
三宅です。
クラウドファンディング終了まで、いよいよ【残り3日】となりました。
今日は、実際にプログラムを受けた50代後半の男性の話をします。
数字が多く出てきますが、難しくはありません。「ここまで見てくれるのか」と、きっと驚いていただけると思います。
◇ プログラム開始前——健康診断の結果
一見、どこにでもいる健康そうなビジネスパーソン。でも健康診断の結果は、こうでした。
- 空腹時血糖値:110(基準値は99以下)
- HbA1c:5.6%(5.6%以上は「糖尿病予備群」の入り口)
「まだ病気じゃないから大丈夫」——本人はそう思っていました。
この状態から、血糖値センサー(リブレ)と生活データを組み合わせた分析を3ヶ月続けました。
◇ 1. 血糖値データ(リブレ)の分析結果
まず、血糖値センサーが14日間記録し続けたデータを解析しました。
指標結果評価
指標 |
測定値 |
目標値と評価 |
TIR (目標範囲内時間) |
100% |
70%以上 (24時間すべての時間で目標内に到達、極めて優秀) |
平均グルコース値 |
104 mg/dL |
154 mg/dL以下 (健康な方の正常血糖に近い非常に安定した値) |
GMI (HbA1cの目安) |
5.8% |
7.0%未満 (合併症予防において極めて安全な圏内を維持) |
グルコース変動係数 (%CV) |
12.3% |
36%以下 (血糖値の急激な乱高下・スパイクがほぼ皆無である証拠) |
TIR(目標範囲内時間)100%——これは、14日間24時間すべての時間で血糖値が正常範囲内にあったということです。糖尿病の管理においても、世界的に見ても極めて優秀な数値です。
◇ 2. 食事データの分析——なぜここまで血糖値が安定したのか
データだけ見ても、原因がわからなければ意味がありません。私はこの方の14日間の食事記録を、一食ずつ丁寧に読み解きました。
【朝食の固定化とセカンドミール効果】
毎朝ほぼ同じメニュー——レタス・納豆・キムチ・生卵・ヨーグルト・ナッツ・バナナ・ブルーベリー。
朝に食物繊維と発酵食品をしっかり摂ることで、昼食・夕食の血糖上昇まで緩やかにする「セカンドミール効果」が強力に働いていました。これは朝食の内容が、その日1日の血糖コントロール全体に影響を与えるという医学的なメカニズムです。
【昼・夕食の主食選択】
白米ではなく玄米や蕎麦を基本とし、常に小松菜・ブロッコリー・にんじん・キノコ類をセット。糖質の吸収スピードを物理的に遅くする組み合わせが徹底されていました。
【賢い間食】
6Pチーズ、アーモンド小魚——血糖値をほとんど上げない低糖質・高タンパクの間食を選んでいました。
【食事×血糖値の日別検証】
ここが最も重要な部分です。実際のデータと食事記録を一日ずつ重ね合わせると、こんなことが見えてきました。
3月3日の昼食はかぼちゃの煮物・バナナ・ブルーベリー・ヨーグルト——果糖と澱粉が重なったため、血糖値は緩やかな山を作りました。ただしこれは異常ではなく、健康な体の正常な反応です。
3月4日の昼食は白米+なめ茸——玄米に比べて吸収が早い白米は少し高めのピークを作りましたが、食後の運動記録によってすぐに相殺されていました。
3月5日・6日の夕食はパスタサラダ(728kcal)、焼きうどん(536kcal)——麺類という高炭水化物の食事が入った日でも、朝食のセカンドミール効果と食後の運動が組み合わさることで、危険域の180mg/dLには一度も到達しませんでした。
一食ずつデータと照らし合わせることで、「何が血糖値を動かしているのか」が初めて見えてきます。スマートウォッチの点数を眺めているだけでは、絶対に見えない景色です。
【PFCバランスの分析】
14日間の食事内容から、三大栄養素の比率も算出しました。
栄養素摂取比率目標値評価
| たんぱく質(P) | 約20〜25% | 13〜20% | 大変優秀 |
| 脂質(F) | 約25〜30% | 20〜30% | 質が極めて高い |
