:: 9/29更新! ::
更新1 「テッラ・マードレ」無事に終えることができました!
イタリアで9月20日から24日まで開催されていた世界最大の食の祭典「テッラ・マードレ」が無事に終了致しました!日本代表チームのメインイベントの一つであったアイヌ民族チームと生江史伸シェフがコラボをした「アイヌ民族プレート」も全80食が完売し、アイヌワークショップも連日立ち見が出るほどの大盛況でした。
詳細な近況報告については FacebookやTwitterでさせていただいておりますので、そちらをご覧ください。
更新2 映像プロジェクトはこれからが本番!アイヌの大地・北海道で先住民族の食の原点に迫ります。
イタリアの「テッラ・マードレ」では日本を代表する先住民族の味としてアイヌの食事を味わってもらい、改めて今の世界での「先住民族の食」に対する関心の高さがうかがえました。
私のブログ『どうしてイマ、世界中で先住民族の食が注目されているか。』でも書きました通り、将来、世界的な人口増加や気候変動によって世界食糧危機が起こると言われている中で、私たちの「未来の食」の知恵やヒントは先住民族の食の中にあると思います。
北海道での撮影プロジェクトはそういった「世界のほとんどの人がまだ知らないけれども、美味しくて栄養豊富な」アイヌの食材や調理法を国内外に紹介したいと考えております。
「これから人口が増え気候も変化することで、これまでに食べてきたものの価格は必ず高騰する。それなら、先住民族の食や野草など、まだ開拓されていない食を広めよう。」
こういった考えから北欧ではすでに先住民族とコラボをしたり、野草を提供したりするレストランが人気を集めています。またドイツでは近年薬草の効果が見直される動きが活発です。
食料のほとんどを輸入に頼り、世界の人口増加による価格の変動が避けられない日本にとって、こうした「先住民族に習った食を取り入れていく」流れは今後自然と広まっていくと思います。
2021年には世界中の先住民族が集まるイベント「先住民族テッラ・マードレ」が日本で開催される見通しとなっています。それに向けても今回の「アイヌ映像プロジェクト」で、日本の先住民族であるアイヌの食の知恵を国内外に発信をすることは、大変意義深いことだと思います。
そのためにも、どうかクラウドファンディング終了の10/6(土)まで映像制作の活動費の御支援と御協力をいただけましたら嬉しく思います。必ず日本とアイヌ文化が世界から注目を集めるような映像を制作したいと思っております。
最後にイタリアのテッラ・マードレでのアイヌの活動をまとめた映像の予告編ができましたので紹介させていただきます。
よろしくお願い致します。
安居昭博
▼自己紹介と今回の活動について
ページを訪れていただきありがとうございます!スローフード協会で映像制作と写真撮影を行なっております安居昭博と申します。まず初めに、スローフードのことを簡単に紹介させていただきます。
▶スローフードとは?
まずはこちらの映像をご覧ください!スローフードの活動が2分でわかる内容となっています。
スローフードは1986年にイタリアで発祥した歴史ある国際機関で、
・おいしく健康的で (GOOD)、
・環境に負荷を与えず (CLEAN)、
・生産者が正当に評価される (FAIR)
食文化を目指す社会運動です。現在スローフードの活動は世界150ヶ国以上に広がっており、日本では私たちスローフード協会が活動を運営しています。カルロ・ペトリーニ氏が会長を務め、カリフォルニアのレストラン「シェパニーズ」のシェフであるアリス・ウォータース氏が副会長を勤めています。
▶スローフードの活動理念
世界各国のスローフードは、
①生物多様性の保護
②消費者と生産者のつながりを創る
③食の問題に対する認知度を上げる
といった3つのカテゴリで、種の保護から先住民族の支援、シェフのコミュニティづくり等の分野で、様々なプロジェクトを行なっています。
スローフードを創始者し世界中に活動を広めたカルロ・ペトリーニ氏のインタビューです。(日本語字幕あり)
▶日本での活動について
日本のスローフードの活動については私たちのホームページを御覧ください。日本全国に支部があるので、興味がある方は一度ぜひお近くのスローフードの活動に参加してみてください!「スローフード・ユース」という学生を中心とした若い世代の活動も各地で行われています。
一般社団法人スローフード協会:www.slowfood-nippon.jp
▶このプロジェクトで実現したいこと
さて、今回クラウドファンディングを行わせていただくプロジェクトでは、今年9月20日(木)から24日(月)にイタリアのスローフード本部が主催するフェスティバル「テッラ・マードレ(Terra Madre)」に日本から参加する、アイヌ民族チームの活動を映像で撮影し、アイヌ文化を世界に発信したいと思っています!
