
この連載の第5回で、狩猟見学ツアーを通して感じたことを書きました。
猟師と一緒に山に入り、山の見方や獣のことを教わる。猟の後には、山の恵みを囲みながら、地域の暮らしについて語り合う。そんな体験を通して、早川の山や暮らしに強く惹かれていく人たちの姿を見て、私自身が早川に来たばかりの頃のことを思い出しました。地域の人たちに山へ連れて行ってもらい、いろいろなことを教わりながら、いつの間にか早川の虜になっていたこと。

自分がしてもらったことを、今度はほかの人たちにも伝えていけばいい。そして、その先にある自分の思いにも気づきました。
「山で一緒に楽しく暮らす仲間を、もっと増やしたい。」
これが、よろず小屋をつくろうと思った原点です。
そのためには、まず、早川の山や暮らしの面白さを知ってもらうこと。そして、それぞれの関心やライフスタイルに合わせて、この土地との関わりを深めていける場所が必要だと思っています。
月夜見山荘に泊まり、山の中で過ごす時間を楽しむ。おすくにで、山の恵みを味わう。よろず小屋で、山の知恵や技術を学び、自分でも実際にやってみる。
そうした体験をきっかけに、また早川を訪れたいと思う人が増えていく。
何度も通ううちに、顔なじみができ、一緒に山に入る仲間ができる。地域の行事や作業に参加したり、自分から新しい活動を始めたりするようになる。
そんな関わりが、少しずつ広がっていったらと思います。

さらに、早川との関わりを深めていくためには、もっと長く滞在できる場所も必要になるでしょう。
よろず小屋が完成したら、次はそんな場所もつくっていきたいと考えています。
数日間滞在して、山の仕事やものづくりに取り組む。季節ごとに訪れ、山の暮らしを少しずつ覚えていく。もっと長く滞在して、早川での暮らしを試してみる。
地域の空き家などを活用したり、小さな小屋を建てたりしながら、そんな滞在の拠点をいくつか整えていけたらと思っています。

月夜見山荘、おすくに、よろず小屋、そしてこれからつくっていきたい滞在拠点。
それぞれの場所を通して、早川の山や暮らしに触れ、学び、楽しみ、関わりを深めていく。
早川で生まれ育った人も、早川に移り住んできた人も、たまたま観光で来た人も、定期的に通ってきている人も。
そんな人たちと一緒に山に入り、手を動かし、遊び、語り合いながら、山の暮らしをもっと面白くしていきたいと思っています。
そして、その中から、いつか本当にここに住んでくれる人が、一人でも増えたら。村の中に、灯りがぽつり、またぽつりと増えていったら。
そんな未来を、よろず小屋のその先に思い描いています。
【クラウドファンディングの現在地】
おかげさまで、10月7日にファーストゴールの1,000万円を達成することができました。多くの皆さまのご支援、ご協力に、心より感謝申し上げます。
しかし、よろず小屋を当初思い描いていた形で実現するには、まだ資金が必要です。
現在はネクストゴールの1,500万円を目指して挑戦を続けています。
募集終了まで、あと4日。10月15日が最終日です。
最後まで頑張りますので、引き続き、ご支援と情報のシェアをよろしくお願いいたします。



