農業に必要な電力を、木炭蓄電器でまかなうプロジェクトの第一歩として、ビニールハウスを建て始めました。必要な電力は、ビニールの巻き上げ(窓の開閉)、水やり(散水機)、電動ファン(ハウス内の空調)の3つになります。ハウスは3.6m×5.4mという小型サイズですが、ここでスイカの栽培をしたいと考えています。





現在の支援総額
933,000円
目標金額は3,000,000円
支援者数
49人
募集終了まで残り
終了
このプロジェクトは、2026/03/18に募集を開始し、 49人の支援により 933,000円の資金を集め、 2026/04/30に募集を終了しました
農業に必要な電力を、木炭蓄電器でまかなうプロジェクトの第一歩として、ビニールハウスを建て始めました。必要な電力は、ビニールの巻き上げ(窓の開閉)、水やり(散水機)、電動ファン(ハウス内の空調)の3つになります。ハウスは3.6m×5.4mという小型サイズですが、ここでスイカの栽培をしたいと考えています。
松江高専の先生たちにアプローチをする中で、自分達にできることとして木炭蓄電器をアフリカの非電化地域に持ち込んで実験できますとアピールしたことがあった。当時、タンザニアの農村部で事業を行っており、電気がない学校向けのワークショップやソーラー発電システムの設置を行っていたので、そこでとても有益だと考えたのがきっかけだった。5Vの照明を点灯できる木炭蓄電器とチャージコントローラーを用意してもらったのだが、重量としては10キロくらいあるのでなかなか重い。しかし、アフリカに行くときの手荷物は当時23Kg×2つまでは大丈夫だったので、キャリーケース1つにこのキットを詰めてハンドキャリーで持っていくことにした。そう、この時点では自分は知らなかったのである。「炭は可燃性物質に分類され、航空機内への持ち込みが禁止されている危険物に該当します。国際線において機内持ち込み・預け入れ(チェックインカウンター)ともに不可です。」もう引き受けてしまい現物も手元にあり、来週には現地に行かないといけないという状況でこのことを知り、EMSで送ろうとするも「炭(木炭・活性炭)は、国際郵便(EMS)において、自然発火する危険性がある「自然発火性物質」に該当するため、通常は送れません。」とのこと。。八方ふさがりだったが、一縷の望みが「 炭の危険性評価証明書を提示し、非危険物として認められた場合は貨物として輸送可能な場合もあります。」という一文。要は危険物じゃないですと言えればいいということで、松江高専の先生に頼んで木炭蓄電器に関する英語の論文を共有してもらい、これをもとに木炭蓄電器が危険物じゃないと証明書を発行することに。さて、当日。ドキドキしながらエチオピア航空(当時一番安くタンザニアに行けた航空便)でチェックイン、何か言われるかなと思っていたが特に何も言われずすんなり手荷物を預け搭乗。中東を経由して20時間後には無事にタンザニアへ。さて、現地の通関。強面の職員に呼び止められ、中身を確認。そのまま別室へ・・・最初の一言「What is this ?」 そりゃそーだよね、ガムテープでぐるぐる巻きになっている箱の中に、赤と青の銅線が何本も見えている物体。初めて見た人からすれば、下手すりゃ爆弾に見えてもおかしくないでしょう。英語の論文を片手に、これは炭からできていて、電気を貯められること。水溶液に浸っていて濡れているし発火の危険性もないこと。分解しても本当にただの炭なんだ!ということを丁寧に説明。ここで破棄なんかされたら困るから、本当に慎重に説明をして、、、最後は特に関税も掛からず持ち運ぶことができました。もう3年前の話ですが、今でもあの時の緊張感は覚えています。
この活動を始めようと思った最初のきっかけは、地元で急速に広がった「ナラ枯れ」という現象でした。文字通り、ナラの木が枯れてしまうということなのですが、この原因はカシノナガキクイムシ(カシナガ)と呼ばれる虫がナラの木に穴を開け、それが原因で木が枯れてしまい倒木するということが頻発していました。京都でナラ枯れを研究されている小林正秀さんという方の出会いもあり、様々な助言をいただきながら何かできることがないかと始めたのが、ナラ枯れ材を木炭にして活用するということでした。最初は木炭のまま、地域のキャンプ場でBBQ用に炭を提供するなど考えていたのですが、もっと根本的なエネルギーとしての活用ができないかと探っていた時に見つけたのが、松瀬高専の先生たちが研究していた木炭蓄電器でした。その時の話をTBSの報道特集に取り上げてもらったのが下記のリンクです。https://www.youtube.com/watch?v=ONQl6GdUT94&t=1023s
「水蒸気を満たした状態で850℃以上の温度を維持し90分焼き続ける」水蒸気賦活処理。この温度帯をちゃんと維持できているかを確認する方法として、陶芸家の方々が使うゼーゲルコーンというものを使っています。(上の写真の物体です)ドイツのゼーゲルさんという方が150年ほど前に考案したもので、アルミナ質、粘土質、けい石質、マグネシア質、けい酸マグネシウム質、クロム質、ジルコン質などの原料を調合して、何度になったら倒れるというのを設定する三角錐のものになります。茶色い土台は1回目の賦活処理に使ったもので、それぞれ835℃と855℃になります。この温度を超えると倒れるのですが、855℃が倒れていないので比較的温度帯が低かったことを示しています。(結果的に、出来上がった活性炭の性能はイマイチでした)もう1つは2回目の賦活処理のもので、見事に両方とも倒れています。(こちらは良い性能の活性炭が作れました)このようなものを使って、なるべく質の良い活性炭を作るようにしています。もちろん陶芸家さんに出会えたからこそ知ったもので、40年の人生でゼーゲルコーンの名前を聞くのも初めてでした。まだまだ新しい賦活の方法もあるかもしれませんので、色々な実験をしていきたいです!