このプロジェクトでは、AIに判断を任せることを目的にしていません。
現場で動いていると、同じルートでも毎日状況が変わります。
天候、道路状況、荷物の条件、そしてドライバーそれぞれの経験。
その中で行っている判断は、一つ一つに理由があります。
でも今の物流の構造では、その理由は残りません。
結論だけが結果として消費され、経験や思考は個人の中で完結してしまいます。
それでは、次の人に引き継ぐことができません。
もしAIが結論だけを出す形になれば、この構造はさらに強くなります。
だからこのプロジェクトでは、判断を自動化することではなく、
「なぜその判断をしたのか」
を整理し、言語化し、次につながる形で残すことを目的にしています。
主役はAIではなく、現場です。
AIは判断を置き換えるものではなく、現場の人間の判断を支える道具として設計します。
荷待ちの時間や移動の合間に何度も考えてきたこの構想は、
現場が無理をしないと回らない前提を変えるためのものです。
派手な仕組みではありません。
小さく検証し、記録として残し、次につなげていきます。
引き続き、この構想が現場で形になっていく過程を記録として残していきます。
見守っていただけたら嬉しいです。



