※この研究は、奇跡を売るものではありません。
アッシュが生きた116日間を、再現可能な知識として未来に残す試みです。
自己紹介
私はドーベルマンのアッシュの飼い主、桒原 弘美と申します。
アッシュは家族そのもので、毎日一緒に走り、笑い、成長してきました。
しかし2歳10か月のとき、突然「拡張型心筋症(DCM)」と診断され、肺水腫を発症しました。
その日から、アッシュと共に病気と向き合う日々が始まりました。

このプロジェクトで実現したいこと
肺水腫を発症した犬に対し、新しい多剤併用療法(特許出願済み・特願2026-62847)を用いて
●生存期間の延長
●生活の質(QOL)の改善
●肺水腫の再発抑制
●発症前からの予防・発症遅延(第2特許出願予定)
これらの可能性を獣医師の監修のもとで科学的に検証する臨床研究として進めます。
アッシュの経験を、未来の犬たちの「助かる可能性」につなげたいと考えています。
プロジェクト立ち上げの背景
私には、アッシュの前に、初めて迎えたドーベルマンのクロエという女の子がいました。
クロエは人懐っこく、とても優しい子でした。小さな子供が近くに来ても怖がらせることなく、抱っこされるのが大好きで、誰にでも愛された存在でした。
しかし2019年10月3日、クロエは4歳という若さで突然逝ってしまいました。
原因は拡張型心筋症(DCM)による肺水腫でした。しかし当時、DCMとしての適切な治療の機会が得られないまま、発症からわずか24時間で亡くなりました。
あまりにも突然で、何もできないまま見送るしかありませんでした。
その悲しみと悔しさは、今も胸に刻まれています。
その後、2023年1月に新たな家族としてアッシュが来てくれました。
アッシュは、いつもそばにいてくれる大切な相棒でした。
とても明るく、料理をしていると静かな足音でこっそり覗きに来たり、甘えたいときはお尻を甘噛みしてアピールしたり、寝るときは人のようにベッドで寄り添って眠る、そんな愛情深い存在でした。
そんなアッシュが2歳10か月のとき、突然「拡張型心筋症(DCM)」と診断され、肺水腫を発症しました。クロエと同じ病気でした。
今度こそ諦めない。必死に治療法を探す中で、従来の治療に加えて新しい多剤併用治療を試みました。
その結果、アッシュは116日間一度も肺水腫を再発せず、階段を駆け上がり、庭を駆け回るほどの元気を取り戻しました。
しかしアッシュは、2025年12月に旅立ちました。
短い生涯でしたが、その日々は私たちにとってかけがえのない時間でした。
病理解剖では、心筋や肺の変化が軽度にとどまり、病態の進行が抑えられていたことが確認されました。
アッシュは、『新しい治療の可能性』という大きな希望を私に残してくれました。
クロエは、DCMに対する治療の機会がないまま、24時間で亡くなりました。
アッシュは、正確な診断と新しい治療で116日間、走り続けました。
彼の治療経過から得られた経験やデータは、
「未来の犬たちを救うかもしれない道筋」として、今も確かに息づいています。
私は強く思いました。
『この経験を、アッシュだけの奇跡で終わらせたくない。』
『同じ病気で苦しむ犬たちに、もう一度走れる日常を届けたい。』
『そしてクロエのように治療の機会なく命を落とす犬をなくしたい。』
『アッシュが残してくれた希望を、未来の犬たちの命につなげたい。』
その想いが、このプロジェクトを立ち上げた理由です。
なぜこの治療が予防にも効く可能性があるのか
DCMは遺伝・心筋の栄養不足・ホルモンバランスの乱れ・心筋の硬化といった複数の原因が重なって発症します。ひとつの薬では防げない病気です。
アッシュの治療で用いた多剤併用療法は、これらの原因のひとつひとつに同時にアプローチします。
心臓への負担を減らす・心筋の栄養を改善する・心臓が硬くなるのを防ぐ・心拍数を整える・腸内環境を整える。これらをを同時に行うことで、発症前の心筋ダメージを少しずつ減らしていける可能性があります。
ヒトの医療ではすでに、同じ薬が心不全の予防的投与として使われ始めています。
