日本で育ったコーヒーを飲みたい!「国産コーヒーシンポジウム」を鹿児島で開催します

気候変動の影響で、2050年には世界中でコーヒーが気軽に飲めなくなる…という話を聞いたことはないですか?そんなピンチをチャンスに変えるため、コーヒーを愛する人たちによる「国産コーヒー」のシンポジウムを鹿児島で開催します。生産者や焙煎業者、カフェ経営者やコーヒー好きなどが集い、未来をひらきましょう!

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終了

現在の支援総額

1,017,555

44%

目標金額は2,300,000円

支援者数

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日本で育ったコーヒーを飲みたい!「国産コーヒーシンポジウム」を鹿児島で開催します

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目標金額2,300,000

支援者数53

気候変動の影響で、2050年には世界中でコーヒーが気軽に飲めなくなる…という話を聞いたことはないですか?そんなピンチをチャンスに変えるため、コーヒーを愛する人たちによる「国産コーヒー」のシンポジウムを鹿児島で開催します。生産者や焙煎業者、カフェ経営者やコーヒー好きなどが集い、未来をひらきましょう!

皆さま、いつも温かいご支援と応援をいただき、本当にありがとうございます!
一般社団法人 日本国産コーヒー協会・代表理事の山下さつきです。

クラウドファンディング終了まで、いよいよ残り5日となりました。ご支援いただいたお金は目標金額の35%と、正直まだまだ厳しい状況です。しかし、その一方で、こうして旗を上げたことで、全国の国産コーヒー生産者の方と出会い、立ち上がってよかったと思っております。

もちろん、やる以上には、今も情報が届いていない方、支援などを悩んでいる方、ぜひこの機会に関わってほしいと思います。

さて、本日は、少し変わった活動報告をお届けいたします。

実は先日、ノアコーヒーおきのえらぶ店の「常連さん」であり、友人でもあるライターのネルソン水嶋さんと、今回のシンポジウムにかける想いやクラウドファンディングの挑戦について、ポッドキャスト(ネルソンさんの番組)での音声対談を行いました!

ネルソンさんは、沖永良部店でいつもパソコンを広げて仕事をされていたご縁から始まり、今回のクラファンにおいてもアドバイスをいただいています。

今回の対談では、そんな気心の知れたネルソンさんだからこそ引き出すことができた、私の「20年間にわたる栽培の泥臭い舞台裏」や、「国産コーヒーを『珍しいもの』で終わらせず、持続可能な『農業・産業』にしたいという本気の危機感」、そして「10月24日に霧島へ大集結する超豪華ゲストの見どころ」について、熱く、かつ等身大の言葉でたっぷり語り合っています 。

「なぜ、いま日本国産コーヒー協会が必要なのか?」

その想いのすべてがギュッと詰まった対談の様子を、臨場感あふれる文字起こしでお届けします。ぜひ、温かいコーヒーを片手にお楽しみください!


ここから音声で対談の音声を聞くことができます
https://open.spotify.com/episode/2ljlio4yhrBVDxCp6fYkOs?si=485db95e38664fe0


対談内容の要点

・コロナ禍以降、国内のコーヒー栽培参入者は急増しているが、公的な正確な情報や技術共有の場が不足している。
・コーヒーは日本の指定農産物ではないため、台風などの災害時に保険が下りず、修復は全額自己負担となる。
・国内の栽培事例が極めて少ないため、農業用水路やスプリンクラーなどの公的なインフラ整備の対象になりにくい。
・2026年10月24日に、鹿児島県霧島市役所(別館4F)にて「第1回 日本国産コーヒーシンポジウム」を無料開催する。
・シンポジウムの主な目的は、全国の生産者が繋がり、失敗を回避するための知恵や経験を「持ち寄る」コミュニティを作ることである。
・当日は、市役所前での全国生産者マルシェ、コーヒーインストラクター検定3級講習会、専門家による未来会議を併催する。
・午後のシンポジウムには、大学教授、海外栽培指導のプロ、老舗酒蔵社長、業界団体キーマン、観光協会など多様なゲストが登壇する。
・鹿児島大学の加治屋教授からは、特許を取得した脳の老化予防成分「トリゴネリン」を残す焙煎技術などの科学的研究が発表される。
・クラウドファンディングでは、当日都合が合わない方向けに、半年間いつでも見放題となる見逃し配信付きの「オンライン特別席プラン」を用意している。


二人の出会いと、意外な関係性

山下: ネルソン水嶋です。今日は僕の友人でもある山下さつきさんにお話をしてもらおうかと思いまして、今、電話を繋いでおります。 まずはさつきさん、簡単にどこで何をされているのか、自己紹介をお願いしていいですか?

