山との関わりを暮らしの中に取り戻す 「山の共同よろず小屋」建設プロジェクト

山と関わりながら楽しく暮らす仲間を増やすため、山菜採り、狩猟採集、保存食づくり、蕎麦打ち、石積みなどをともに学び実践する「山の共同よろず小屋」を早川町につくります。地域の人と訪れる人が手を動かし、知恵や技術を持ち寄りながら、山の暮らしを次へつなぐ拠点です。

目標突破
ネクストゴール挑戦中!

もうすぐ
終了

現在の支援総額

10,772,500円

107%

ネクストゴールは15,000,000円

支援者数

365人

24時間以内に10人からの支援がありました

募集終了まで残り

1日

山との関わりを暮らしの中に取り戻す 「山の共同よろず小屋」建設プロジェクト

目標突破
ネクストゴール挑戦中!

もうすぐ
終了

現在の支援総額

10,772,500円

初期目標100%突破

あと 1日
107%

ネクストゴールは15,000,000円

支援者数365人

山と関わりながら楽しく暮らす仲間を増やすため、山菜採り、狩猟採集、保存食づくり、蕎麦打ち、石積みなどをともに学び実践する「山の共同よろず小屋」を早川町につくります。地域の人と訪れる人が手を動かし、知恵や技術を持ち寄りながら、山の暮らしを次へつなぐ拠点です。

日本で最も人口の少ない町・山梨県早川町から

はじめまして。
日本で最も人口の少ない町・山梨県早川町で、古民家一棟貸しの宿「月夜見山荘」と、手打ち蕎麦と山の食「おすくに」を営む鞍打大輔、佳子です。このページをご覧くださり、誠にありがとうございます。

私たちは約30年前に早川町へ移り住み、この土地で暮らし、学び、地域の方々と関わりながら活動してきました。今回の「山の共同よろず小屋」は、そうした30年間の暮らしと学びの積み重ね、そして2019年に開業した月夜見山荘・おすくにの実践の先にある、次の挑戦です。

ー 今、山と人との距離が大きく変わり始めています。 ー

山に入る人が減り、暮らしの中で山に関わる機会が少なくなる一方で、鹿や猪、熊などの野生動物は、人の暮らす場所へと近づいています。
私たちは早川で暮らす中で、人と自然の境界が少しずつ変化していくのを感じてきました。
このプロジェクトは、山との関わりをもう一度暮らしの中につくり直す試みです。

早川の山の暮らしから学んだこと

早川町は、南アルプスの急峻な山と深い谷に囲まれた、人口約800人の町です。町内には36の集落があり、山の斜面や川沿いに点在し、人の暮らしはいつも山と隣り合わせにあります。

私たちが早川町に移り住んだのは、今から30年ほど前のことです。移住後、この土地で暮らす中で、狩猟採集、斜面地での農業、集落総出で行う道づくり、せぎ(水路)や水源の維持管理などに関わってきました。

また日本上流文化圏研究所での仕事を通して、早川の先輩方からたくさんの話を聞かせてもらったり、実際に山へ連れて行ってもらったり、作業に参加させてもらったりする中で、焼畑や炭焼き、郷土料理や保存食づくりなど、山ならではの暮らしぶりについてもたくさん教えてもらってきました。

そこで感じたのは、山の暮らしは、自然と折り合いながら暮らすための知恵と技術、そして工夫に溢れているということです。
草を刈り、畑を耕し、山道や水源を見て、山菜やきのこ、川魚や獣を得るために山へ入る。畑が鳥や獣に荒らされれば、できる限り守りながら、必要な時にはその命をいただく。
日々、仕事や生活のために山と関わることが、人の暮らしと自然の間にある境界を保つ営みとなっていました。

しかし、時代の変化とともに、暮らしの中で山と関わる機会は少しずつ減ってきました。
山村の過疎化、高齢化の流れの中で、人と自然の境界は、奥山から里山へ、そして集落の周辺へと近づき、さらには集落までもが自然に飲み込まれつつあるのを感じます。

