草刈りを終えて一安心したのも束の間、次の大きな壁が立ちはだかりました。
2025年11月10日。30年以上も耕作されていなかったこの場所は、水路が完全に土や泥で埋まってしまっていたんです。本来なら排水路へ流れるはずの水がすべて畑の中に流れ込んでしまい、地面は底なし沼のように軟弱な状態に……。これでは大きなトラクターや機械を入れることができません。
「やるしかないのう」
二人で鍬とスコップを手に持ち、冷たい泥の中に足を踏み入れました。泥だらけになりながら、一掘りずつ、ただ手作業で溝を掘り進めるしかありません。腰が痛むのをこらえながら、二人で一日中泥と格闘した夕方。
ついに、サラサラと綺麗な水が音を立てて流れ出しました。30年ぶりに、この場所に水路がよみがえった瞬間でした。一歩ずつですが、確実に前へ進んでいます。
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