
今日も活動報告を読んでくださり、本当にありがとうございます!
4日目の投稿ですが、「楽しみにしています」と声をかけていただくこともあり、嬉しさ半分照れくささ半分で、今日も書いています。
前日は、アドカラーで提供していた「俺の魯肉飯」や「不揃いの餃子たち」が、どんな経緯で生まれたのか、そして仕込みの時間の中で、どんな関係性が生まれていたのかについてお話ししました。
今回は、アドカラーにどんな人たちが関わっていたのか。そして、なぜこの場所に集まってきたのかについて、お話ししたいと思います。

肩書ではなく、一人の人として
アドカラー第1章を運営していたのは、「支援者つながるカフェ」という任意団体でした。
もともとは、“誰かを支援している人たち自身も、自分の言葉で話せる場があったらいいよね”というところから、ゆるく始まった集まりです。
支援する側でいる時間が長くなるほど、「自分自身のことを話す機会」は意外と少なくなっていきます。
制度や役割の中では話せないこと。支援者だからこそ抱えてしまう迷いや、しんどさ。
そういうものを、少し肩の力を抜きながら話せる場所があったらいい。
そして、支援者自身も地域とのつながりを感じられること。肩書きではなく、一人の人としていられること。
そんな思いが、根っこにありました。
実際に関わっていたメンバーも、本当にさまざまでした。
社会福祉士、精神保健福祉士、看護師、保健師、介護支援専門員、理学療法士などなど。
そして、子ども・若者支援、スクールソーシャルワーカー、障害者支援、高齢者支援、手話通訳、行政など、それぞれ異なる現場で活動している人たちです。
でも、最初から「同じ理念を掲げて集まった」というよりは、立ち上げメンバーからの声掛けや、「ちょっと面白そうだから行ってみよう!」の積み重ねでした。
そして「相談ビール」が生まれるきっかけにもなった、松戸クラフトビールフェスwithはしご酒の企画「ビールとフクシのまどぐち」に声をかけられたことから、そのままアドカラーに巻き込まれていった人もいました。

アドカラーが始まると、一緒に餃子を包み、営業中もお客さんと乾杯したり、「今日ちょっと疲れたね」と話しながら、それぞれの距離感でこの場所に関わっていました。
日々、誰かを支える仕事をしていると、「これでよかったのだろうか」と迷う瞬間があります。
制度だけでは届かないこと。頑張っても変えきれないこと。
報われなさや、不甲斐なさを感じること。
支援者には、そういう時間があります。
でもアドカラーには、“支援者”としてではなく、一人の人として過ごせる感覚がありました。
頑張り続けなくてもいい。ちゃんとしていなくてもいい。
ご飯を食べてから、そのままスタッフとして立つ日もある。
逆に、スタッフの日でも、今日は疲れたから普通に食べて帰る日もある。
仕事仲間を連れてきたり、一人でふらっと来たりする人もいる。
“スタッフ”と“お客さん”をきっちり分けすぎない、この関わりのグラデーションこそが、アドカラーらしさだったのかもしれません。
そして不思議と、一緒にいるだけで少し前向きになれる人たちもいました。

あるとき、お客さんから、
「ここは、スタッフが楽しそうなのがいいんだよね」
と言われたことがあります。
その言葉は、今でもすごく印象に残っています。
“支援の場”として頑張っていたというより、まずスタッフ自身が、この場所で自然体でいられていたのかもしれません。
無理に元気を出さなくてもいい。ちゃんとしていなくてもいい。
そんな空気が、結果的に来てくださる方にも伝わっていたのだと思います。
アドカラーでは、“支援する側”“支援される側”をきっちり分けるのではなく、その人が持っている力や経験が、自然と場の中で活きていくことを大切にしてきました。
料理が得意な人。話を聞くのが上手な人。空気を和ませる人。黙々と仕込みをしてくれる人。
役割だけではなく、その人らしさが少しずつ混ざり合いながら、アドカラーという場ができていったのだと思います。
また、こうした場を続けていくために、私たちは「無理をしすぎないこと」も大切にしています。
本業や家庭がある中で関わってくれているスタッフも多く、誰か一人の熱意だけで走り続ける形にはしたくありませんでした。
こういう場は、思いだけで短期間なら走れてしまうことがあります。
でも、「また来ますね」と言ってもらえる場所を続けていくには、続けられる関係性や体制が必要でした。
だからこそアドカラーでは、“頑張り続ける人”を増やすのではなく、“無理なく関われる人”を増やしたいと思っています。

「また来ますね」「また手伝いますね」
そんな言葉が自然に交わされる場所を、地域の中で少しずつ育てていきたいと思っています。
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今回の再始動プロジェクトでも、飲食店としての楽しさや居心地を大切にしながら、必要なときには自然と誰かにつながれる場所を、もう一度つくっていきたいと思っています。
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。
ご支援くださる方も、投稿を広げてくださる方も、静かに見守ってくださる方も、すでにこの場を支えてくださる大切な仲間です。
これからも、「また来られる場所」を丁寧につくっていきます。
ハイライトポイント
・アドカラー第1章は、「支援者つながるカフェ」という任意団体から生まれた
・社会福祉士、看護師、理学療法士など、多様な専門職が関わっていた
・理念だけではなく、「声掛け」や「ちょっとやってみよう」から自然に関わりが広がっていった
・アドカラーは、“支援者”としてではなく、一人の人として過ごせる場所でもあった
・“スタッフ”と“お客さん”を分けすぎない、関わりのグラデーションを大切にしてきた
・「ここはスタッフが楽しそうなのがいい」と言っていただける空気感が生まれていた
・「無理なく続けられる関係性」を地域の中で育てていくことを目指している
次回予告
次回は、クラウドファンディングのリターンについてご紹介します。
どんなリターンがあるのか?どんなふうに関わることができるのかをお伝えします。