また、「テッラ・マードレ」後にも北海道でアイヌ民族の食生活や伝統楽器、古式舞踊の映像撮影を行うことで、多様な視点から世界中のより多くの方にアイヌ文化に触れるきっかけになりたいと考えています。
▶「テッラ・マードレ (Terra Madre)」とは?
「テッラ・マードレ(Terra Madre)」とは、スローフードの活動理念である、
①生物多様生の保護
②消費者と生産者のつながりを作る
③食の問題に対する認知度を上げる
を広めるために、2年に1度イタリアのトリノで開催される世界最大規模のフードフェスティバルです。世界150ヶ国から多数の先住民族や生産者、シェフが集まり5日間に渡って様々なイベントやワークショップが行われます。
期間中は世界各国から20万人を超える来場者が訪れ、過去にはイタリアのジョルジョ・ナポリターノ元大統領やチャールズ皇太子が出席したこともあるヨーロッパで最も権威のあるフェスティバルの一つです。
過去のテッラ・マードレの様子:
(テッラ・マードレ (Terra Madre):salonedelgusto.com)
▶「テッラ・マードレ」には日本チームも参加します!
日本からは8名の先住民族(アイヌ民族)の方々とスローフード関係者の計71名の代表メンバーが参加します。アイヌ民族がこれほど大規模な国際フードフェスティバルに出展するのは初めてとなる試みです。
今年のフェスティバルで日本チームが紹介する食材には、例えば「しおかつお」や「有馬山椒」があります。「しおかつお」は、日本でたった一つしか作られているところの無い、塩漬けの鰹の保存食品です。お正月に神棚に飾られたり、海を守る象徴として日本の文化的な役割を果たしています。有馬山椒は兵庫県神戸市の有馬地域に古くから伝わっていた製法を近年復活させたもので、薬効もあると言われています。
また、スローフード日本が「日本酒の伝統・環境・地域文化」を尊重した酒造りをサポートしているプロジェクトSlow Sakeもテッラ・マードレで紹介される予定です。
(伝統的なアイヌ文様)
▼イタリアに飛び立つアイヌ民族チーム
今回日本代表としてテッラ・マードレに参加するアイヌ民族チームは、アイヌ民族文化・歴史紹介に加えて、アイヌ創作料理の提供を行います。北海道の食材とアイヌの文化を活かしつつヨーロッパの方々の嗜好に合うように、今回は表参道でミシュラン2つ星を与えられた人気レストラン「レフェルヴェソンス/L'Effervescence」の生江史伸シェフにイタリアに同行していただき監修を務めていただきます。
生江史伸シェフは環境や社会の持続可能性に配慮したレストランの活動が大きく評価され、今年アジアの第1回目のSustainable Restaurant 賞に選出されました。
▼「アイヌ民族チーム × レフェルヴェソンス 生江史伸シェフ」のタッグで、アイヌ伝統の味を世界へ!
