
皆様こんにちは!紀宝町ウミガメ公園です。
本日の紀宝町は晴れです。少し前までは晴れが恋しかったのに、すっかり雨が欲しくなってしまいました。なんて自分勝手なんでしょう、、
さて、クラウドファンディングも残り2日となりました。
今日は、ウミガメ研究の進歩についてお話させていただきます。
ウミガメはほとんどの種類が、生まれてからすぐ外洋(陸から遠く離れた海)で生活し、その後も産卵時以外は海から出ることはありません。
それに加え、群れて行動することが無いこと・海面に浮上するのは呼吸の時に限られること・特定の海域にとどまらず回遊を行うことなどから、野生個体を見つけることすら難しいです。
そのため、ウミガメの研究は唯一人間が簡単に近づくことができる産卵のタイミングで活発に行われてきました。
様々な技術が進化した現在も、産卵しに来た大人の雌を用いた研究は主流です。
最新のウミガメ研究では、個体の背甲に発信機を取り付け、衛星通信によって追跡を行うことが可能になりました。
ただルートを追跡するだけでなく、潜水した深度や時間、水温などのデータも一緒に取得できるハイテクぶりです。
しかし、この衛星通信発信機を用いる研究には、とても大きなデメリットが存在します。
それは、莫大なコストがかかることです。
発信機本体の価格が100万円前後。それに加え、衛星システムの利用料、無線の開通費用etc…
それだけのコストをかけて取り付けても、取り付けた個体が何らかの理由で死亡してしまったり、発信機が外れてしまったりすると満足なデータは得られません。
それに加え発信機の電池の寿命が2年ほどなので、発信機をつけたままウミガメが無事に生きていたとしても2年分しか取得できないのです。
なんだかデメリットばかり挙げてしまいましたが、衛星通信を用いた発信機が開発されたことにより、ウミガメだけでなく様々な海洋生物の生態が解明されつつあります。
ウミガメの生態がより鮮明に明らかになることで、より効果的な保護活動が行えるようになるのです。
また、もっと手軽な手段として、ウミガメ公園では、保護個体を放流する際に両腕に個体識別のタグをつけて放流しています。
今後タグをつけた個体がどこかで上陸・漂着・混獲した場合、ウミガメの回遊研究のデータのひとつになります。
海岸でウミガメを見つけた際は、タグが付いていないか見てみてくださいね。
今日の写真は水を抜かれて強制的に上陸??させられたアオウミガメです。
この個体は、6/16の世界ウミガメの日に個体識別タグを付けて海へ放流しました。
普段は水があるので近づくと噛まれる危険がありますが、陸になってしまえばこちらの土俵です。
動かないので写真もブレないですし、追いかけられたとしても二本足の私の勝利は約束されています。
本日もご覧いただきありがとうございました。#ウミガメ公園頑張れ をつけてSNSでの拡散のご協力をお願いいたします。



