10月に、ゆいツールがロンボク島でテントを提供した学校の様子を確認しました。
くわしくはこちら⇒ゆいツールブログ(10月25日付け)
第2弾で発注した11テントは、今月末にロンボク島到着の予定です。
途中でトラブルがあったようで、到着が大幅に遅れました。
まあしかし、インドネシアというのはそういう国です。
地震から2か月以上が経ち、思った以上に現地では復興が進んでいました。
仮設教室が建てられた学校、あちこちから提供されたテントを張っている学校。
それでも、テントを必要としている学校はまだあります。
合計21テントをどの学校に配布したか、最終のリストを作成中です。(近日中にホームページの情報を差し替えます)
また、西ロンボクの2つの学校(グヌンサリ地区グントゥール・マチャン村の幼児学校と、ナルマダ地区セラ村のイスラム学校)については、テントではなく仮校舎の材料の一部を提供することとしました。それから、中部ロンボク北バトゥクリアン地区マスマス村の新村長ハビブさんには、学校支援用にブルーシートを12枚提供しました。
それから、東ロンボクスンバルン地区を訪問した際に、ペットボトルの水段ボール13個分を購入しました。
今回困ったのは、知り合いに「学校の教材・備品を支援してほしい」と言われ、うっかり地震災害にあった学校の話だと思って聞いていたら、もともと貧しいイスラム学校への支援の話でした。「この支援金は、地震で被害にあった子供たちを助けるために集めたもので、その他の目的では使えない」と何度説明しても「助けてほしい。お金があるのになぜ助けられないのか」と言われました。
これもまた、ザ・インドネシアです。
他にも、仮モスク用にブルーシートを、困っている住民に支援を、とあちこちから声がかかりましたが、その度に支援の主旨を説明しました。
インドネシアは、そしてロンボク島は住民の大半がイスラム教徒です。そのため、イスラム関係の国内外の組織から多くの支援が入っていました。それについては、予想していたことでした。その一方で、そういった団体も末端まで支援を行きわたらせることはできないのかな、と感じました。
あまりにも多くのモスクが、学校が、住宅が被害にあいました。
今年は雨季の訪れが遅いため水不足ではあるものの、テントや仮設住宅が水びたしになる期間が短くなっています。住宅の再建がどこまで進むか、とても気になるところです。
また、提供したテントの中で子供たちが安心して勉強できるかどうかも気になります。
12月にまた現地を訪れて、確認したいと思っています。
NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)
代表 山本かおり