実はすでに今夏からテッラ・マードレに向けて、アイヌ民族チームと生江史伸シェフの準備は着々と進められてきました。
7月には生江シェフが札幌市アイヌ文化交流センターを訪れてアイヌ民族チームが用意した料理を試食し、両者間でのアイデアが共有されました。
今回イタリアで出展をするアイヌ民族チームのメンバーのほとんどが初めて海外に渡ることになります。また、アイヌ食文化の伝統を守りつつも海外の味覚に合うように、そして現地で提供される調理器具で準備を行うことは容易なことではありません。
国際経験豊富な生江シェフのサポートを受けながら、みんなで意見を出し合いながらメニューを決めていきました。
▼2020年に「先住民族テッラマードレ」を日本で開催する契機になりたい!
今回の映像プロジェクトは2020年のスローフードの活動を見据えています。
スローフードは通常のテッラ・マードレに加えて、世界中の先住民族文化の理解を広める目的で「先住民族テッラマードレ」を開催しています。様々な文化や伝統の継承・保存を行ってきた先住民族の知恵を見直すフェスティバルでもあります。
これまでにはスウェーデンのヨックモックやインドのシーロンで開催が行われており、スローフード日本は2020年に「先住民族テッラマードレ」を日本で開催をする招致活動を行なっております。
今回イタリアのテッラ・マードレで日本の先住民族であるアイヌ民族の文化に注目が集まれば、2020年の日本開催を実現する大きなあと押しになります。世界中のより多くの方々にアイヌ民族チームの活動を伝えるためにも、今回のプロモーション映像制作は何としても実現させたいプロジェクトです!
過去に開催された「先住民族テッラマードレ」の様子:
▼資金の使い道
今回クラウドファンディングで集めさせていただきました資金は、イタリアのテッラ・マードレ及び、北海道でのアイヌ民族チームの撮影活動と映像制作費用に使用させていただきます。最終的な映像は日本語と英語のどちらでも視聴できる形で制作し、海外に向けても発信致します。
また、目標金額の50万円を達成後には、下記のようにストレッチゴールを設定し、各目標を達成する毎にアイヌ民族の文化を多様な面から映像で紹介したいと思います。
▼「ストレッチゴール」でアイヌ文化をさらに多様な形で伝えたい!
70万円達成!:アイヌ民族伝統楽器の紹介映像+レシピ映像1本追加
90万円達成!:アイヌ民族レシピ映像さらに1本追加
110万円達成!:アイヌ民族伝統踊りの紹介映像+レシピ映像さらに1本追加
130万円達成!:アイヌ民族レシピ映像さらに1本追加
150万円達成!:アイヌ民族の食に欠かせない山菜&鮭採りの紹介映像+レシピ映像さらに1本追加
▼最後に
最後に私の簡単な自己紹介とこれまでに制作してきた映像を紹介することで、アイヌ民族チームのプロモーション映像の出来上がりイメージを少しでも感じていただけたらと思います。
今回テッラ・マードレでアイヌ民族チームの映像制作ディレクターを務めさせていただきます安居昭博と申します。
私は普段ドイツと日本の2拠点で生活をしています。ドイツと日本のスローフードの活動をサポートする一方で、ヨーロッパの「社会的課題にユニークなビジネスモデルで取り組む」スタートアップをインタビューと撮影をし、自身が監修するサスティナブル・ウェブマガジンEarthackers(アース・ハッカーズ)やSNSを通じて日本に発信する活動をしております。サスティナブル、エシカル、難民問題、ゼロ・ウェイスト、フードロス、オーガニック等の分野を中心に映像制作を行なっております。
今回制作する映像のイメージを少しでも感じていただくために、私がこれまでに制作した映像をいくつか紹介させていただきます。
・一流シェフが腕をふるう「廃棄食品レストラン」Instock:
(www.earthackers.com/instockrestaurantamsterdam)
・デンマーク初「使いすて容器を使わない」オーガニックストア Løs Market:
(www.earthackers.com/bulkstorelosmarketdenmark)
・ドイツ難民支援プロジェクトKulturegrenzenlos(CCボタンを押すと日本語字幕が出ます。):
私が初めに今回の映像プロジェクトのお話をいただいたときには、興奮しながらも冷静に一つ一つお話を聞いていったことを覚えています。
実は私自身、ドイツに住む今も日本からアイヌ民族に関する本を何冊か持ってきていて、ちょうど新しい本を読み始めた時期だったからです。