山で暮らす人が減り、草に覆われた空き家が増え、家のすぐそばまで鹿や猿、猪が出てくるのは日常茶飯事です。熊の目撃情報も、増加傾向にあります。
自然は、人が思う以上の速さで、人の生活領域へと入り込んできています。早川町よりもさらに都市近郊の甲府盆地周縁部でも、鹿による農作物の被害や熊の目撃情報が頻繁に発生し始めているのが何よりの証拠ではないでしょうか。

今後、人の生活領域への自然の侵食をどこでどのように食い止めていくのか。これは人々の生活の安全、農業生産、はたまた国土の保全を考える上で大きな課題となってくるでしょう。
ただ、言えることは、山と関わり、自然を見る目を養い、自然の動きを理解し対応していくことの中からしか、本質的な解決策は見つからないということです。

人と自然の境界を、これから誰が、どのように支えていくのか。私たちは、そのことを考える上で、まずもう一度、人が山と関わることから始める必要があると感じています。
山に入り、自然を見る。草を刈る。道や水を見て、山の恵みをいただく。そうした関わりの中で、自然の変化に気づき、どう折り合っていくかを考える。

かつて暮らしの中に当たり前にあった、そうした山との関わりを、今の時代に合った形でもう一度つくり直していきたいと考えています。


暮らしの中に山との関わりを取り戻す

私たちは2019年に、古民家一棟貸しの宿「月夜見山荘」と、手打ち蕎麦と山の食の店「おすくに」を開業しました。囲炉裏の火、山の静けさ、満天の星空、鳥の声、そして山菜、川魚、きのこ、鹿や猪、手打ち蕎麦。宿泊や食事を通じて、山の暮らしの豊かさを感じていただくことを大切にしてきました。

同時に、月夜見山荘とおすくには、私たち自身が山に入る理由を保つための仕事でもあります。春には山菜を採り、夏には川魚を釣り、秋にはきのこを探し、冬には獣を獲り、その命を食へとつなぐ。山に入ることで料理が生まれ、宿での時間が豊かになり、お客さんに伝えられるものが増えていきます。

私たちにとって、山に入ることは楽しみであり、仕事であり、この土地で暮らし続けるために欠かせない営みになりました。(日々の暮らしの様子はSNSでも発信しています)

山との関わりを「守らなければならない義務」にするのではなく、楽しみや仕事、暮らしの豊かさにつなげることで、山に入る理由を持ち続けることができたと考えています。

幸い、月夜見山荘やおすくにを訪れてくださる方の中には、「この土地の暮らしをもっと深く知りたい」「自分も少し関わってみたい」と感じてくださる方がいます。そして、地元には、同じように山に入り、山の恵みや厳しさと向き合いながら暮らす仲間たちもいます。

こうした人たちと一緒に山へ行き、持ち帰ったものを料理し、分かち合いながら、活用の知恵や技術を学ぶ。それぞれがこの山で実現したいことを語り合い、ときには一緒に形にしていく。

私たちの次の夢は、こうした時間を積み重ねながら、「山と関わりながら楽しく暮らす仲間を増やしていく」ことになりました。


実践・交流・学びの拠点となる「山の共同よろず小屋」

かつて山の家々には、季節ごとの仕事や暮らしの営みを受け止める、小さな農作業小屋(納屋)がありました。そこで道具を直し、収穫した豆や穀類を広げ、山菜を保存し、味噌を仕込む。そんな素朴で実用的な作業場です。

そして集落には、水車小屋、豆腐小屋、共同水場、共同の釜場など、みんなが共同で使う小屋や場所もありました。隣近所が集まり、手を動かし、技術を伝え、世間話をする開かれた場所です。

こんな場所が今も身近な場所にあって、山の暮らしに興味を持ってくれた人たちと一緒に山に入り、手を動かし、山の暮らしを楽しむことができたら、「山と関わりながら楽しく暮らす仲間」をもっと増やしていけるのではないか。