山下: はい。改めまして私は、沖永良部島でコーヒーの応援、栽培をずっと20年くらいやっている人間です。会社の本社は鹿児島県霧島市の隼人町にありまして、霧島と沖永良部島を行ったり来たりするスタイルの経営をしています。

ネルソン: さつきさんのご出身は、沖永良部島なんですよね。ちなみに集落はどちらですか?

山下: そうです、沖永良部島生まれ、沖永良部島育ちです。集落は「和(わ)」というところですね。

ネルソン: 僕とさつきさんがどういう関係なのか、冒頭で「友達」って言ったんですけど、まず僕は、ノアコーヒー沖永良部店の「常連」っていうところですね。

山下: そうですね(笑)。私が沖永良部に帰るたびに、お店の隅っこでパソコンをパチパチ叩いて仕事している人っていう印象でした。「あの人、誰?」みたいな感じで。

ネルソン: (笑)。沖永良部島の中で、パソコンを持って仕事ができる貴重な「電源とWi-Fi」が使える場所として、すごくよく利用させてもらっていたんです。その後、僕が所属していたNPOのスタディツアーで、ノアコーヒーさんの農園を案内してもらう機会がありまして。

山下: はい、たくさんの方にいらっしゃっていただきましたね。

ネルソン: そこから、ちょこちょこお酒も一緒に飲むようになって、ひっくるめて「友達」と呼ばせてもらっています。 そのさつきさんが、今回「日本国産コーヒーシンポジウム」を無料で開催すると決意して、クラウドファンディングに初挑戦されるとのことですが、まずはその経緯から聞かせていただけますか?

「珍しいもの」で終わらせない。産業化への「夢と危機感」

山下: 今、コロナ禍が明けて、国産コーヒー栽培を始める方がものすごいスピードで増えているんです。一方で、コーヒー業界には2050年までにアラビカ種の栽培適地が減少するという「2050年問題」もあります。 「日本でコーヒーを育てるのは魅力的だ!」という情熱を持って始められる方が多いのですが、私が20年間やってきた経験から見ると、「公に仕入れられる正確な情報がどこにも発信されていない」という現状があります。

コーヒーは「農業」であり、土を耕して育てる農産物です。しかし、日本国内においてコーヒーは「農業」としての明確な位置づけや定着がされておらず、推奨している行政もまだありません。そのため、初期投資が大きいにもかかわらず、自然災害などで失敗した時のリスクは100%生産者個人が負わなければいけないという、非常にリスキーな状態が20年間ずっと変わっていません。

これから始める人もきっと同じような苦労や挫折に直面するでしょう。行政や社会が変わるのを待つよりも、増えつつある生産者たちで強いコミュニティを作って、「お互いに情報交換し、失敗しないためのリスクを回避する知恵を出し合う場」を作ることが一番の近道だと思ったんです。

ネルソン: 「誰かに何かをやってもらうのを待つより、自分たちで知恵を持ち寄る方が早い」と。

山下: そうなんです。生産者が仲良く集まって知恵を出し合っている姿こそが、一番社会的にも応援してもらえるチームになると思っています。 また、これまでは『日本でもコーヒーが育てられる!』という「珍しいもの」としての文脈ばかりが注目されてきました。でも、これまで積み上げてきた研究実績や、国産だからこそ生まれる付加価値をしっかり共有して、一般の方にも知っていただく場を作りたかったという思いもあります。

生産者が直面する「コーヒー農業」特有の厳しさ

ネルソン: さつきさんがおっしゃる「他の農業に比べてリスクがある体制や環境」というのは、具体的にはどういったものがあるんでしょうか?