犬での正式な予防データはまだ世界に存在しません。だからこそ、この研究に意味があります。
アッシュは救急医が「長期予後は悪い」と判断した最重症の状態から、治療開始48時間後には走り始めました。心筋に回復する力があったことを示しています。発症前に介入できれば、発症そのものを遅らせられる可能性があります。
世界のどの獣医療にもまだ存在しない『予防的アプローチ』です。
現在の準備状況
このプロジェクトは、アッシュの経験をもとに「再現性の検証」を目的として進めており、すでに以下の準備を整えています。
●治療プロトコルの整備
獣医師の監修のもと、新しい多剤併用療法の治療手順や観察項目をまとめています。
●特許出願 完了(令和8年3月9日)
治療戦略の独自性を守るための特許を正式に出願しました。
(特願2026-62847)
●研究計画の策定
複数の症例を対象に、治療の効果や安全性を評価するための計画を作成しています。
●倫理面の確認
すべての治療は獣医師の指導・監修のもとで行い、飼い主の同意を得たうえで実施する体制を整えています。
●前駆期症例(ベリー・ドーベルマン・メス・3歳)の毎月定期検査開始
エコー検査・血液検査・NT-proBNP検査を毎月行います。(今のところ、すべて正常です。)
●第2特許(予防投与)出願準備中
スケジュール
このプロジェクトでは、アッシュの症例データをもとに特許出願・学術論文の発表・ 次世代の予防研究を進めます。以下のスケジュールに沿って活動を報告してまいります。
【2026年3月】:完了
・犬DCM併用療法の特許出願済み
・書面出願(令和8年3月9日)
【2026年4~6月】:現在のフェーズ
・特許出願番号の受領(特願2026-62847)
・審査請求および早期審査申請(済)
・研究機関への共同研究打診
・英文論文DRAFT(完成済)のレビュー開始
共著者:北海道大学の獣医学研究者・臨床獣医師
・Journal of Veterinary Cardiology(JVC)への投稿準備
【2026年7〜12月】
・論文投稿に必要な図表作成
・症例経過の最終整理
・追加データの準備(心エコー時系列・病理所見等)
・共著者との最終調整
・JVCへの論文投稿(準備が整い次第)
・ベリー(アッシュの叔母・ドーベルマン)の予防的モニタリング継続
【2027年1〜3月】
・JVC投稿後の査読対応
・査読コメントに基づく追加解析、論文修正
・PCT国際出願(期限:2027年3月9日)
・支援者向け研究報告書(PDF)の構成案作成開始
【2027年4〜6月】
・支援者向け研究報告書(PDF)完成、配信
・特許出願の経過報告
・論文の査読状況の共有
・アッシュの症例データの総括
・ベリーの予防的モニタリング結果
・今後の展望(予防投与・国際出願)
【2027年7月】
・オンライン報告会の開催
・特許・論文・研究計画の進捗報告
・ 支援者の皆さまとの質疑応答
【2027年8月】
・リターン発送(郵送物)
アッシュのメッセージカード、ステッカーなどの郵送リターンを順次発送します。

資金の使い道
-
今回のクラウドファンディングでは、目標金額を150万円 に設定させていただきました。
この金額は、アッシュが残してくれた貴重な症例データを 未来の犬たちのために確かな形へとつなげるために必要な費用を、 ひとつひとつ丁寧に積み上げて算出したものです。
●国際特許(PCT)出願費用:約350,000円
治療戦略を世界規模で保護するための国際特許出願費用に充てます。 ●審査請求費用:178,000円
国内特許の審査を正式に請求するための費用です。●研究資料の整理・論文化準備費:約450,000円
アッシュの症例データの整理、図表作成、論文執筆準備、英文校正などに使用します。
●研究機関との連携推進費:約200,000円
客観的な研究機関との連携を深め、データの信頼性を高めるための費用
です。
●リターン制作・発送費:約70,000円
アッシュのメッセージカード、ステッカーなどの製作費および郵送費に充てます。
●CAMPFIRE手数料(約17%)