そんな思いから、かつて山の暮らしの中に当たり前にあった小屋をイメージしながら、地域の人と訪れる人が一緒に「山の暮らし」を体験し、学び、交流するための拠点として、「山の共同よろず小屋」(以下「よろず小屋」)をつくる決意をしました。



「よろず小屋」では、宿泊で来られたお客様や地域の仲間、山の暮らしに関心のある人たちと一緒に山へ行き、持ち帰ったものを料理し、分かち合う。畑で採れたものを選別して保存食に変えたり、みんなで集まって味噌を仕込んだり餅をついたりする。それぞれの夢や得意なことを語り合い学び合う。季節や仕事、人の集まりに応じて姿を変える、素朴で実用的な場所を目指します。

場所は「おすくに」と同じ敷地内です。既存の母屋を解体し、その跡地に、床面積49.6㎡、約15坪の小さな木造平屋を新築します。中心には、屋根付きの半屋外土間を設け、本棚や作業スペース、蕎麦打ちスペース、バックヤードを備える計画です。作業・体験・交流・学びの場として、山の暮らしに関わるさまざまな活動ができる場所にしていきます。


小屋の完成後は、周囲の畑、野山と連動しながら、次の4つの実践を続けていきます。

1. 狩猟採集に関する体験会

山菜採り、きのこ採り、渓流釣り、狩猟などを通じて、山にある資源を学び、狩猟採集の技術とともに、食材の活用方法を学びます。

2. 保存食・食品加工に関する体験会

蕎麦打ちなどの郷土料理づくり、味噌仕込みや豆腐づくり、乾物や漬物などの保存食づくりを通じて、山の食文化の知恵と技術を学びます。

3. 山や周辺環境の手入れに関する体験会

畑仕事、山道やせぎの手入れ、石積みの修復など、集落まわりの環境整備活動を定期的に実施していきます。

4. 講演会・上映会など

全国各地の山の暮らしの実践者から話を聞いたり、全国各地の山の暮らしの記録や映像を上映したり、みんなで語り合い学び合う集まりを定期的に開催していきます。

宿泊者や蕎麦屋のリピーター、学生、移住希望者、この地で暮らす人、地域の仕事に関わる人、日本各地の田舎で同じ課題に向き合う人、都市に暮らしながら山との関わりを探す人にも開かれた場にし、「よろず小屋」を、山の暮らしの楽しさと厳しさを受け止め、人から人へ知恵や技術を手渡し、仲間を増やしていく場として育てていきたいと考えています。

私たちは、このクラウドファンディングを、よろず小屋を一緒に育てていく仲間と出会う機会にもしたいと考えています。
この山に足を運び、一緒に手を動かし、学び、楽しむ。
そんな関わりを、この小屋づくりから一緒に始めていただけたら嬉しいです。


資金の使い道

ファーストゴールは10月7日に達成しました。多くの方のご支援ありがとうございました!!
現在、ネクストゴールの達成、十分な広さと機能を備えた「理想のよろず小屋建設」に向けて、引き続き支援を募集しております!!


今回のプロジェクトの総額は約2,000万円を想定しており、うち既存の建物の解体、および「よろず小屋」の設計に関する費用、約500万円は自己資金でまかないます。そして、クラウドファンディングでは、建物の建設に関わる資金の支援をお願いしたく、ファーストゴール1,000万円達成後、ネクストゴール1,500万円を設定します。

ファーストゴールの1,000万円に届かなければ、All-or-Nothing方式のため支援金を受け取れず、計画は一旦中止となります。

ファーストゴール1,000万円を達成し、セカンドゴール1,500万円に届かなかった場合は、建物の規模・仕様・整備内容を縮小し、段階的な実施へ変更するか、あるいは不足分を借入で補い、収益機能を追加し返済可能な事業計画への変更を検討します。