アイヌ民族は長い歴史の中で、時に「日本」から多大な圧力を受けながらも先住民族独自の文化を継承し続けてきました。「共存」をテーマに自然に大きな敬意を払い生活を共にしてきたアイヌ文化からは、食に関する生産者と消費者の乖離が進んでしまっている現代だからこそ学ぶことが多いと思います。
今回スローフード日本、アイヌ民族チーム、そして生江史伸シェフ、それぞれの知恵と経験を合わせて世界にアイヌを含めた「日本の伝統文化」を紹介する中で、私自身もヨーロッパと日本での経験を活かして映像制作に臨みたいと思います。
今回のクラウドファンディングを通じて、「日本の中でもアイヌ文化から再び学び直してみる。」そんなきっかけになりましたら嬉しく思います。短い期間ではございますが、クラウドファンディング期間終了まで御支援と御協力の程よろしく御願い致します。
安居昭博
最新の活動報告
もっと見るクラウドファンディング無事に目標金額を達成し終了致しました!
2018/10/07 02:18クラウドファンディングは10月6日 23時59分に無事に目標金額を達成して終えることができました!最終的には57人の方に支援者になっていただき、合計で547,000円の活動資金を集めさせていただくことができました。御支援頂きました方々、そしてプロジェクトをシェアいただきました方々、皆様本当にありがとうございました! イタリアでの撮影中に風邪を引き、テッラ・マードレ後にあと10日を残してまだ10人ほどの方にしか支援をいただけていなかったときには正直「難しいかも..」と思いました。ただイタリアで世界に日本の文化を広めるため朝から晩まで頑張っていたアイヌの方々や生江シェフ、日本代表メンバーのことを思い浮かべると「あきらめる」という選択肢は一切ありませんでした。 9月24日にイタリアからドイツに帰ってからは他の撮影もある中で、徹夜で「アイヌ予告編」や「日本代表チーム」の映像を編集していました。イタリアに来られなかった日本の方々にも、予告編映像を通じて私が見たアイヌチームが活躍している姿をどうしても届けたかったからです。 FacebookとTwitterで映像を公開すると、次々と嬉しいメッセージをいただき本日のクラウドファンディング終了日まで継続することができました。(本日終了2時間前に目標金額に達した時にはこれまでたまっていた疲れがドッと押し寄せしばらく休んでいました..) 今後の撮影の予定ですが、新年に北海道を訪れアイヌの新年を迎える儀式アシリパノミを撮影します。雪が溶けた春にはアイヌ食に使われる山菜採りの様子が撮影できるかと予定しています。 2021年の「先住民族テッラマードレ」の日本開催については現在協議中とのことですので、最新情報はスローフード日本(http://www.slowfood-nippon.jp/)をチェックしていただければと思います。決まり次第僕もSNSでお知らせさせていただきます。(スローフードは日本全国に拠点があり地産地消やオーガニック、伝統食、フードロスになる食材の活用を現代に広める活動を行なっているので、気になる方はクラウドファンディングページの地図から調べてぜひ一度活動に参加をしてみてください。僕も日本とドイツのスローフードの活動に参加しています。) 僕にとってクラウドファンディングはただ資金を集めるだけでなく、共通の関心のプロジェクトを介して「人と人とが出会う機会」だと思っています。僕もこのアイヌ映像プロジェクトに共感していただいた皆様の活動に関心がありますので、差し支えなければSNSで友達リクエストをいただければと思います。今後アイヌプロジェクトの撮影状況やその他の近況報告を共有させていただけるかと思います。 これからも世界がより持続可能な、サスティナブルな道に進むように活動をして参りますので、今後ともよろしくお願い致します。 安居昭博Twitter: https://twitter.com/akihiroyasui_Facebook: https://www.facebook.com/aki.hiro.co.jpInstagram: https://www.instagram.com/akihiro.yasui/YouTube(Earthackers): https://www.youtube.com/channel/UCIT_fFOs5cD5lLLpAugq1qA?YouTube(サスティナブルチャンネル):https://www.youtube.com/channel/UClRL1-AR96vPDXE__KUNMzw? もっと見る
残り1日!アイヌも含めた日本代表チームの「テッラ・マードレ」での活動を映像にしました!