プラットフォーム利用料および決済手数料として必要な費用です。
150万円を達成した場合、実際に手元に残るのは約124万円となります。
これらを総合的に考慮し、150万円 が最も現実的で、 確実に研究を前へ進められる金額であると判断しました。アッシュが残してくれたものを、
未来の犬たちへ確かな形で届けるために、
どうかお力添えをいただけましたら幸いです。-
リターンについて
支援してくださった皆さまに、研究の進捗や成果をしっかりお届けできるよう、以下のリターンをご用意しています。
アッシュが残してくれたものを未来につなぐために、ひとつひとつのリターンに感謝の気持ちを込めています。
●研究報告書(非公開情報を除く)
治療経過、検査結果のまとめ、そこから得られた考察を、専門家の監修のもと分かりやすく整理した報告書としてお届けします。
アッシュの経験が、未来の犬たちの助けとなるよう丁寧にまとめます。 ●個別オンライン報告会へのご招待
研究の進行状況や得られた知見を、1対1で直接お話しできるオンライン報告会です。
アッシュの経験がどのように未来へつながっているのかを、丁寧に共有します。●支援者名の研究報告書・論文謝辞への掲載(希望者のみ)
未来の犬たちのための研究に関わってくださった証として、ご希望の方のお名前を記載します。●オリジナル応援グッズ(ステッカー、ポストカードなど)
アッシュをイメージしたデザインや、プロジェクトロゴを使った限定グッズを制作します。-
最後に
いつもそばにいてくれたアッシュ
アッシュが生きた時間は、決して長くはありませんでした。
けれど、その一日一日は、私たちにとってかけがえのない光でした。
彼が残してくれた経験やデータは、いまも静かに息づき、未来の犬たちを救うための道しるべになろうとしています。
クロエは、DCMとしての適切な治療を受ける機会がありませんでした。
アッシュは正しい診断と新しい治療によって、116日間を駆け抜けました。
この2頭の対比が示すのは「正確な診断」と「適切な治療の選択肢」がいかに大切かということです。
そしてもし発症前に防ぐことができれば、どれだけの命が救われるかということです。
このプロジェクトは、アッシュの「生きた証」を未来へつなぐためのものです。
そして同時に、同じ病気で苦しむ犬たちや、そのご家族が少しでも希望を持てるようにという願いを込めた取り組みでもあります。
支援してくださる皆さまのお気持ちが、研究を前へ進める力になります。
未来へ向かうアッシュの背中
アッシュが残してくれたものを、
確かな形にして未来へ届けるために、
どうかお力を貸していただけたら嬉しく思います。
希望を見つめるアッシュ
この取り組みに心を寄せてくださることに、深く感謝しています。
桒原 弘美
最新の活動報告
もっと見るこの研究で、今やろうとしていること
2026/04/19 14:12ご覧いただき、ありがとうございます。この研究は、「肺水腫を起こした犬が、もう一度走れる日常を取り戻せるか」そして「その苦しみを、起こさない選択肢を作れるか」という問いから始まりました。アッシュは、最重症の肺水腫から回復し、116日間、一度も再発せずに走り続けました。その経過は偶然ではなく、心エコー、血液検査、病理結果として、すべて記録されています。いま私がやっているのは、その「1頭分の経験」を、次の犬が使える知識に翻訳することです。ご支援いただいたお金は、論文として世界に共有し、同じ治療を再現可能にするための、図表整理・英文校正・国際出願に使われます。奇跡を売るつもりはありません。ただ、記録を残したい。その一歩に、もし立ち会っていただけたら嬉しいです。 もっと見る【感謝】初日にご支援をいただきました。
2026/04/19 13:36公開初日に、温かいご支援をいただきました。心から感謝申し上げます。アッシュが残してくれた希望を確かな形にしていきます。引き続き、応援よろしくお願いいたします。 桒原 弘美 もっと見る




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