セカンドゴールの1,500万円まで届けば、現在計画している規模で、十分な土間スペース、蕎麦打ちスペース、バックヤード、必要な設備や什器を備えた「よろず小屋」を整えます。

ご支援金は、建築工事費、電気・給排水などの設備工事費を中心に、什器・備品、記録・広報制作、リターン準備、CAMPFIRE手数料等に大切に使わせていただきます。

完成後は、活動報告、見学会、体験会などを通じて、「よろず小屋」の歩みを共有していきます。山と関わる楽しみ、喜びを、今の時代に合った形でつくっていく。この小屋を、その拠点として、皆様と一緒に育てていきたいと考えています。

【今後の予定】
クラウドファンディング成立後、実施設計・工事準備を進め、2026年12月ごろから既存母屋を解体し、2027年中に「山の共同よろず小屋」を完成させる予定です。ただし、ファーストゴールのみ達成の場合は、事業計画の見直しなども必要となり、完成時期は遅れる可能性があります。完成後には支援者向けの見学会、報告会、体験会を順次行っていきます。


これからも、山と関わりながら

私たちが早川に移り住んでから約30年。この土地で暮らしながら、たくさんの人から、山とともに生きる知恵や技術、そしてその楽しさを教えてもらってきました。

私たちもまだまだ学ぶ立場です。これからも学び続けながら、これまで私たちが受け取ってきたものを、次の人たちへ手渡していきたい。そして、もっと多くの方と交流し、この学びの場そのものを共有していきたいと考えています。

よろず小屋を、ただ何かを教わる場所ではなく、山に入り、一緒に手を動かし、食べ、語り、それぞれがこの土地との関わりを見つけていく場所にしたい。そして、ここから「山と関わりながら楽しく暮らす仲間」が、一人、また一人と増えていったら、こんなに嬉しいことはありません。

この小屋を、私たちだけでつくるのではなく、これからここに関わってくださる皆さんと一緒につくり、育てていきたいと思っています。

「山の共同よろず小屋」の最初の一歩に、どうか力を貸してください。

ご支援、そしてこれからの「よろず小屋」へのご参加を、心よりお願いいたします。

月夜見山荘/おすくに 鞍打大輔・佳子
と、山のパートナー甲斐犬モク


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 主な使い道 ・建設工事費 ・電気、給排水などの設備工事費 ・作業・交流スペースの整備費 ・什器備品の購入費 ・記録・広報制作費 ・リターン準備費 ・CAMPFIRE手数料、決済手数料 なお、既存母屋の解体にかかる費用は、今回のクラウドファンディングの資金使途には含めず、別途私たちの責任で対応します。 今後の予定 クラウドファンディング終了後、実施設計・工事準備を進め、2026年12月ごろから既存母屋を解体し、2027年中に「山の共同よろず小屋」を完成させる予定です。完成時期は工事や申請の状況により前後する可能性がありますが、完成後には支援者向けの見学会、報告会、体験会を順次行っていきます。

