
YOHAKU食堂のクラウドファンディングを応援してくださっている皆さん、本当にありがとうございます。
今日は、YOHAKU食堂を始めようとしている「場所」について、少し書きたいと思います。
僕たちがYOHAKU食堂を立ち上げようとしている場所は、以前「キッチン青葉」さんがあった場所です。
キッチン青葉さんは、この場所で約40年、地域の方々に愛されてきたお店でした。
田村の方と話していると、
「あそこ、よく行ってたんだよ」
「キッチン青葉さん、居心地が良かったんだよね」
「なくなった時、寂しかった」
そんな声を聞くことがあります。
先日も、ある方とお話しする中で、キッチン青葉さんのことを本当に大切に思っていた方がいるんだと、改めて感じる時間がありました。
その時に思いました。
僕たちは、ただ空いている物件を借りて、新しいお店を始めるわけではないのだと。
そこには、40年という時間があります。ごはんを食べた時間。誰かと話した時間。仕事の合間にほっとした時間。家族や友人と過ごした時間。一人でふらっと立ち寄れた安心感。
そういう記憶が、この場所には残っているのだと思います。
もちろん、僕たちはキッチン青葉さんと同じことをするわけではありません。
同じ味を出すこともできません。同じ空気をそのまま再現することもできません。それは、キッチン青葉さんを40年続けてこられた方々にしかできないことだと思っています。
だからこそ、簡単に「受け継ぎます」とは言えません。
でも、この場所にあった温かさや、地域の方々が大切にしてきた想いには、きちんと敬意を持ちたいです。
そして、その想いを、今の田村で、次の形につなげていきたいと思っています。
本来であれば、工事が終わって、厨房が整って、きちんと準備ができてから、
「YOHAKU食堂ができました」
とお披露目するのが普通なのかもしれません。
でも、今回クラウドファンディングの最終日にあわせて、明日一日だけ、この場所を開けることにしました。

まだ完成した食堂ではありません。
内装もこれからですし、正式なオープンでもありません。
でも、40年愛されてきたキッチン青葉さんの場所を、もう一度みなさんに見てもらいたい。
この場所にあった空気や、ここからまた始まっていく時間を、少しでも感じてもらいたい。
そう思い、明日一日だけ「場開き」をします。完成してから来てください、ではなく、この場所がもう一度動き出す前の時間を、一緒に見てもらいたい。
そして、YOHAKU食堂がここからどんな場所になっていくのかを、少しでも感じてもらえたら嬉しいです。
YOHAKU食堂も、まずはちゃんと食堂です。
ごはんをつくる。人を迎える。席に座ってもらう。料理を出す。食べてもらう。「おいしかった」と言ってもらえるように、日々積み重ねていく。
そこがなければ、僕たちが言っている「声」や「挑戦」も始まらないと思っています。
料理長のけんちがつくる料理を食べてもらいたい。
田村の方にも、外から来る方にも、まずはYOHAKU食堂のごはんを味わってもらいたい。そして、ごはんを囲む中で、少し話が生まれる。誰かに会う。「最近どうですか」と聞かれる。「実はこういうことをやってみたいんだよね」と、ぽろっと声が出る。
そんな場所をつくっていきたいです。
キッチン青葉さんが、長い時間をかけて地域の方々に愛されてきたように、YOHAKU食堂も、すぐに何かを成し遂げられるとは思っていません。
一つひとつ、泥臭く積み重ねていくしかないと思っています。
僕自身は料理人ではありません。
だからこそ、料理長のけんちを支えながら、できることは何でもやります。
この場所を大切に思ってきた方々に失礼のないように、頭を下げながら、少しずつ育てていきたいです。
40年愛されてきた場所。
その記憶をなかったことにせず、でも過去をそのまま真似するのでもなく、今の田村に必要な食堂として、新しく開いていきたい。
キッチン青葉さんがあったこの場所で、また人が集まり、ごはんを食べ、話し、ほっとできる時間をつくります。そして、その食卓から、誰かの小さな声や「やってみたい」が生まれ、誰かにつながり、少しずつ地域の中で動き出していく。
そんな流れを、YOHAKU食堂で育てていきたいと思っています。
この場所にあった記憶と、地域の方々が大切にしてきた想いを大切にしながら、YOHAKU食堂を立ち上げます。
そして明日、少しでもお時間がある方は、ぜひこの場所を見に来てください。
完成前のYOHAKU食堂ですが、この場所がもう一度動き出す最初の空気を、一緒に感じてもらえたら嬉しいです。
最後まで、応援よろしくお願いいたします。



