動かぬ体、溢れ出す感情。ALS合⽥朝輝監督の奇跡の映画をリッツカールトンで初公開

体が動かない。声も出ない。それでも合田朝輝監督は映画を撮ると決めました。視線で紡いだ想いを作品に乗せ、リッツカールトン大阪で届ける挑戦。限界を越えて生きる姿が、あなたの心に火を灯します。この瞬間は、誰かの人生を変える物語のはじまりです。

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動かぬ体、溢れ出す感情。ALS合⽥朝輝監督の奇跡の映画をリッツカールトンで初公開

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ネクストゴールは1,000,000

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体が動かない。声も出ない。それでも合田朝輝監督は映画を撮ると決めました。視線で紡いだ想いを作品に乗せ、リッツカールトン大阪で届ける挑戦。限界を越えて生きる姿が、あなたの心に火を灯します。この瞬間は、誰かの人生を変える物語のはじまりです。

2026/07/16 21:00

監督の合田朝輝です。


■きっかけの変化

コンクールに落ちたことは、一つの始まりでした。

この物語を、映画として見てみたい。

そう思うようになりました。

最初は、自分で作るつもりは全くなく。

まずは、人に作ってもらう方法を考えました。

思いつく範囲で、色々調べてみました。

商業映画。

自主制作映画。

映画監督。

制作会社。

連絡先がわかる監督や、問い合わせができる会社には、連絡もしてみました。


返信はありませんでした。

相手にされない。

それが現実でした。

無名で、

実績もなく、

身体も動かない。

そんな状態の人間が、突然映画を作りたいと言っても、

真面目に取り合ってもらえるはずがない。

当然のことです。


どうにか方法がないか探す日々。

ふと、自分でやるという選択肢はどうか。

ALSの自分が、脚本だけでなく、監督もやる。

そんな事を思いつきました。

方法は分からない。

前例も聞いたことがない。

それでも、もし実現できたとしたら。

きっと、まだ世の中にない面白いものができるんじゃないか。

「ALSの監督」というイメージが、

その時に生まれました。

 


■現実との距離

正直に言えば、無理があることだと思います。

身体は動かない。

撮影現場でできることは限られている。

一般的な意味での「監督」とは、全く違う形になる。

指示の出し方。

現場での判断。

コミュニケーションの取り方。

現実的に成立させることができるのか。

考えれば考えるほど、不確定な要素が増えていきます。


問題は山積み。

どうすればいいのか。

映画を作るための方法は、何も分からない。

人脈もない。

実績もない。

資金もない。

何もない状態。


一般的なルートで考えれば、シナリオコンクールで賞を取る。

評価されて、機会を得る。

それが、一番現実的な方法だと思います。

そのためには、脚本の完成度を上げる必要がある。

もう一度書き直して、来年のコンクールに向けて準備する。

一番筋の通った選択。

それが正しいやり方だとも思います。


ただ、その方法にも様々な壁がありました。

脚本にはルールがあり、感覚ではなく、技術として学ぶ必要がある分野です。

学校や講座で、基礎から学ぶ方法が、一般的で効率的です。

しかし、私は通うことができない。

体の状態的に、

コミュニケーションの壁的に、

現実的ではない。

それなら、私は独学でやるしかない。 



■一つの不安

来年のコンクールを独学で目指す。

ただ、一つの不安がありました。

来年まで待てるのか。

その間に、ALSはどこまで進行するのか。


ALSは、確実に進行していきます。

少しずつ、できることが減っていく。

動ける範囲が狭くなっていく。

それは、止めることができません。

今できていることが、来年も同じようにできる保証はない。


そもそも、来年の今、自分が生きているのかわからない。

インフルエンザ。

コロナ。

肺炎。

一つ階段を踏み外すと、全てが終わるかもしれない。


私にどのくらい時間が残っているのかは分かりません。

ただ、確実に減っている。

その感覚だけは、はっきりとあります。

同年代の人よりは確実に早く死ぬ。

この状態で、「来年を目指す」という選択が、本当に適切なのか。

疑問が出てきました。


準備が整ってから。

体制ができてから。

環境が整ってから。

それが正しい考え方。

ただ、自分にとっては、最善ではない。

待つこと自体が、リスクになる。

準備している間に、できなくなる可能性がある。


これは焦りというより、前提の問題です。

もし時間が十分にあれば、もっと丁寧に準備をしていたと思います。

脚本を書き直して、

完成度を上げて、

人を集めて、

環境を整える。

一般的な手順を踏んでいました。

でも、そのやり方は選べない。

今できる形で始めるしかない。

それしか道がありませんでした。

 


■理由

諦めたくない。

それが一番大きな理由です。

自分が死んでしまう前に、何かを残したい。

その考えは、ずっと変わっていません。

絵本を作った時に感じた「残す」という感覚。

そのために、今できることを選ぶ。

時間がないからこそ、今やるしかない。

私は「今、映画を撮ること」を選びました。


この選択が正しかったのかは、まだ分かりません。

ただ、必要な選択だったと思っています。

「やらないまま終わる」ことの方が、

私にとっては大きな問題でした。


制限がある中で、方法を探していく。

自分の状態で、どこまで関われるのか。

どんな形であれば成立するのか。

探し続けるしかありません。


「できるかどうか」ではなく、

「どうすればできるか」を考える。

その繰り返しの中で、少しずつ前に進んでいます。

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