
皆様こんにちは!紀宝町ウミガメ公園です。
本日の紀宝町は曇りです。ここ数日日差しが強い日が続いたので、いっそう涼しい気がします。
さて、今回はウミガメの天敵についてお話をさせていただきます。
ウミガメの仲間は大人になると1mを超え、体重も100㎏近くになります。
それに加えてお腹と背中を守る硬い甲羅を持つため、成長した大きなウミガメにはこれといった天敵はあまりいません。
しいていうなら網などを使って捕獲してくるニンゲン、ということになります。
一方で、まだ小さな赤ちゃんウミガメには天敵が沢山います。
赤ちゃんウミガメと天敵との戦いは、生まれる前の卵の状態からすでに始まっています。
ウミガメの卵を狙っているのは、イノシシやイタチなどの野生の哺乳類・ヘビ・カニなどです。
お母さんウミガメはヒレを使って上手に穴を埋めますが、それでも掘り返されて食べられてしまいます。
とくに、ウミガメの卵を食べるカニたちは穴を掘り起こすのではなく、砂浜の中から産卵した巣に侵入し、卵を食べます。
掘り返されることへの対策はネットを張るなどいくらでも可能ですが、横穴を作って入ってこられてしまってはどうしようもできません。
このように、卵から孵化するのにも命懸けなウミガメ。無事に孵化しても、お母さんが作ってくれたお家から大海原へ旅立たなくてはいけません。
孵化した子ガメは、夜になると一斉に巣穴から出て海へと向かいます。
これは暗い時間を選ぶことで天敵から身を護り、集団で移動することで生存率を上げるためと言われています。
巣穴から出たウミガメを狙うのは、野生の哺乳類やヘビに加えて、空を飛ぶ鳥たちです。
その脅威を乗り越え、なんとか海にたどり着いても、海の中にはサメなどの肉食魚類やイルカなどの海獣が待っています。
そのため、ウミガメの赤ちゃんは比較的生物が少ない外洋(海の真ん中)を目指して泳ぎます。
そして、外洋で漂いながら海藻やプランクトンなどを食べて大きくなるのです。
このように、ウミガメが大きくなるまでには危険がいっぱい待っています。
諸説ありますが、無事に大人になれる確率は1000~5000分の1と言われています。
私たちが普段見ているウミガメ達は、そんな奇跡のような確立をくぐり抜けて生きているのです。
この確率を、人間によってより厳しいものにしてしまうことが無いようにしたいですね。
ちなみにですが、、、わかりやすーくこの確率を言い換えると、18頭が出走する競馬で、単勝を三連続で当てるくらいの確立です。(馬や騎手・オッズなどの情報は全く無いとする)
これを聞いてこの確率が高いと感じるか、低いと感じるかは人それぞれだと思いますが、ワイドでも当てられない私には果てしない確率に感じます。
本日の写真はウミガメ公園で保護していたアオウミガメを放流した時の写真です。
もともと涙なしには見れない光景ですが、彼ら彼女らが生き抜いてきた環境の事を思うと今後の健やかな成長を願わずにはいられません。
本日もご覧いただきありがとうございました。#ウミガメ公園頑張れ をつけて、SNSでの拡散のご協力をお願いいたします。