| 炭水化物(C) | 約45〜50% | 50〜65% | 適正なマイルド糖質管理 |
特に脂質の「質」が際立っていました。青魚のEPA・DHA、ナッツ類の不飽和脂肪酸——これらはインスリンの効き目を改善し、長期的な血糖安定に大きく寄与しています。量だけでなく、何を食べているかが重要だという典型的な例です。
◇ 3. 血圧・脈拍データの分析
血糖値と食事だけでなく、血圧と脈拍のデータも同時に分析しました。
血圧は概ね110〜120台mmHg。日本高血圧学会の基準「家庭血圧135mmHg未満」を毎日クリアし、「至適血圧」と呼ばれる最も理想的な範囲を維持していました。
脈拍は58〜68bpm。成人の正常値は60〜100回/分ですが、この方は常に60前後。日常的に体を動かしている方や心臓のポンプ機能が非常に効率よく働いている方に見られる、いわゆる「スポーツ心臓」に近い理想的な数値です。
なぜ血圧がここまで安定しているのか——食事データと重ね合わせると、明確な理由が見えてきました。毎日摂っている青魚(サバ)のEPA・DHA、そして大量の野菜に含まれるカリウムが、体内の余分な塩分を排出して血管を保護していたのです。
血糖値・食事・血圧の3つが、見事に連動していました。
◇ 4. 体組成データの分析——最も驚いた数字
そして最後に、体組成のデータです。
指標結果評価
| 体重・BMI | 59kg台・BMI19.3〜19.4 | 14日間ほぼ変動なし。理想的な安定 |
| 体脂肪率 | 14〜15% | 同年代平均20〜24%の約半分 |
| 内臓脂肪レベル | 4〜5 | 標準範囲の最低レベル |
| 骨格筋率 | 約38% | 筋肉が糖をフル稼働で消費している証拠 |
| 基礎代謝 | 約1,471〜1,483 kcal | 太りにくく、エネルギー効率の良い体 |
| 体年齢 | 33〜35歳 | 実年齢より20年以上若い |
50代後半の男性が、機器の計測で体年齢33歳。
この数字が生まれた理由は、体組成データを他の3つのデータと重ね合わせると明確に見えてきます。
骨格筋率が約38%と高く保たれているため、食後に筋肉が糖をすぐに消費できる。だから血糖値が上がらない。内臓脂肪が極めて少ないため、インスリンが正常に効く。だから血糖処理がスムーズになる。血糖値の乱高下がないため、血管へのダメージが蓄積しない。だから血圧が安定する。そして眠りの質が整うことで成長ホルモンが正常に分泌され、体が内側から若返っていく。
3月6日前後のデータを見ると、骨格筋率が38.8〜38.9%と特に高い数値を記録したタイミングで基礎代謝も1,483kcalまで上昇しており、この時期の食事(さば味噌・玄米・豆腐など)ときれいに連動して体が引き締まっていることが確認できます。
4つのデータが連動して、初めてこの数字が生まれました。
◇ この分析で、私が最も伝えたいこと
血糖値だけを見ても、食事だけを見ても、体組成だけを見ても——本当の原因は見つかりません。
この方の体が変わったのは、血糖値×食事×血圧・脈拍×体組成の4つを同時に読み解き、その人だけのバグを一つひとつ特定できたからです。
スマートウォッチのスコアを眺めていても、この連動は絶対に見えません。アプリが出す数字は、答えではなく「入り口」に過ぎないのです。
◇ Kazより
30年間、救急・ICUの現場で働いてきました。
そこで何度も聞いてきた言葉があります。「もっと早く気づいていたら」——体の限界に近づいてからそう言う患者さんたちの顔が、今も忘れられません。
この男性の最初の数字は、空腹時血糖値110、HbA1c5.6%。「まだ病気じゃない」——その数字が、3ヶ月後に体年齢33歳へと変わりました。
あなたの体も、必ず応えてくれます。
残り3日。一緒に、あなたの体の「本当の姿」を見つけましょう。
明日17時の更新も、どうぞお見逃しなく。泣いても笑っても、残り3日。