山下: 例えば、先日の台風18号で沖永良部の農園でも防風ネットが破れたり、成長していたコーヒーの木が折れたりしました。これで今年の収穫量や収益は実際に減ってしまいます。 他の指定農産物であれば、自然災害で減収した際の保険などの仕組みがあるのですが、コーヒーはその指定に入っていません。そのため、修復やネット・堆肥の購入などはすべて「自費」で行うことになります。補助金の申請も出せません。

ネルソン: 災害で大打撃を受けても、公的なセーフティネットが無いわけですね。

山下: 水(農業用水)の問題もあります。畑に隣接した水源からスプリンクラーで水を撒ければ干ばつ対策になるのですが、コーヒー栽培は実践者が少なすぎるため、用水路や散水設備といった基盤整備の対象外にされてしまうことがあります。行政へ申請したくても、周りでコーヒー農家をやっている人が他にいないので、声をあげることすらできないのです。

また、「認定農業者」になり、6次産業化の補助金を申請しようとしても、「1次産品(生豆)としての売上実績」を細かく求められます。しかしコーヒーは、収穫・脱穀・加工・焙煎・パッケージングをして、店頭で売って初めてまとまった収益になるビジネスモデルなので、1次産業の段階の数字だけでは、これまでの行政の枠組みに通りにくいという現状もあります。

ネルソン: 長年の苦労があったと思いますが、ノアコーヒー単体としては順調に生産量を伸ばされているのに、なぜそこまでして、他の生産者たちのサポートを行うのでしょうか?

山下: 私も来月で55歳になります。自分が20年間もがきながら築き上げてきた経験値や研究成果を、自分の代だけで埋もれさせてしまうのは寂しい。何より、「私が流した涙を、次の世代の人たちに流してほしくない」という、本当にその単純な思いからです。 失敗して諦める人を増やすのではなく、成功してうまくいく人を増やしたい。それが、私が「コーヒーは農業である」と訴え続けてきた人生の成果にも繋がると信じています。

シンポジウム当日の超豪華プログラム

ネルソン: 今回の「日本国産コーヒーシンポジウム」は、具体的にどういった内容になるのでしょうか?

山下: 2026年10月24日(土)、鹿児島県霧島市の「霧島市役所 別館4階」をお借りして開催します。 当日はこのようなスケジュールを予定しています。

・午前中
霧島市役所前広場での「マルシェ」 全国から集まる国産コーヒー生産者のブースや、地元の霧島市からの出店者が並びます。

・合間
コーヒーインストラクター検定3級講習会(定員30名) 熊本から「まる味屋珈琲店」の洋二郎先生をお招きし、入門編の講習を気楽に受講していただけます。コーヒーの歴史、美味しく淹れる科学的な原理原則、流通、焙煎の基礎知識など、一杯のコーヒーにまつわる見方がガラリと変わる講習です。

・午後
各分野のプロフェッショナルによるシンポジウム これが今回のメインです。

ネルソン: 登壇されるゲストのメンバーが、本当にものすごく豪華ですよね。どういった方々が来られるのでしょうか?

山下: 今回は、国産コーヒーの可能性を多角的に語るため、以下のプロフェッショナルにお集まりいただきます。

・加治屋勝子 教授(鹿児島大学農学部)
私たちと国産コーヒー果実の「機能性成分」に関する共同研究を行い、特許を取得してくださった先生です。脳の老化予防効果などの観点から、科学的な価値をお話しいただきます。

・山本博文 氏(海ノ向こうコーヒー)
ィリピンやミャンマー、東ティモールなど、アジア各地のコーヒー産地を歩き、栽培指導や環境保全に取り組まれている、海外の生産地を知り尽くしたプロです。「世界の産地から見た国産コーヒーの魅力」を語っていただきます。

・福元文雄 氏(東酒造 代表取締役)
100年以上の歴史を持つ酒蔵の4代目社長です。ノアコーヒーの国産豆を使ったコーヒーリキュール「Little Kiss(珈琲)」を共同開発し、アメリカや香港、シンガポールなどの海外バイヤーから大反響を得た、コラボレーションによる高付加価値化の実績を語っていただきます。

