「アイヌ映像プロジェクト」の予告編が完成致しました!この映像の完成版を仕上げる制作費と、北海道でのアイヌの撮影活動費を集めているクラウドファンディングはいよいよ来週の土曜日までです。現在のままですと制作費用には全く足りていない状態ですので、なんとか御支援の程よろしくお願い致します。(https://camp-fire.jp/projects/view/95768)
2021年には今回イタリアで開催されたこちらのイベントの先住民族版「先住民族テッラ・マードレ」が日本で開催される可能性があり、この映像プロジェクトが開催決定の最後の一押しとなるかもしれません。
どうしてイマ、先住民族から学ぶことが世界でこれほど注目されているのでしょうか?一つの大きな理由には気候変動があります。
例えば、今回イタリアで提供したアイヌ弁当メニューの、
黍ごはんおにぎり
ハスカップおにぎり
豚肉炒め物 シケレペのソース
キトピロの出汁巻卵
コンプシト
セタエントのゼリーとお茶
といった料理はきっと未知な方が多いと思います。
今後気候変動や人口増加によって「世界食糧危機」が起こるというのは皆さん聞いたことがあると思います。昆虫食やミドリムシが注目されているのもそれです。(僕はまだ食べたことはありませんが)
スーパーでなんでも揃う飽食の現代では想像することは難しいかもしれませんが、世界中の人々に充分な食料が行き渡らなくなる世界食糧危機に有効な一つの手段は「食の多様化」です。「今食べている野菜や果物が充分に回らなくなるなら、今はまだ多くの人が食べていないものに目を向けてみよう」という考え方です。
そこで今北欧を中心にヨーロッパでは世界中の先住民族の食べものに
関心が集められています。世界中のほとんどの人がまだ食べたことのない先住民の食事に、「未来の食」の知恵やヒントが隠されているからです。
現に北欧ではすでに先住民族に習った野草レストランが大ブームになっています。今回イタリアで開催された世界最大の食の祭典でもアイヌ食や他の先住民族の食への注目度は非常に高かったです。
僕は普段ヨーロッパのスタートアップの活動をインタビューをし映像と記事で日本に情報発信をしていますが、活動の根幹にあるのは自然環境と社会の持続可能性「サスティナビリティ(Sustainability)」です。
自分たちの次の世代の「未来の食」を考えるために、今先住民族の食から学ぶ。それは自然環境と社会の持続可能性「サスティナビリティ(Sustainability)」に根付いています。
この映像プロジェクトをきっかけに、すでに先住民族に関心を寄せている海外だけでなく、日本でもアイヌを含めた先住民族の「未来の食」に関心を持ってもらう。そんな日本の食のムーヴメントになるような映像プロジェクトに仕上げたいと思っているので、御支援と御協力をいただけましたら大変嬉しく思います。
予告編映像が完成致しました。
北海道のアイヌの地から必ず日本の「未来の食」に繋がるような知恵とヒントをお届け致します。
よろしくお願い致します。
Aki
クラウドファンディング( 10月6日 (土) まで ):
https://camp-fire.jp/projects/view/95768