
1. 甲府で『HAUS KETTE』体験会を開催しました
4月23日、山梨県立図書館の交流ルームにて、空き家再生からつながるまちづくりボードゲーム 『HAUS KETTE』 の体験会を開催しました。当日は10名の方にご参加いただき、4人ずつの2卓に分かれてゲームをプレイしました。
世田谷体験会では3人プレイの難易度が少し高そうだという手応えがあったため、今回は4人プレイを基本に進行。溢れてしまった運営の知人2名には、記録や取材対応を手伝っていただきました。ありがたい限りです。参加してくださったのは、甲府市役所の空き家対策課の方、建築士、防災士、ファシリテーター、大学の先生、ボランティアセンターの方、学生団体の方、大学生、実家が空き家になりそうな方、アナログゲームが好きな方など、本当に多様な皆さんでした。さらに、森林保全をテーマにしたカードゲーム「モリトミライ」のファシリテーターの方も参加してくださり、ゲームを通じて地域課題を考える場として、とても濃い時間になりました。

2. 2卓ともクリア! 最終ターンの奇跡に会場が沸きました
今回の甲府体験会では、なんと 2卓ともクリア という結果になりました。特に印象的だったのは、男性3名・女性1名のテーブル。
ラウンド5の最終ターン、もう無理かもしれないというギリギリの状況から、まさかまさかの奇跡の逆転クリア!テーブルを囲んで見守っていた人たちも、思わず拍手が湧き上がるような展開でした。
協力ゲームならではの「みんなで考えて、最後に届いた」という達成感が、会場全体に広がった瞬間でした。参加した大学生からは、こんな感想もいただきました。「正直やばいな、成功できないかなと思ったが、なんとか4人で力を合わせて、成功まで持っていくことができました。このゲームを通じて、空き家やまちづくりに関する理解を深めることができた」また、今回は思いがけない出来事もありました。
少し前にローカル新聞に掲載された、ゲーム完成と体験会開催のお知らせを見て、地元テレビ局の方がアポなしで取材に来てくださったのです。ゲームの物撮りやプレイ風景の撮影が行われ、こちらとしても普段なかなか見ることのない取材現場に興味津々。
思わず、取材班をこちらが密着取材してしまうような時間にもなりました。笑その後、体験会の様子は 日テレNEWS NNN でも紹介していただきました。
ゲームの雰囲気や、当日の会場の様子も伝わる内容になっていますので、ぜひこちらもご覧ください。日テレNEWS NNN 掲載記事はこちら両テーブルとも、日頃から人前で話すことに慣れている社交的な方がいたこともあり、比較的早い段階から初対面同士の会話が弾んでいました。若い世代を引っ張ろうとする年配の方。
ルールに慣れない年配の方に、フランクに話しかけながらサポートする大学生。
世代や立場を超えて、自然に助け合いながら進んでいく雰囲気がとても和やかでした。一方で、会話が盛り上がるほど長考の時間も増えました。
18時30分に開始し、終了したのは閉館ギリギリの20時45分。
じっくり考える時間はこのゲームの大切な魅力ですが、体験会としては、テーブルファシリテーターがうまく時間を調整できるような進行設計も必要だと感じました。ここは、今後さらに改善していきたいポイントです。

3. 甲府だからこそ生まれた没入感
『HAUS KETTE』の舞台は架空のまちKOFUですが、カードの中には、甲府や山梨で暮らす方にとって親近感のある要素も多く含まれています。詳細はネタバレになってしまうのでここでは書けませんが、甲府らしさを感じるカードが出てくるたびに、「そうそう、これね〜」といった声が上がり、参加者の皆さんがぐっとゲームの世界に入り込んでいく様子が印象的でした。やはり、地域課題を扱うゲームは、遊ぶ場所や参加者の暮らしと重なる瞬間に、一気に没入感が高まるのだと思います。一方で、「海に近い地域で遊ぶなら、海寄りのカードもほしい」というリクエストもいただきました。
これは、いずれぜひ取り組みたい点です。初版の『HAUS KETTE』は、特に山のあるエリアや、地方都市・中山間地域に近い感覚を持つ方には、とてもおすすめできる内容になっていると感じています。
山のある暮らしや、地方のまちで起こりうる空き家の課題を、ゲームを通じて疑似体験していただけるかもしれません。甲府体験会では、ゲームとしての面白さだけでなく、地域の文脈と重なったときに生まれる対話の可能性を強く感じました。ご参加くださった皆さま、山梨県立図書館での開催に関わってくださった皆さま、そして記録や取材対応を手伝ってくださった皆さま、本当にありがとうございました。この体験を、さらに多くの地域へ届けていけるよう、引き続き取り組んでいきます。
ルール動画・デジタルルールブックも公開しています
『HAUS KETTE』に興味を持ってくださった方向けに、ルール動画やデジタルルールブックも公開しています。「どんなゲームなのか、もう少し詳しく知りたい」
「遊び方を事前に確認しておきたい」
「支援前にルールや雰囲気を見てみたい」という方は、ぜひ以下のリンクからご覧ください。イエカラ HAUS KETTE プロジェクトページクラウドファンディングを通じてお届けするゲームを、ご自宅や職場、地域の仲間と一緒に遊んでいただき、空き家やまちの未来について話すきっかけにしてもらえたら嬉しいです。



