
皆様こんにちは!紀宝町ウミガメ公園です。
本日の紀宝町は快晴です。紀宝町は本州の中だとかなり南に位置していますが、以外にも関西の天気予報の中だと涼しいほうでした。
カメにとっても人にとっても日本の夏は厳しいですが、水分補給を忘れずに乗り切りましょう!
さて、今回はウミガメの1種「タイマイ」の、他のカメとは少し違う人間とのかかわりについてお話をさせていただきます。
少し前にタイマイについてはご紹介していますので、タイマイとはなんぞや?という方はまずそちらをご覧いただけますとスムーズかと思います。
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タイマイは日本でも沖縄諸島などの暖かいサンゴ礁が広がる海域で見ることができるウミガメで、美しいモザイク模様の甲羅ととがった口ばしが特徴的です。
その美しい甲羅は、はるか昔6世紀のころからべっ甲細工として利用されてきました。
他のウミガメではなくタイマイの甲羅からのみ作られている理由は、タイマイの甲羅の成長の仕方にあります。
他のウミガメは生まれた時の甲羅の外側に、少しずつ新しい甲羅が作られることで大きくなります。
ですがタイマイは、薄い1枚の甲羅の上に新しい薄い甲羅が瓦状に積み重なって大きくなります。
その1枚1枚の間に水分を通す管があるため、熱を加えることで曲げたりなどの加工が可能なのです。
この甲羅の仕組みはタイマイ独自のもので、人類の技術をもってしても再現することが不可能な複雑な構造になっています。
現在、タイマイを含むウミガメの仲間は全種がワシントン条約という条約によって採取・輸出入が制限されています。
ですが、べっ甲の需要は減っては来たもののゼロではなく、密猟・密輸が横行してしまっているとの調査結果が発表されています。
密輸や密猟が起こってしまうと、現在の正確な生息数が把握できなくなり、気付いたら絶滅してしまっていたなんてことにもつながりかねません。
特に日本はべっ甲の需要が高い国です。いまだにべっ甲の加工を生業にされている職人さんもいます。
日本がワシントン条約に加盟した時も、タイマイに関する制約は14年間留保しました。
日本人にとってべっ甲細工は身近なものですが、その原材料がウミガメの甲羅で、タイマイという種類からのみ作られていることはあまり知られていないように思います。
タイマイを守る第一歩が、こういった実情を知る事だと思います。
実際に海の中で見るタイマイは、どれだけきれいに加工されたはく製よりも何倍も美しいです。
タイマイがこれからも海で悠々と泳いでいられるように、私たちにできる事をしていきたいですね。
本日の写真はプールの浅瀬に寄ってきたアオウミガメのみえちゃん(左)と、タイマイのたいこさん(右)です。
こうしてみると顔つきが全然違いますね。体のフォルムも全然違うので、ウミガメ公園に来る際には見比べてみてください。
本日もご覧いただきありがとうございました。#ウミガメ公園頑張れ をつけて、SNSでの拡散のご協力をよろしくお願いいたします。