・佐藤利隆 氏(西日本コーヒー商工組合 事務局長)
元カリタや京都飲料に長年勤められ、コーヒー業界の隅々まで知り尽くしている事情通です。国産コーヒーが今後、既存のコーヒー業界とどう手を結び、進んでいくべきかのキーマンとなる方です。

・西温子 氏(おきのえらぶ島観光協会 事務局長)
沖永良部島での農園見学や体験ツアーの窓口を一手に引き受けてくださっています。「観光コンテンツ」としての国産コーヒー農園のリアルな需要と可能性についてお話しいただきます。

そして、私・山下さつきも、現場の農業としてのリアルな経験談をお話しさせていただきます。これだけのメンバーが一度に揃って語る場は、これまでどこにもありませんでした。

参加者が体験する「ビフォー・アフター」

ネルソン: このシンポジウムに参加した人には、どのような変化が生まれると思いますか?

山下: 一般の参加者の皆さまにとっては、国産コーヒーが、「テレビで見たことがある珍しいもの」という認識から、「自分が今飲んでいる目の前の一杯のカップから、栽培されている畑の様子までが透けて見えるようになる」という、全く新しいコーヒー体験になると思います。

また、この内容はコーヒー生産者だけにとどまらず、日本国内でバナナやパッションフルーツ、アボカドといった「亜熱帯果樹・新規農産物」に挑戦している、すべての方へのヒントが詰まっています。

温暖化の影響により、今や埼玉でサトウキビが育ち、群馬でパッションフルーツが作られる時代です。既存の産業ではない「新しい果樹を日本でどう産業化していくか」の壁の乗り越え方は、どの農産物もまったく同じだからです。

最後に:コーヒーのように温かいご支援を

ネルソン: 今回のクラウドファンディングで用意されているリターンについて、さつきさんの一押しのプランはありますか?

山下: やはり、この記念すべき第1回の歴史的な瞬間に立ち会っていただきたいので、現地の《特別席プラン》が一番の推しです。 どうしても遠方で当日お越しいただけない方や、ご都合が合わない方向けには、《オンライン特別席(YouTube Live配信)》もご用意しています。こちらは配信終了後も半年間じっくり見返せるように準備いたしますので、栽培や研究の映像資料としてもご活用いただけます。

その他にも、ご自宅で育てられる「コーヒーのミニ苗木」や、無農薬の国産コーヒーをブレンドした製品セット、ノアコーヒー特製のスイーツ・ゼリーの詰め合わせギフト、さらに実際に農園を訪れてコーヒーチェリーの収穫を体験する「沖永良部島農園収穫ツアー」(収穫は時期による)など、ご自身の好みに合わせたバラエティ豊かなリターンをたくさん用意しています。

ネルソン: 栽培に挑戦している全国のプレイヤーの皆さまにとっても、このシンポジウム自体が新しい出会いや横のつながりを生む素晴らしい「発生装置」になりますよね。

山下: 本当にその通りです。今回シンポジウムを企画して、日本中にこんなにも本気でコーヒー栽培に取り組む仲間がいたんだと、私自身が一番驚き、感動しています。 お互いに顔と顔を合わせ、同じ志を持つ者同士、お酒ではなく「コーヒー」で乾杯して、人となりを確かめ合える、そんな温かい場にしたいです。

ネルソン:最後に、これを聞いている皆さまへメッセージをお願いします。

山下: 10月24日、鹿児島県霧島市で、日本で初めての「国産コーヒーシンポジウム」が開催されます。 これから日本のコーヒーがどのように進んでいくのか、どのような価値があるのか、ぜひご自身の目で確かめにいらしてください。 当日お越しになれない方も、クラウドファンディングを通じて、この国産コーヒー産業の未来を一緒に育て、ご支援・応援をいただけましたら大変嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします!

ネルソン: ありがとうございます。皆さま、ぜひCAMPFIREのプロジェクトページで、さつきさんの熱い文章や写真をご覧いただければと思います。僕も当日は現地へ駆けつけます。 さつきさん、本日はありがとうございました!

山下: ありがとうございました。


ここから音声で対談の音声を聞くことができます
https://open.spotify.com/episode/2ljlio4yhrBVDxCp6fYkOs?si=485db95e38664fe0

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