2018/10/05 20:12Akiです。クラウドファンディングは残り1日となりました。明日10/6土曜日の23:59までです。まだ目標金額の60%ほどで制作費用には足りておりませんので、ここから最後の1日でみなさんに今一度拡散の御協力をいただき、なんとか多くの方に支援者になっていただければと思っています。 アイヌを含めた日本代表チームのイタリア「テッラ・マードレ」での活動を映像に致しましたので御覧ください。 「日本代表チーム@テッラ・マードレ2018」https://www.facebook.com/aki.hiro.co.jp/videos/1567550216680427/ 「アイヌ映像プロジェクト予告編映像」はこちらからご覧ください。https://www.facebook.com/aki.hiro.co.jp/videos/1560811734020942/ アイヌチーム撮影の合間合間に撮ったものなので、正直にいって日本代表チームが披露した多彩なプログラムの10分の1も収められていないと思います。(編集をしている時に「あのワークショップを撮影できていたらな。あの人裏方であんなに頑張っていたのに(写真では収めていても)映像で撮っていなかったな。」と色々なことを思い出しました。) それほど、日本代表チームは北はアイヌが暮らす北海道から南は沖縄まで、幅広い文化を紹介しました。 ・アイヌ民族チームとレフェルヴェソンス生江史伸シェフによる特製アイヌ弁当・青森の持続可能なシジミ漁・日本の野草で作られた和菓子・京都の伝統的な甘納豆・神戸市の農家と消費者の連携モデルの紹介・松坂牛の畜産・こだわり抜いた製法で作られた日本酒・高校生による地産地消される日本茶の提供・沖縄の島豆腐のワークショップ・手まり寿司・有馬山椒・しおかつお 等々、今ざっと思い出せるだけでもこれだけ多様な日本の文化が世界に発信された濃い5日間でした。 仕込みに何時間もかかる料理を前日から一品一品丁寧に真心を込めて仕上げる調理スタッフ。わざわざ日本から持ってきたその地域で作られた着物や浴衣でワークショップに臨む人たち。毎日イベントが終わって他の国のブースが帰ってからも、隅々まで掃き掃除をしているボランティアの大学生。その日の反省点と翌日のミーティングをしている運営スタッフ。英語が不自由でも笑顔と身振り手振りでなんとか伝えようとする売り手の人たち。 僕が普段ドイツに住んでいることもあってか、日本チームの姿は「日本人のいいところが詰まったチームだな」と率直に感じました。 「Cool Japanもいいけれど、こんなあたたかい心でおもてなしができるWarm Japanもいいんじゃないか」と。 今回イタリアのテッラ・マードレでスローフード日本チームは、世界の他の国々から非常に高評価をいただいたと聞きました。「20代中心の非常に若いチームが、遠い国からこれだけの文化を披露してくれた」と。 現在2021年にこのイベントの世界中の先住民族にフォーカスを当てた「先住民族テッラ・マードレ」を、アイヌ民族を主役にして日本で開催することが話し合われています。 「今回イタリアでつかんだ世界の関心を日本に呼び込んで、2021年には自分たちの国でよりいっそう多様な日本文化に触れてもらう」 そんな機会にしたいと思っています。今回の日本代表メンバーに加えて、日本全国のより多くの方々に関わっていただけるチャンスでもあります。 まだスローフードの活動に参加したことのない方、これを機に年齢に関わらず一緒に活動に参加してみませんか? 今回のテッラ・マードレのように、イタリア発祥で国内外にネットワークのあるスローフードならではの活動がたくさんあると思います。 仕事や勉強がある中でも自分のペースで不定期にでも参加していただけます。(日本全国のスローフードの活動拠点はこのページ下のリンクから御参照ください。) 