
クラウドファンディングも、いよいよ残り3日となりました。
これまで鳥屋部えんぶり組の歴史や道具などをご紹介してきましたが、今回は、私たちが受け継いでいる「演目」を、写真とともにご紹介します。
えんぶりというと、大きな烏帽子をかぶった太夫の姿を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、その合間に披露される、豊作や福を願うさまざまな祝福芸も、えんぶりの大きな魅力のひとつです。
それでは、鳥屋部えんぶり組で受け継いでいる演目をいくつかご紹介します。
■太夫
大きな烏帽子をかぶり、力強く舞う太夫は、まさにえんぶりの主役。
田を耕し、種をまくなど、稲作の様子を舞で表現し、その年の五穀豊穣を願います。
鳥屋部えんぶり組は、テンポが速く力強い「どうさいえんぶり」を受け継いでいます。
■喜び舞
扇などを手に、唄に合わせて軽やかに舞う祝福芸です。
その名のとおり、喜びやめでたさを舞で表し、見る人にも福を届けるような華やかな演目です。
■ステラ
輪に銭を付けた「銭太鼓」を手に、「金のなる木」と呼ばれる唄に合わせて軽快に舞います。
ほかでは「えんこえんこ」と呼ばれることもありますが、鳥屋部えんぶり組では「ステラ」と呼んで受け継いでいます。
■恵比寿舞
恵比寿様に扮し、釣り竿を手に鯛を釣り上げる様子をユーモラスに演じます。果たして大きな鯛は釣れるのか? 見ている人も思わず引き込まれる、楽しい演目です。
そして、ここだけの少しコアなお話を。
八戸えんぶり終了後の打ち上げなどでは、副親方による「30分経ってもなかなか釣れない恵比寿舞」が披露されることがあります。
これは一般の場では披露していない、鳥屋部えんぶり組の“裏名物”。
見ることができるのはごく限られた機会だけですが、コアなファンにはおなじみです。
■大黒舞
福の神・大黒様に扮し、小槌などを手に軽快に舞います。
明るく軽快な舞で、五穀豊穣や家内繁栄を願うおめでたい演目です。
■豊年玉すだれ
一本のすだれを自在に操り、次々とさまざまな形をつくっていきます。豊作への願いを込めながら、「次は何ができるんだろう?」と大人も子どもも楽しめる演目です。
太夫による力強い舞から、華やかな祝福芸、そして思わず笑顔になる演目まで。
こうして並べてみると、ひとことで「えんぶり」といっても、さまざまな表情があることがお分かりいただけるのではないでしょうか。
そして、こうした舞や唄、所作、道具、演目の呼び方も、長い年月の中で先輩から後輩へと受け継がれてきました。
私たちがこれから先へ残していきたいのは、一つの舞だけではありません。
こうした一つひとつを含めた「鳥屋部えんぶり」そのものを、次の世代へつないでいきたい。
その思いを、今回のクラウドファンディングに込めています。
クラウドファンディング終了まで、あと3日。
ここまでご支援、応援してくださった皆さま、本当にありがとうございます。
まだご支援を迷われている方にも、ぜひこの機会に応援の輪に加わっていただけましたら嬉しく思います。
また、すでにご支援いただいた皆さまも、もしよろしければSNSなどでもう一度このプロジェクトを広めていただけましたら、大きな力になります。
鳥屋部えんぶりを、これからもこの地域で舞い続けていくために。
最後まで、応援をどうぞよろしくお願いいたします。




