
皆様こんにちは!紀宝町ウミガメ公園です。
本日の紀宝町は曇りです。昨日の雨の湿気が残っていて、少しじめじめしています。
さて、今日は「タイマイ」を紹介させていただきます。
ウミガメの中で唯一名前に「ウミガメ」が付いていないのはこのタイマイと、スッポンの仲間だけです。
スッポンは甲羅などが通常のカメとは異なるので別の名前が付くのは納得ですが、タイマイが仲間外れにされているのはなかなか不思議です。
このカメの甲羅は茶色と黒のマーブル模様がとても美しく、べっ甲細工として長く愛されてきました。
中国ではべっ甲細工になるタイマイの甲羅を「玳瑁(たいまい)」と呼んでおり、それが日本に輸入され、玳瑁をもつウミガメ自体の名前が「タイマイ」になったという説があります。
それだけ昔のタイマイは、べっ甲の材料としてしか見られていなかったことがうかがえます。
一方で、英名は「鷹のような口ばしのウミガメ」という意味の「Hawksbill turtle」、学名は「瓦状の甲羅を持つカメ」という意味です。
このように中国から遠く離れた地域でつけられた名前には、べっ甲や玳瑁などに由来する名前が付けられていないこともとても面白いです。
私はつい最近まで、タイ米に形が似ているからだと思っていました。お客様の前でいう前に先輩飼育員に教えて頂けて助かりました。
だって、細長い楕円の形状をしている生きものが「タイマイ」って名前なら、「タイ米」が思い浮かびますよね、、、?
英名の由来にもなっている猛禽類のような細くとがった口ばしは、主食であるサンゴについている海綿動物を食べるために最適です。
この食性から、体内に「ケロニトキシン」という毒を蓄積している個体がいるそうです。
有毒か無毒か、匂いや見た目での判別はつかないそうなので、海外でタイマイを食べることがあれば十分お気を付けください。
死亡例もありますし、なにより解毒剤が無いそうです。
某4動物対戦ロシアンルーレットゲームでは確率はきちんと1/6でしたが、タイマイルーレットは6/6の可能性があります。
タイマイは甲羅の美しさから、べっ甲細工用や剥製用に、現在も密猟・密輸が横行してしまっている絶滅危惧種です。
タイマイの置かれている危機的状況のお話はまた今度させていただこうと思っていますので、よろしければお気に入り登録をしてお待ちください。(更新時に通知を受け取れます)
今日はそんなタイマイのタイ米っぽい全身像です。
タイマイの名前の由来に関しては正確な文献が残っているわけでは無いので、私はまだあきらめていません。
「タイマイはタイ米」活動をこれからもひっそり進行しようと思います。
本日もご覧いただきありがとうございました。SNSでの拡散のご協力、是非よろしくお願いいたします。



