感情を学び、表現できる。
子どもたちが未来をひらく力を育てたい。

このプロジェクトは、
思春期の子どもたちが自分の感情を理解し、
安心して表現できる力を育てることを目的にしています。
児童精神科医として、
この時期に感情と向き合う経験は、
その後の人生に大きな影響を与えると感じています。
この取り組みを、より多くの子どもたちに届けたいと考えています。
プロジェクト監修
児童精神科医 蟹江 絢子(かにえあやこ)
あじさいクリニック 院長
国立精神・神経医療研究センター 認知行動療法センター 客員研究員
子どものこころ専門医
日本児童青年精神医学会認定医
思春期のメンタルヘルスの不調が増加
感情を出さない社会に変わろうとしている現在
近年、思春期の子どもたちのメンタルヘルスの不調が増えていると言われています。学校生活や人間関係のストレス、不安を感じやすい子どもが増えているという指摘も多く見られます。
福岡大学永光研究室の調査(13-18歳、22,419人対象)によると、 日本の中高生の約4人に1人が、過去1年で「死にたい」という気持ちを感じたことがあると報告しています。
出典:Nagamitsu et al., (2020)
Prevalence and associated factors of suicidality in Japanese adolescents.BMC Pediatr.

その一方で、社会全体も少しずつ変化しています。
近年の調査では、「あえて自分の感情を出さないようにしている」と答える人が半数を超え、「感情を表に出さないこと」が大人の振る舞いとして広がっているとも言われています。
博報堂生活総合研究所のデータより
https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/121534/
博報堂生活総合研究所のデータより
https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/121534
さらに、世界の思春期の子ども約23万人を対象にした調査では、「親が話を聞いてくれる」と答えた子どもは5〜7割程度という結果が報告されています。
つまり、3〜5割ほどの子どもは、自分の話を十分に聞いてもらえていないと感じています。
Inchley, J., et al.(2020).
Spotlight on adolescent health and well-being: Findings from the 2017/2018 health Behaviour in WHO Regional Office for Europe.
もちろん、感情をコントロールすることは大切です。
しかし、感情の役割を知らないまま抑え続けてしまうと、自分の気持ちが分からなくなったり、人との関係に悩んだりすることもあります。
だからこそ、子どもの頃から感情を理解し、表現する力を育てる学びが必要だと、私たちは考えています。
そこで私たちは、感情を理解し、
安心して表現する力を育てるためのプログラムを開発しました。
心理学 × 演劇メソッド
感情を理解し、表現する力を育てる
感情教育プログラム「PLAYTALK(プレイトーク)」
私たちは、心理学と演劇メソッドを組み合わせた体験型の感情教育プログラム「PLAYTALK(プレイトーク)」を開発しました。


PLAYTALKでは、感情の役割を学びながら、演劇のワークを通して「気持ちを表現する体験」を重ねていきます。
声の出し方や表情、身体の動きを使ったワークを通して、自分の気持ちに気づくこと、そしてそれを相手に伝えることを、楽しみながら学んでいきます。
感情を理解し、表現できるようになることは、自分らしさを見つけることにも、人との関係を築くことにもつながります。



PLAYTALKは、
子どもたちが感情と向き合い、
自分の未来をひらく力を育てるためのプログラムです。
なぜ、演劇?
頭でわかってもできない、
やってみて実感することが大切だから。
もし好きなものを見つけたとして、それを「好きだ」と表現できますか?
頭でわかっていても、声や表情、仕草で自分の感情を表現できなければ、相手にはなかなか伝わりません。
だからこそPLAYTALKでは、実際にやってみて納得する体験を大切にしています。そのために取り入れているのが、「演劇のメソッド」です。
プログラム開発・コーチ
演出家/脚本家/俳優 松森 謙治(まつもり けんじ)


声の高さ、話すスピード、表情、身振りや仕草。
それらを使って、さまざまな感情を自分の体で表現してみます。

ワークショップでは、楽しみながら体を動かし、表現してみる。その体験の中で、感情を理解し表現する力が少しずつ育っていきます。
公立の小学校・中学校でも実施され、
延べ200名以上の子どもたちが参加、
毎回9割を超える満足度
PLAYTALKはこれまでに、公立の小学校・中学校を含む学校現場やワークショップで実施されてきました。
2025年には、子ども向け・親子向けのプログラムを合わせて10回以上開催。参加した子どもたちや保護者からは、毎回9割を超える満足度をいただいています。


