仙台に「大学生」と「障害者」が自然に支え合い、共に暮らすシェアハウスをつくります

仙台で大学生と障害者が自然に支え合いながら暮らす共存型シェアハウスをつくるプロジェクトです。お互いを理解し、共に成長できる新しい暮らしのかたちを目指し、物件取得済みで、現在リフォームを進めるため資金を募っています。仙台から「共存する価値観」が広がる未来を、皆さまと一緒に育てたいと考えています。

現在の支援総額

225,000円

18%

目標金額は1,200,000円

支援者数

28人

募集終了まで残り

8日

仙台に「大学生」と「障害者」が自然に支え合い、共に暮らすシェアハウスをつくります

現在の支援総額

225,000円

18%達成

あと 8日

目標金額1,200,000円

支援者数28人

仙台で大学生と障害者が自然に支え合いながら暮らす共存型シェアハウスをつくるプロジェクトです。お互いを理解し、共に成長できる新しい暮らしのかたちを目指し、物件取得済みで、現在リフォームを進めるため資金を募っています。仙台から「共存する価値観」が広がる未来を、皆さまと一緒に育てたいと考えています。

自己紹介

 一般社団法人Hito Rehaの横山です。Hito Rehaは、「誰もが自らの可能性を広げ、多様な日常を愉しめる社会」を目指し障害福祉や子育て支援に取り組んでいます。私たちはとりわけ「制度と制度の狭間」にいる方々を支援してきました。
例えば、働きたくても子どもの預け先がなく働けない障がい児の保護者、療育を必要としていても診断がついていないため十分な支援を受けられない乳幼児、学校へ通うことが難しくても既存のフリースクールには馴染めない子どもたちなど、現在の制度だけでは支えきれない方々に寄り添いながら活動を続けています。

乳幼児から小中学生まで支援を広げる中で、私たちは新たな課題にも直面しました。
それは、18歳を迎えたあと、障害のある方の生活や人とのつながりを支える仕組みが急激に少なくなってしまうことです。「働きたい」「一人暮らしをしてみたい」「友達と遊びに行きたい」。そんな当たり前の願いがあっても、生活面や経済面への不安から挑戦できない方が少なくありません。
私たちは、そうした現実を目の当たりにし、「自立へ向けて安心して挑戦できる場所」が必要だと感じるようになりました。

一方で、これまで仙台市内の大学生とイベントや地域活動を重ねる中で、もう一つの課題も見えてきました。障害のある方と接する機会は、小中学校ではあっても、高校・大学へ進学するにつれて急激に少なくなります。
しかし、大学生もまた、親元を離れ、自立した生活を送りながら、多くの経験を通して成長していく時期です。だからこそ私たちは考えました。

「大学生と障害のある方が、日常生活を共に過ごすことで、お互いに学び合い、助け合い、成長できる場所をつくれないだろうか。」

この想いが、今回のシェアハウスプロジェクトの原点です。


このプロジェクトで実現したいこと

私たちが目指すのは、単に住まいを提供することではありません。
大学生と障害のある方が、同じ屋根の下で暮らし、お互いを理解し、支え合いながら成長できるコミュニティをつくることです。大学生にとって、一人暮らしは自由である一方、不安や孤独と向き合う時間でもあります。障害のある方にとっても、自立した生活や就労へ向けた挑戦には、安心して相談できる仲間や日常的な支えが欠かせません。

私たちは、この二つの課題は別々ではなく、一つの暮らしの中で解決できる可能性があると考えています。

日常の「おはよう」「おかえり」といった何気ない会話、一緒に食事をしたり、困った時に声を掛け合ったりすること。そんな自然な関わりの積み重ねが、お互いの価値観を広げ、違いを理解し合う力を育んでいくはずです。

特に障害のある方にとっては、親元を離れて暮らすことへの不安は大きく、多くのご家族が「親なき後」の生活に強い心配を抱えています。
だからこそ、このシェアハウスが、安心して自立への一歩を踏み出せる場所となり、ご家族にとっても「この場所なら任せられる」と思える存在を目指します。