現在クラウドファンディングで活動資金を集めさせていただいている「アイヌ映像プロジェクト」は、2021年に「先住民族テッラ・マードレ」を日本で開催する最後の一押しになり得ると見込んでいます。 東京オリンピック開催で日本に関心を持ってもらった方々にも、持続可能なサスティナブルな日本の文化を知ってもらう機会になると思います。 「アイヌ映像プロジェクト」で国内外に日本の先住民族の知恵を紹介することで、日本に世界中の先住民族が集う「先住民族テッラ・マードレ」を開催する契機にしませんか? 世界の人口増加と気候変動によって今当たり前に食べているものが手に入らなくなる可能性がある世界食糧危機。それに備えるためにも、先住民族に習う「食の多様化」や「自然との共存」はサスティナブルな観点からも重要なテーマです。 クラウドファンディングはいよいよ明日土曜日23:59に終了します。僕もアイヌ映像予告編の制作、テッラ・マードレ写真編集、ブログでの活動報告、世界各国の先住民族を紹介するポートレート写真、そして今回の日本代表チームの紹介映像作成と、イタリアで参加できなかった人たちにもテッラ・マードレがどんなイベントなのかを感じてもらうためにできることは全てやりきったと思います。 集めさせていただきました活動資金でこれからも最大の真心とリスペクトを込めた映像を制作させていただきます。最後の最後まで、御支援と拡散の御協力の程よろしくお願い致します。 安居昭博 クラウドファンディング(10/6(土)23:59 まで):https://camp-fire.jp/projects/view/95768 もっと見る
イタリアで撮影した「先住民族ポートレートコレクション」を作成しました!
2018/10/03 19:50Akiです。先日イタリアで撮影した先住民族や民族衣装の参加者を「ポートレート・コレクション」にしました。もちろん日本代表として参加したアイヌ民族チームも撮影致しました。世界150ヶ国以上からこれだけの先住民が集まるイベントは他にないと思うので、色々な方と交流をする中で撮影させていただきました。次回2021年にはこのイベントが日本で開催されるかもしれず、現在クラウドファンディングで制作費用を集めている「アイヌ映像プロジェクト」が開催決定の最後の一押しになるかもしれません。詳細はこちらをご覧ください:https://camp-fire.jp/projects/view/95768・ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの北欧三国にまたがる地域「ラップランド」の先住民族サーミ族 サーミ族は北欧三国スカンジナビアの最北部ラップランドに住んでいます。トナカイと生活を共にする遊牧民で総人口は30万人ほどと言われています。 元々は狩猟採集生活を送っていましたが、17世紀以降のロシアの北欧への進行や、チェルノブイリ原子力発電所事故による野生植物の汚染によって狩猟採集をベースとした遊牧生活が困難となり、今日ではほとんどのサーミ族が定住しているそうです。伝統的に保存技術に優れており、イタリアの会場でもトナカイの燻製などが振舞われていました。 ・ブルキナファソの先住民族 現在ブルキナファソがある地域には15世紀にモシ王国が建国され、当時の先住民族と交わったモシ民族が多勢を占めていました。17世紀後半にフランスの植民地となり周辺国の民族とも干渉が多くなり、現在のブルキナファソではモシ、ボボ、ジュラ、ロビ、フルベ、グルンシといった60以上の民族が共存しています。西アフリカの国としてはイスラム化があまり進んでいない例外的な国の一つで、キリスト教とムスリムが30%ずつ、それ以外に各民族の伝統宗教が広まっているそうです。 ...というように、各先住民族の方から学ぶことはたくさんあるのですが今日ここで全部は書ききれないため、気になる方は「初心者映像講座」や「出張写真撮影」などのクラウドファンディングリターンで僕に会った際に直接お尋ねください!