ワークの中では、最初は恥ずかしそうにしていた子どもが少しずつ声を出し、表情や身体を使って自分の気持ちを表現できるようになる姿も見られました。


こうした体験を、これからさらに多くの学校や地域に届けていきたいと考えています。
思春期は、感情を理解する力を育てる大切な時期
― 児童精神科医の視点から ―
プログラム設計・監修医師
児童精神科医 蟹江 絢子(かにえ あやこ)

中学生・高校生は、自分とは何かを考え始める大切な時期です。同時に、人間関係の複雑さや進路への不安に直面し、感情が大きく揺れ動く時期でもあります。私は児童精神科医として、この時期こそ自分の感情を理解する力を育てる重要なタイミングだと感じています。
自分の感情や価値観を理解できていると、自分の選択に納得感を持ちやすくなります。悩みがなくなるわけではありませんが、自分の気持ちを整理し、言葉にできることは、心の安定につながる力になります。
だからこそ私は、感情と向き合い、自分らしく表現する場が必要だと考えています。感情を学ぶことは、将来を選ぶ力を育てることでもあるのです。
応援メッセージ


感情教育ワークショップ「PLAYTALK」の
全国キャラバンをスタート!
感情教育ワークショップ「PLAYTALK」を全国に届けるため、全国キャラバンをスタートします。
キャラバンの開催地域や回数は、クラウドファンディングの支援額によって決まります。支援が集まるほど、より多くの地域でワークショップを開催することができます。
集まった資金をもとに、順次全国で開催していく予定です。もしかすると、あなたの街にもPLAYTALKがやってくるかもしれません。
プロジェクトスケジュール
本プロジェクトは、クラウドファンディング終了後、順次準備を進めながらPLAYTALK全国キャラバンをスタートしていきます。
2026年5月
クラウドファンディングスタート
2026年6月末
クラウドファンディング終了
2026年7月
開催場所の選定・準備
開催希望地域との調整・ワークショップ準備
2026年8月以降から順次実施
PLAYTALK全国キャラバン開始
資金の使い道
本プロジェクトで集まった資金は、PLAYTALK全国キャラバンの開催・運営費として大切に使用させていただきます。主な使い道は以下の通りです。
・開催費
ワークショップ当日のスタッフ人件費、講師費など\
・運営費
企画・準備・開催調整などプロジェクト運営に関わる費用
・広報費
ワークショップ開催に関する宣伝広告、告知制作など
・実施経費
交通費、宿泊費、プログラムに使用する物品購入費
できるだけ多くの地域でワークショップを開催できるよう活用させていただきます。
実施後の活動報告について
ワークショップを実施した後は、活動報告として実施レポートを発信していきます。
開催の様子や子どもたちの感想、アンケート結果などをまとめ、支援してくださった皆さまにもお届けしていく予定です。PLAYTALK全国キャラバンがどのように広がっていくのか、その過程も含めて共有していきたいと考えています。
最後に —
子どもたちに、感情を学ぶ機会を。
感情は、誰もが毎日感じているものです。しかし、その扱い方を教わる機会はほとんどありません。私たちは、感情を押さえつけるのではなく、理解し、表現し、活かしていく力を育てたいと考えています。
うまく言えない子どもが、少しだけ言葉にできるようになること。つい怒ってしまう子どもが、一度立ち止まれるようになること。その小さな変化が、きっとその先の人生を支える力になります。
子どもたちに、感情を学ぶ機会を。
どうかこの第一歩を、一緒に踏み出していただけたら嬉しいです。
最新の活動報告
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「自分の『好き』を言葉にする」が、仲間を巻き込む力に変わる。
2026/05/19 09:01私たちが目指す感情教育は、自分の殻に閉じこもるためのものではありません。むしろ、自分の内側にある感情や「好き」をしっかりと言語化し、そこから「他者とつながり、未来を創っていく」ための開かれた力です。自分の軸(何が好きで、何にワクワクするのか)がハッキリしている子どもは、自分の言葉でそれを周りに伝えることができます。「僕はこれがやりたい!」 「私はこれが面白いと思う!」その真っ直ぐな言葉とエネルギーは、周囲の人を惹きつけ、巻き込む力を持っています。たとえ途中で意見がぶつかっても、自分の感情を大切にできている子は、相手の感情や「好き」も同じように尊重することができます。自分の軸を持ちながら、他者と対話し、新しい価値を一緒に生み出していく。PLAYTALKが引き出したいのは、そんなこれからの時代を生きる子どもたちの「未来を創る力」です。誰かに用意されたレールを進むのではなく、自分の「ワクワク」をコンパスにして、仲間と共に歩き出す子どもたちを、私たちは増やしていきます。 もっと見る
