぁ?)」
「(それにしても…元気過ぎて…圧が…)」
人見知りと焦っているのが混ざり合った結果、口から出た精一杯の返答は、
「あ、あぁ……どうも」
後になって「すごく不愛想だった」と言われましたが、その時のボクにはその一言で精いっぱいでした。
前回の投稿で、事務局がボクの第一印象を「怖い人、関わらないでおこう」と書いていましたが、その裏側で、ボクはボクで「よぅ知らない人に親しげに声かけられるなぁ」と別の意味で震えていたのです。
でもまぁ、この出会いが今につながるとは…
さて、次回は事務局が「は?」と思っていたのが「ん!?」に変わったと言っていたので、そのあたりの話をしてもらおうと思います。



