
前回、よろず小屋の中心となる土間には壁や扉を設けず、誰でも気軽に、いつでも立ち寄れる場所にしたい、と書きました。
でも、それはあくまでベースの部分。
その上で、ここでどんなことができるだろうと、日々妄想を膨らませています(笑)。
まず、私たち自身は、山の暮らしに関わる体験会や講演会、上映会などを定期的に開催していくつもりです。
これまでも満月や新月の日に、お食事付きの「満月ナイト」「新月ナイト」を開催してきましたが、それは継続しつつ、昼間に集まり、野外にも出かけながら体験する会も開催していく予定です。
野草を摘んで、料理して食べる。
水車小屋で蕎麦の実を碾いて、その粉で蕎麦を打って食べる。
味噌や寒ざらし大根、干し柿、柚餅子などの保存食をつくる。
石積みをする。
自分たちが講師になるというより、地元の先輩や仲間たちの力をお借りして開催する催しも多くなると思います。
こうした体験は、大学のゼミ合宿や、企業・団体などの研修を対象に、オーダーメイド型で実施することもできると考えています。
もう一つは、ご宿泊のお客様に向けた体験です。
よろず小屋を拠点に、山や川へお連れし、山の暮らしや山の豊かさに触れてもらう。
こちらも私たちだけではなく、地元の先輩や仲間たちにも協力してもらいながら行っていきたいと思っています。
また、私たちが主催する活動だけでなく、勉強会やワークショップ、地域の集まりなど、イベントスペースとしての貸し出しも考えています。
山の暮らしに直接関係することだけに、使い道を限定するつもりはありません。
先月、狩猟をテーマに卒論を書くため調査に帰省した娘(連載11/山の神様の、憎い采配 参照)が、調査の合間に蕎麦屋を手伝いながら、持参したマシンで淹れたコーヒーをお客さんにお出ししました。一応、有料で(笑)。
娘にとっては、自分の好きなことや得意なことを、実際にお金をいただいて人に届けてみる、小さな挑戦だったと思います。
お客さんにも喜んでいただき、本人も少し手応えをつかんだようでした。

こんな感じで、料理でも、ものづくりでも、音楽でも、勉強会でも。
誰かが「こんなことをやってみたい」と思ったら、まずは小さく始めてみる。
うまくいけば続ければいいし、違ったらやり方を変えてみればいい。
よろず小屋を、そんな誰かの挑戦を受け止められる場所にもしたいと思っています。
では、体験会やイベントのない日はどうするのか。
そんな日は、本を読んだり、パソコンを開いて仕事をしたり、誰かと話をしたり。
何もしないで、ただのんびり過ごしてもいい。
地元の人も、移住してきた人も、何度も早川に通う人も、初めて訪れた人も。
お年寄りも、若者も、子どもたちも。
それぞれ立場も経験も違う人たちが同じ場所に居合わせれば、思いがけない会話や、新しい活動が生まれることもあるでしょう。
私たちが企画しなくても、誰かが声をかけ、仲間が集まり、何かが始まっている。
そんな場所になったら理想的です。
最終的にどんな場所になっていくのか、今の私たちにも、まだ全部はわかりません。
だからこそ、楽しみでもあります。
いろいろな人に使われ、その使われ方によって、少しずつ役割が増えたり、変わったりしていく。
そんなふうに、使われながら育つ小屋にしたいと思っています。
先日のSNS投稿で、「よろず小屋ができたら、あなたはここで何をしてみたいですか?」と皆さんに投げかけました。
すでに、私たちだけでは思いつかなかったようなアイデアもいただいています。
応援してくださっている皆さんも、ぜひ、自分だったらここで何をしたいか、考えてみて欲しいです。
「こんなことをやってみたい」「こんな使い方があったら面白い」
そんなアイデアがあれば、ぜひコメントで教えてください。
皆さんのそんなひらめきの一つひとつが、この小屋を育てていく力になるのだと思います。
【クラウドファンディングの現在地】
10月6日20時30分現在、318人の皆さまから、9,462,000円のご支援をいただいております。ファーストゴールまで、あと538,000円です。
募集終了は10月15日。
このクラウドファンディングはAll-or-Nothing方式のため、1,000万円に届かなければ支援金を受け取ることができず、今回の建設計画はいったん中止となります。
ここまで本当にたくさんの皆さまに応援していただき、ありがとうございます。
残り9日。
最後まで、ご支援と情報のシェアをよろしくお願いいたします。