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください

最新の活動報告

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  • 山に入るとき、私は山の神に手を合わせます。「今日もよろしくお願いいたします。無事に帰って来られますように。今日も良い一日になりますように。」そして、山から出るときには、また手を合わせます。「無事に戻れました。ありがとうございました。また来ますので、よろしくお願いいたします。」山の神に手を合わせるとき、今は「たくさん採れますように」とは祈りません。もちろん昔は、山菜やきのこをたくさん採りたいという気持ちもありましたし、そんなふうに祈ったこともあったと思います。でも、今は不思議とそういう気持ちが起きません。早川で30年近く暮らし、狩猟採集をしながら山を歩く中で、山に対する気持ちが変わってきたんだと思います。例えば渓流釣り。以前は、釣りが上手になりたい、たくさん釣ってたくさん食べたいという思いが先行し、ガンガン釣った時期もありました。ところが、店の料理に使う魚を釣るようになると、必要な数を揃えるためにたくさん釣ることや、同じ沢に何度も足を運ぶことに、後ろめたさを感じるようになりました。今は、同じ沢に入るのは年に一度と決め、最低限必要な分だけ持ち帰るようにしています。(なので、お店で出す魚の全てが自分で釣ったもの、というわけではありません。)山の恵みはいただく。でも、やりすぎない。そんな気持ちが自分の中に芽生えていったのだと思います。それは、自然を守るという立派な使命感ではなく、これからもずっと、山の恵みを享受しながら生きていきたいという思いからです。山菜は株や木を枯らさず、減らさないように。魚も、沢の魚が減らないように。一方で、増えすぎた鹿は積極的に獲ることが山の植生を守ることにもなる。きのこは採ること自体よりも、生育する環境の変化に気を配る必要があります。何を、どれだけ、どのようにいただくのか。その答えは、相手によっても山の状態によっても違います。だから、山に入り、山を知り、自分なりの基準をつくっていく。そして、自然の変化を感じ取りながら、その基準も変えていく。自然を遠くから眺めて守るのではなく、山の恵みを享受したいから自然と積極的に関わるし、これからも享受し続けたいから関わる際の節度を保つ。山の神に手を合わせるとき、このことを自分の中で意識させているのだと思います。山の中では、人間もまた、自然の中のちっぽけな存在の一つです。だからといって、自然を畏れ遠ざけるのではなく、もっと山に入り、山を知り、その豊かさをずっとずっと楽しみながら暮らしていきたい。よろず小屋でも、みなさんと一緒に山の豊かさを分かち合いながら、それぞれの山との付き合い方を考えていけたらと思っています。クラウドファンディング募集中の連載はこれでおしまい!全23回の連載にお付き合いいただき、ありがとうございました。(また書きたくなったら書くかもしれません。その時はまたお付き合いください。)よろず小屋構想は、まだ始まったばかりです。ーーー【クラウドファンディングの現在地】現在は、当初思い描いたよろず小屋の実現に向けて、ネクストゴール1,500万円に挑戦中です。募集終了は10月15日(木)。残り2日!最後まで頑張りますので、引き続きご支援、情報拡散へのご協力をよろしくお願いいたします。 もっと見る
  • この連載の第5回で、狩猟見学ツアーを通して感じたことを書きました。猟師と一緒に山に入り、山の見方や獣のことを教わる。猟の後には、山の恵みを囲みながら、地域の暮らしについて語り合う。そんな体験を通して、早川の山や暮らしに強く惹かれていく人たちの姿を見て、私自身が早川に来たばかりの頃のことを思い出しました。地域の人たちに山へ連れて行ってもらい、いろいろなことを教わりながら、いつの間にか早川の虜になっていたこと。自分がしてもらったことを、今度はほかの人たちにも伝えていけばいい。そして、その先にある自分の思いにも気づきました。「山で一緒に楽しく暮らす仲間を、もっと増やしたい。」これが、よろず小屋をつくろうと思った原点です。そのためには、まず、早川の山や暮らしの面白さを知ってもらうこと。そして、それぞれの関心やライフスタイルに合わせて、この土地との関わりを深めていける場所が必要だと思っています。月夜見山荘に泊まり、山の中で過ごす時間を楽しむ。おすくにで、山の恵みを味わう。よろず小屋で、山の知恵や技術を学び、自分でも実際にやってみる。そうした体験をきっかけに、また早川を訪れたいと思う人が増えていく。