
いつもトーヤの森を応援していただき、本当にありがとうございます。
今回は、クラウドファンディングでご支援をお願いしている理由を、あらためて現実的な視点でお伝えしたいと思います。
トーヤの森には、すでに森そのものの魅力があります。
四季の景色があり、薪や山菜などの恵みがあり、滞在することで初めて感じられる時間の豊かさがあります。
ただ、その一方で、人を安心して迎え入れるための設備は、まだ十分に整っていません。
森があることと、そこに人を受け入れられることは、同じではありません。
実際に宿泊や滞在、体験の場として育てていくには、
電気工事、上水道、浄化槽設備、トイレ、そして宿泊管理棟として活用するトレーラーハウスといった、最低限のインフラが必要になります。
これは、見た目が華やかな投資ではありません。
SNSで目を引くような設備でもないかもしれません。
でも、現実にはこうした土台がなければ、継続的に人を迎えることはできません。
たとえば、滞在中に安心して使える水回りがあること。
衛生面を守れること。
管理の拠点があること。
天候や季節の変化の中でも、無理なく運営できること。
こうした条件がそろってはじめて、森での滞在時間そのものに価値が生まれると考えています。
トーヤの森で目指しているのは、豪華な施設をつくることではありません。
自然の良さを残しながら、最低限必要な受け入れ環境を整えることです。
森の中で過ごす時間は、短時間ではなかなか伝わりません。
少し滞在するからこそ、景色や音、空気、季節の変化、森の恵みの豊かさが見えてきます。
一方で、滞在時間が長くなるほど、運営側にはより現実的な責任が生まれます。
安全面、衛生面、管理面を曖昧にしたままでは続けられません。
だからこそ今、必要なのは「いつか形にしたい理想」ではなく、
この場所を現実に運営していくための基盤整備だと考えています。
僕自身、もともと林業の専門家としてこの森に入ったわけではありません。
森を持ったことで、森の魅力だけでなく、維持していく大変さや、受け入れ環境を整える難しさも学んできました。
森は、ただ持っているだけでは活きません。
人が関わり、手を入れ、使い方を考え、無理なく続けられる形をつくっていく必要があります。
今回のクラウドファンディングは、そうした現実的な課題に向き合うための挑戦です。
派手な夢を語るためというより、
この森をきちんと続けていくために必要なことを、一つずつ整えるための資金です。
電気、水、浄化槽、トイレ、管理棟。
どれも目立つものではありません。
ですが、こうした設備があってこそ、森の滞在や体験は無理のない形で続けていけます。
トーヤの森を、思いつきで終わる場所ではなく、
少しずつでも着実に育っていく場所にしたいと思っています。
そのために今、まず必要なのが、足元の環境を整えることです。
ご支援はもちろん、
この取り組みを知っていただくこと、
周りの方に伝えていただくことも大きな力になります。
理想を語る前に、まず現実を整える。
その一歩として、今回のクラウドファンディングに取り組んでいます。
応援していただけましたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
渡辺大悟