PLAYTALKは、「安心して失敗できる」場所。
2026/05/18 08:46クラウドファンディング6日目。連日の温かいご支援、そして「お気に入り登録」での応援、本当にありがとうございます!現代の子どもたちを取り巻く背景として「失敗できない空気」があるとお話ししました。今日は、そんな社会の中で、なぜPLAYTALKがシチュエーションの中で演じてみる「ロールプレイ」というアプローチにこだわっているのか、その理由をお伝えします。今の社会を生きる子どもたちは、大人が思う以上に「間違えたくない」「失敗して変な空気にしたらどうしよう」というプレッシャーを抱えています。だからこそ、PLAYTALKの現場では、カチッとしたお芝居をするのではなく、日常によくあるような「シチュエーション(場面)」を設定して、その中で演じてみるという安心な枠組みを用意します。そこは、「安心して失敗を練習していい場所」です。例えば、PLAYTALKではこんなワークを行っています。 「困っている友達に寄り添うためにどんな言葉をかけられるか、どんな行動が取れるだろうか」を自分で考えて、実際にそのシチュエーションの中で相手に言葉をかけてみる。そのあと、相手から『そのとき、どう感じたか』のフィードバックをもらい、それを踏まえてまた別の言葉を試してみる。もし自分の選んだ言葉が相手にうまく届かなくても、それは設定されたシチュエーションの中でのこと。 「今の言い方だと、少し突き放されたように感じたかも」という相手の本音のフィードバックを受け取ったら、「じゃあ、次は違う言い方で試してみよう!」と、何度でもやり直すことができます。「ここでは失敗しても大丈夫なんだ」という100%の安心感があるからこそ、子どもたちの中に「もっと試してみたい」というエネルギーが湧いてきます。そして、「こう伝えれば、相手と心が繋がるんだ」という気づきや発見を繰り返すうちに、子どもたちの中で「失敗は怖いものではなく、自分を成長させてくれる大切な経験なんだ」という変化が生まれていきます。失敗を恐れて周りの空気に合わせるのではなく、安心できる場の中で「試行錯誤と対話の経験」を積み重ねること。このシチュエーションの中で重ねた小さな一歩こそが、現実の世界で「自分の軸」を持って、自分らしい未来を創り出していくための、確かな自信(心の根っこ)へと変わっていくのです。PLAYTALKは、子どもたちが安心して試行錯誤し、他者と深く繋がる力を育む場を、皆さんと一緒に日本中に届けていきたいと考えています。引き続き、応援よろしくお願いいたします! もっと見る
子どものこころを守ることは、未来の社会を守ること。
2026/05/16 15:21最近、子どもたちと関わっていると、「たしかに、生きづらいだろうな」と感じる場面が増えています。実際、日本では、 不登校の増加 発達障害支援ニーズの増加 児童虐待の増加 若年層の自殺増加 など、子どものメンタルヘルスに関する問題が急速に深刻化しています。不登校は過去最多。 小中高生の自殺者数も過去最多となりました。そしてその背景には、 比較され続ける社会 SNSによるプレッシャー 「みんなと同じ」であることへの圧力 失敗できない空気 孤立 大人の余裕のなさ など、社会全体の問題があります。だから私たちは、PLAYTALKを通して、「うまくやる力」だけではなく、「自分の気持ちに気づく力」 「助けてと言える力」 「自分の言葉で話せる力」を育てていきたいと思っています。PLAYTALKで大切にしているのは、「本当はどう感じてる?」 「どうしたい?」 「何が好き?」 「何が嫌だった?」そんな、“その子の内側”にある感情や感覚を、一緒に見つけていくことです。今の社会では、「いい子」でいることが上手な子ほど、自分の苦しさを後回しにしてしまうことがあります。だからこそ、「困ったときに頼っていい」 「失敗してもいい」 「弱音を吐いてもいい」という経験が、とても大切なのだと思います。PLAYTALKは、子どもたちを“変える”場所ではありません。自分の気持ちに気づき、 自分の言葉で話し、 誰かとつながりながら、「自分はどう生きたいか」を考えられる場所、それをロールプレイを通して練習する場をつくりたいと思っています。子どものこころを守ることは、未来の社会を守ること。そしてそれは、家庭だけでも、学校だけでもなく、社会全体で取り組んでいくテーマなのだと思います。 もっと見る






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