サケクエスト運営の伊藤です。プロジェクトをご覧いただき、ありがとうございます。 今回は、私たちが今まさに直面している地元の危機と、それでも私たちが歩みを止めず、このクラウドファンディングに挑戦し続ける理由について、私のありのままの想いをお伝えさせてください。私たちの地元である富山県氷見市は、能登半島地震の被害から、地域一丸となって少しずつ復興への道を歩んできた矢先でした。しかし、その復興の途上において、追い打ちをかけるような猛烈な豪雨水害がこの街を襲ったのです。3日間にわたり降り続いた雨は、あっという間に道路を冠水させ、車を水没させ、土砂崩れによる集落の孤立や停電を引き起こしました。私たちのチームメンバーである「しまさん」の91歳になるおばあちゃんが入所していた介護施設も水浸しとなり、深夜3時に避難を決意し、朝5時に緊急退避するという非常に緊迫した事態になりました。おばあちゃん自身は無事でしたが、施設はいまだ営業再開の目途が立っていません。泥水が逆流してお風呂に入れない地域もあり、やっと震災から立ち直りかけていた中での水害に、「なんてこった……」と、胸が締め付けられる思いでした。しかし、被災地は悲惨な状況ばかりではありません。 メディアやSNSでは深刻な被害のシーンばかりが目につきますが、実際には、大きな被害を受けなかったお店や、翌日にはすべて片付けて電気を灯し、力強く営業を再開しているお店が氷見にはたくさんあります。 私はそんな地元の姿を見て確信しました。「危ないから行くのをやめよう」と敬遠するのではなく、今しっかりと営業しているお店に積極的に足を運び、経済を回すことこそが、復興への一番の近道なのだと。私たちが進めている「サケクエスト」事業も、このような時期に「不謹慎だ」と言われるかもしれません。 ですが、お酒は日本が世界に誇る大切な伝統であり、宝です。私たちの原点は、6年前のコロナ禍にあります。当時は取引先の飲食店や宿泊施設が休業し、お酒が全く売れない絶望的な状況でした。そこからお酒の文化を守るため、通信販売や輸出、そして国税庁の補助金事業としてWebアプリ「サケクエスト」の開発へと死に物狂いで挑戦してきました。私には守るべき会社と従業員がおり、丁寧な酒造りをされている全国の酒蔵さんたちをサポートしたいという強い決意があります。だからこそ、私たちはここで立ち止まるわけにはいきません。このクラウドファンディングを通じて「サケクエスト」を広め、お酒の文化を皆さんと共有して積極的に経済を回していくことが、巡り巡って被災地の支援や、日本酒文化の再生に繋がると信じています。やれることから、コツコツと。私たちの挑戦に、温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします!有限会社伊藤商事 伊藤正幸