各リターンはこちらから参照ください:https://camp-fire.jp/projects/view/95768 あとは国名のみを紹介するので、気になる方はそれぞれの国の先住民族を調べてみてください! ・カメルーン ・スコットランド ・ボリビア ・パレスチナ ・コロンビア ・ガーナ ・ベラルーシ ・ナイジェリア ・台湾 ・イタリア イタリアで唐辛子が特産の町から来られた方です。拡声器で陽気に歌いながら唐辛子の普及に努められていました。(先住民の方かはわかりません..笑 デザインは絶妙なバランスが取れていると思います。さすがイタリア。) 靴の先まで唐辛子のデザイン。 ・シエラレオネ ネイティヴ・インディアン(アメリカ) ・コートジボワール ・初めの方に撮影させていただいた方々です。その時はまだ国名をうががっていなかったので、わかる方がいましたらこっそりと教えてください。 ・アイヌ(日本) ・アイヌ民族と北欧の先住民族サーミ族の交流 世界150ヶ国以上から20万人以上が訪れていた会場だったため全部は思い通りには撮影できませんでしたが、最大の心とリスペクトを込めて撮影致しました。現在クラウドファンディングを行なっている映像プロジェクトが世界的に反響を呼ぶことができたら、2021年にはこういった世界中の先住民族の方々が日本に集まる「先住民族テッラ・マードレ」を日本で開催できる可能性が大きく高まります。 僕も「先住民族テッラ・マードレ」を日本で開催できることはものすごく貴重な機会だと思っています。 別の「活動報告」でもすでに書いたように、僕は主にサスティナビリティの観点からアイヌや他の先住民族の文化から習うことを広めたいと思っています。 食べられる野草の知識やその土地の自然の移り変わり、伝統的な発酵食品の作り方、燻製方法、野生動物との共存の知識。 こういった先住民族にとっては誰もが知っている当たり前のことも、大都市に暮らすほとんどの人は知らず、世界的に廃れつつある知識だと思います。また、世界中で先住民族は少数グループであるため、なかなか直接教わる機会はありません。 この「先住民族テッラ・マードレ」はそんな普段は世界中に点在する少数のグループが日本に集まり、一つの大きなムーヴメントとしてそれぞれの先住民族の知恵を披露する世界で唯一の機会なのです。 僕が今回イタリアで出会ったガーナやボリビア、ブルキナファソ、スウェーデンとフィンランドに暮らすサーミ族などの先住民族は、日本で生活をしていてもまず直接教わる機会はないと思います。 「2021年の先住民族テッラ・マードレを開催し、世界にアイヌ民族と日本を知ってもらい、日本が世界に教わる。」 これは日本全体にとって長い間財産となりうる貴重な機会だとは思います。 現在行なっている「アイヌ映像プロジェクト」の一つの目標は2021年に日本で先住民族テッラ・マードレを開催することです。 そのための映像制作費用を集めているクラウドファンディングですが、現在50%で残り4日と、ここからの御支援次第で撮影に充分な資金が集まるかどうかというところまできています。 またクラウドファンディングは「今これだけの人がアイヌ民族などの先住民族に関心をもっている」ということを世の中に数字で可視化する機会でもあります。 僕ももちろん大きな時間と労力とお金を割いて今回のプロジェクトに尽力しています。それほど今の世界で「先住民族から学ぶこと」が先住民族、先住民族以外の人々、そして地球環境にとって、サスティナブル(持続可能)な道であると考えているからです。 10月6日(土)23時59分の終了間際まで引き続き、御支援と、拡散の御協力の程よろしくお願い致します。Akiクラウドファンディング:https://camp-fire.jp/projects/view/95768 もっと見る
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