何度も通ううちに、顔なじみができ、一緒に山に入る仲間ができる。地域の行事や作業に参加したり、自分から新しい活動を始めたりするようになる。そんな関わりが、少しずつ広がっていったらと思います。さらに、早川との関わりを深めていくためには、もっと長く滞在できる場所も必要になるでしょう。よろず小屋が完成したら、次はそんな場所もつくっていきたいと考えています。数日間滞在して、山の仕事やものづくりに取り組む。季節ごとに訪れ、山の暮らしを少しずつ覚えていく。もっと長く滞在して、早川での暮らしを試してみる。地域の空き家などを活用したり、小さな小屋を建てたりしながら、そんな滞在の拠点をいくつか整えていけたらと思っています。月夜見山荘、おすくに、よろず小屋、そしてこれからつくっていきたい滞在拠点。それぞれの場所を通して、早川の山や暮らしに触れ、学び、楽しみ、関わりを深めていく。早川で生まれ育った人も、早川に移り住んできた人も、たまたま観光で来た人も、定期的に通ってきている人も。そんな人たちと一緒に山に入り、手を動かし、遊び、語り合いながら、山の暮らしをもっと面白くしていきたいと思っています。そして、その中から、いつか本当にここに住んでくれる人が、一人でも増えたら。村の中に、灯りがぽつり、またぽつりと増えていったら。そんな未来を、よろず小屋のその先に思い描いています。【クラウドファンディングの現在地】おかげさまで、10月7日にファーストゴールの1,000万円を達成することができました。多くの皆さまのご支援、ご協力に、心より感謝申し上げます。しかし、よろず小屋を当初思い描いていた形で実現するには、まだ資金が必要です。現在はネクストゴールの1,500万円を目指して挑戦を続けています。募集終了まで、あと4日。10月15日が最終日です。最後まで頑張りますので、引き続き、ご支援と情報のシェアをよろしくお願いいたします。 もっと見る
  • 誰もが気軽に立ち寄り、集まった人たちが思い思いに使いながら育てていく。前回、前々回の連載で、そんなよろず小屋の姿について書きました。このような関わりを通して、私がこの小屋で生み出したいのは、今の時代に合った、一人ひとりの「山と関わる必然」です。かつて、山があるからこそ成り立っていた山村の暮らし。山から薪を採り、山菜やきのこを採り、木や竹を暮らしの道具に使う。山との関わりが、日々の生活を支えていました。時代が変わり、そうした関わりは少しずつ薄れつつあります。それでも、地域の人たちの暮らしや記憶の中には、今も山と付き合うための知恵や技術が残されています。使われる機会が少なくなった道具や、受け継がれてきた習慣もあります。いわば、かつての山の暮らしの断片です。私は、その一つひとつに、これからの暮らしを豊かにする可能性があると感じています。例えば、山菜の種類や保存の仕方を、地域の人に教わる。まずは教わったとおりにやってみる。実際に山に入り、採って、下処理をして、食べてみる。何度か繰り返すうちに、採る時期や場所、山菜の扱い方が少しずつわかってくる。すると、春になるのが楽しみになる。今度は違う山菜も覚えてみたくなる。自分なりの料理を考えたり、誰かに食べてもらいたくなったりする。さらに、そこに新しい知恵や発想が加われば、保存や加工の工夫が生まれ、新しい料理や商品、仕事につながることもあるでしょう。もちろん、山菜やきのこに限った話ではありません。山の道具を使ってみる。壊れたら自分で修理してみる。他のものにも活用できないか考えてみる。竹の活用を覚えたら、竹藪を手入れするために山へ通うようになるかもしれない。放棄された山林や農地も、誰かの知恵や発想によって、新しい使い道が見つかるかもしれません。かつての山の暮らしの断片を、今の時代の知恵や価値観と結びつけながら、もう一度紡ぎ合わせていく。そんなことを、いろいろな人と一緒に試してみたいのです。山菜を採るために、春が待ち遠しくなる。竹籠をつくるために、竹藪を整備する。覚えた技術を試したくて、また早川を訪れる。よろず小屋は、単なる体験施設や交流施設ではなく、「山と関わる必然を、今の時代にもう一度つくり直すための実験室」なのです。---【クラウドファンディングの現在地】おかげさまで、10月7日にファーストゴールの1,000万円を達成することができました。多くの皆さまのご支援、ご協力に、心より感謝申し上げます。現在はネクストゴール1,500万円を目指し、10月15日の最終日まで挑戦を続けています。引き続き、ご支援と情報のシェアをよろしくお願いいたします。 もっと見る

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