
クラウドファンディングも、今日で最後になりました。
この約1か月、活動報告という形で、ずいぶんいろいろなことを書いてきました。
有機栽培のこと。
土のこと。
病気のこと。
暑さや雨のこと。
畑にいる小さな生き物たちのこと。
150人の仲間のこと。
そして、AIやロボットが畑を歩く、少し先の未来のことまで。
こうして振り返ってみると、ずいぶん遠くまで話が広がったような気もします。
でも、私が考えていたことは、最初からひとつだったのかもしれません。
ブドウの声を聴くこと。
もちろん、ブドウが言葉を話すわけではありません。
葉の色が少し変わった。
昨日まで元気だった粒が、今日は少しおかしい。
雨が続いた。
土が乾いた。
虫が増えた。
鳥がやってきた。
そんな小さな変化を見ながら、
「今、このブドウは何を必要としているんだろう」
と考える。
私たちがこの畑でやってきたことは、結局その繰り返しだったように思います。
思い通りにならないことも、たくさんありました。
せっかく育ったブドウが病気になることもある。
収穫できない年もある。
自然を相手にするということは、たぶん、そういうことなのだと思います。
人間の都合だけでは進まない。
だから、観察して、考えて、やってみる。
失敗したら、また考える。
そして、その経験を次の年へ渡していく。
有機栽培も、150人の仲間との畑づくりも、大学との研究も、いつか畑を歩くかもしれないロボットの話も。
一見まったく違うことのようで、実は全部、
「どうしたら、この土地でブドウと一緒に生きていけるだろう」
という問いにつながっているのかもしれません。
2020年、横浜の一角に小さな苗木を植えた時、こんな未来は想像していませんでした。
あれから6年。
ブドウが育ち、人が集まり、そこからまた新しい知恵やつながりが生まれました。
そして今回、このクラウドファンディングを通して、さらにたくさんの方が、この小さな畑を見つけてくださいました。
応援してくださった皆さま。
読んでくださった皆さま。
一緒に畑で汗を流してくださった皆さま。
本当にありがとうございました。
クラウドファンディングは今日で終わります。
でも、畑は明日も続きます。
明日もまた、太陽が昇って、風が吹いて、虫たちが動き出して、ブドウは少しずつ育っていきます。
私たちも、また畑へ行きます。
そしてきっと、いつもと同じように葉をめくり、枝を見て、空を見上げるのだと思います。
未来の農業がどんな姿になるのか、まだわかりません。
でも、その答えはきっと、遠いどこかにあるのではなく、
この小さな畑の中にある。
そんな気がしています。
これからも、
ブドウの声を聴きながら。
一歩ずつ、進んでいきます。
本日8月24日 23:59まで。
最後まで見守っていただけたら嬉しいです。



