
いつもトーヤの森を応援していただき、本当にありがとうございます。今回は少しだけ、僕自身のことを書かせてください。
「渡辺大悟って、どんな人なんだろう」「なぜ今、クラウドファンディングをしているんだろう」
そんなことが、少しでも伝わるきっかけになれば嬉しいです。
僕は、もともと林業の世界にいた人間ではありません。最初から森づくりの専門家だったわけでも、山の仕事を知り尽くしていたわけでもありません。
森を買ったからこそ、森と向き合うことになりました。そこで初めて、林業のこと、森を守ること、整えること、活かしていくことを少しずつ学んできました。
だからこそ今、強く思うことがあります。それは、森は一部の専門家だけのものではなく、林業を知らない人にも開かれていいということです。
僕自身がそうだったように、最初は知らなくて当たり前です。どう関わればいいのか分からない。何が面白いのか、何が大切なのかも見えにくい。でも、森に入ってみると分かることがあります。
木漏れ日が気持ちいいこと。風の音がちゃんと違うこと。四季ごとに景色が変わること。薪になる木にも、空間をつくる木にも、森を守るために手を入れる意味があること。
森は、知識がないと入れない場所ではなくて、本当はもっと、誰にとっても入口があっていい場所なんだと思っています。
トーヤの森でやりたいのは、単に木を切って売ることだけではありません。ただ守って眺めるだけでもありません。
森を育て、活かし、そこに人が滞在し、体験し、学び、また関わりたくなる。そんな循環をつくりたいと思っています。
森づくりの仕事がある。宿泊や滞在がある。自然体験がある。薪や山菜、景観や四季の音といった森の恵みがある。そして、そのすべてがまた森を守り続ける力になっていく。
トーヤの森で目指しているのは、そんな関係です。
今回、クラウドファンディングに挑戦しているのは、もちろん資金が必要だからです。森づくりを続けていくための設備、宿泊や滞在の環境づくり、これから先に必要な整備。理想だけでは前に進めない現実があります。
でも、今回のクラファンは、ただお金を集めるためだけのものではありません。
僕にとっては、この森の考え方に共感してくれる人と出会うための挑戦でもあります。
森づくりは、一人では続きません。手を入れることも、守ることも、活かしていくことも、誰かが気にかけてくれるから続いていく。応援してくれる人がいるから、次の一歩を踏み出せます。
だから、今回のクラファンでつくりたいのは、「支援する人」と「される人」という一方向の関係だけではありません。
少し気になる。なんだか応援したい。いつか行ってみたい。自然の中で過ごしてみたい。林業は詳しくないけれど、こういう森との関わり方はいいなと思う。
そんな、入りやすい関係をつくりたいと思っています。
大きな支援じゃなくても大丈夫です。シェアしていただくことも、言葉を届けていただくことも、気にかけていただくことも、全部この森の力になります。
トーヤの森は、まだ完成された場所ではありません。むしろこれから、関わってくれる人たちと一緒に育っていく場所だと思っています。
僕は林業を知らなかったからこそ、林業を知らない人に寄り添った森の楽しみ方や関わり方を伝えていきたい。最初の一歩が分からない人にも、森の入口をひらいていきたい。
森の中でごはんを食べること。火を囲むこと。景色を感じること。木を知ること。少しだけ手を入れてみること。また来たいと思うこと。
そんな小さなきっかけの積み重ねが、森と人との関係を変えていくと信じています。
今このタイミングでクラウドファンディングをしているのは、設備資金を集めるためでもあり、この森の未来を一緒に育ててくれる仲間に出会いたいからでもあります。
もし少しでも共感していただけたら、ご支援、シェア、応援の言葉で力を貸していただけたら嬉しいです。
トーヤの森を、一部の人だけのものではなく、関わる人みんなで少しずつ育てていける場所にしていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
渡辺大悟



