「蕎麦っちゅうのはね、本当に水に弱い生き物なんですよ」
2025年11月17日。水路を綺麗にした勢いのまま、私たちはもう一枚の畑の開墾へと乗り出しました。
実は、蕎麦という植物は湿気にものすごく弱く、水はけが悪いとすぐに根腐れしてしまいます。ただ周りの水路を掃除しただけでは、この水分をたっぷり含んだジクジクの軟弱地盤を乾かすことはできません。
そこで私たちは、足元がズブズブと沈む畑の中に、無理やり重機(ユンボ)を投入することにしました。
狙いは「明渠(めいきょ)」と呼ばれる、地表の水分を逃がすための深い排水溝を掘ること。キャタピラが泥に取られそうになりながらも、一掘りずつ慎重に土を跳ね上げていきました。
まっすぐに通った明渠から、土の中の水がジワジワと滲み出て流れていくのを見て、これでやっと赤そばの種を迎えるための「最高のベッド」が作れるとホッと一安心です。
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