
皆様こんにちは!紀宝町ウミガメ公園です。
本日の紀宝町は雨です。特にバックヤードは湿気でじめじめしています。
湿気が好きなインドホシガメは上機嫌で歩き回っています。
さて、今日は「アカウミガメ」を紹介させていただきます。
アカウミガメはウミガメの仲間で唯一温帯の水域で産卵を行う種類なんです。
他のウミガメは亜熱帯・熱帯のより暖かい海で産卵しますが、アカウミガメは日本をはじめとする温帯でも産卵を行います。
本州でもここ紀伊半島をはじめとして伊豆や千葉県でも産卵があるほか、四国だったり、屋久島・宮崎県などの暖かい島でも産卵します。
このように、日本各地の海岸で産卵を行うアカウミガメ。アカウミガメ界では、日本語は人間界よりもグローバルに伝わりそうです。
昨日お話した、「脂肪の色が緑なのでアオウミガメ」。皆様覚えていますでしょうか。
ここで勘の良いかたは、「アカウミガメは脂肪が赤なんだ!」と推理されるでしょう。
残念。アカウミガメの「アカ」は体が赤みがかっていることからきています。かの有名な国家錬金術師である、ショウ・タッカーの眼鏡もずり落ちてしまいますね。
そんなかなり安直な?名前を付けられたアカウミガメですが、体色よりも大きな特徴は頭の大きさです。
アカウミガメは頭がかなり大きく、首も短いです。甲羅も相まって、ヒレが生えた雪だるまと言われることもあるとかないとかないとか。
頭が大きい理由は、カニなどの甲殻類や貝類をばりばり食べるために、顎の筋肉や骨格が発達しているからです。
英名には「頭でっかちな」を意味する「Laggerhead」が入っていますし、学名も「頭の大きなカメ」という意味の「carettochelys」がもとになっています。
確かにこの流れでいうと和名が「デカアタマウミガメ」だの、「ニトウシンウミガメ」だの、現代にはそぐわない名前になってしまいますので、当時の名づけをした方は英断かと思います。
淡水に生息するカメで「オオアタマガメ」というグループがありますが、今回は話がややこしくなるので割愛します。
とくに幼体の時はその頭でっかちなフォルムがより幼さを演出し、人をメロメロにさせます。
ウミガメ公園のアカウミガメたちも今年で4歳のまだまだ赤ちゃんです。
近付くと全速力で泳いでくるのが本当に愛しいです。日本語は未履修なので、「ごはんないよー」といっても口を開けて待っています。
本日はそんなお口を開けて待っているアカウミガメです。
可愛いからと言って手を出すと、貴重な動物性タンパク質として摂取されてしまうのでご注意下さい。
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