そして大学生にとっても、福祉を「学ぶもの」ではなく、「共に暮らすもの」として経験することで、人との違いを受け入れ、多様な価値観を持って社会へ羽ばたいてほしいと願っています。


プロジェクト立ち上げの背景

このプロジェクトを立ち上げた一番の理由は、「共存する価値観」が私たちの社会から少しずつ失われているのではないかと感じたからです。
近年、障害理解や多様性について語られる機会は増えました。しかし、その多くは「差別をしない」「支援をする」といった視点に留まっているようにも感じます。もちろん、それらはとても大切なことです。

しかし私たちが目指したいのは、その一歩先にある社会です。

障害のある人も、大学生も、お互いを「支援する人」「支援される人」として見るのではなく、一人の生活者として共に暮らすこと。毎日の暮らしの中で、
・「どんなことが苦手なんだろう」
・「どんなことは自分でやりたいと思っているんだろう」
・「どんな声の掛け方が嬉しいんだろう」
そんなことを少しずつ知り、お互いを理解していく。
それが本当の意味での共存ではないかと私たちは考えています。共存は、講演会や授業だけでは身につきません。一緒にご飯を食べ、一緒に笑い、時には困りごとを相談しながら過ごす。そんな何気ない日常の積み重ねが、人と人との距離を縮め、違いを自然に受け入れられる社会につながると信じています。

だからこそ私たちは、「共存を体験できる場所」として、このシェアハウスをつくることを決意しました。


現在の準備状況

この構想は、思いつきで始まったものではありません。
これまで私たちは、障害のある方と大学生が交流するイベントや企画を継続的に開催してきました。その中で、お互いが自然に関わることで、最初は緊張していた大学生が「また会いたい」と話し、障害のある参加者も新しい友人との出会いを楽しみにする姿を何度も見てきました。こうした経験から、「イベントだけではなく、日常生活の中で共に暮らせる場所をつくりたい」という想いが強くなりました。

そして今回、その第一歩として仙台市内にシェアハウスとなる物件を取得することができました。大学生と共に“Meet Up Home Sendai”とし、“ありのままの自分と出会うシェアハウス”をコンセプトにしました。

現在は、建物のリフォーム計画を進めるとともに、消防設備や安全面の整備、入居後の運営体制づくりなど、安心して暮らせる環境づくりを進めています。ここまで来ることができたのは、多くの方々のご協力があったからです。しかし、この建物を「共存が生まれる場所」として完成させるためには、リフォーム費用が必要です。そこで今回、クラウドファンディングに挑戦することを決意しました。


リターンについて

3,000円|応援
・お礼のメール
・活動報告

5,000円|ネームプレート掲載
・お礼のメール
・活動報告
・ネームプレート掲載(希望者のみ)

7,000円|シェアハウス招待
・お礼のメール
・活動報告
・ネームプレート掲載(希望者のみ)
・シェアハウスご招待(希望者のみ)
※シェアハウスご招待は居住者、主催者と支援者の「交流イベント」になります。

10,000円|共存サポーター
上記シェアハウスご招待に加え、
・Piece冊子1~3の3冊
※Piece冊子は障害児者の家族の想いを綴った冊子

10,000円|共存サポーター
上記シェアハウスご招待に加え
・Piece冊子4~6の3冊
※Piece冊子は障害児者の家族の想いを綴った冊子

20,000円|強力共存サポーター
上記シェアハウスご招待に加え
・Piece冊子1~6の6冊
※Piece冊子は障害児者の家族の想いを綴った冊子

スケジュール

2026年9月1日~10月26日 クラウドファンディング

2026年11月中 リフォーム着工予定

2026年11月末 リフォーム完工予定

2026年12月~2027年2月 内覧・入居募集

2027年3月1日~ 順次契約

2027年4月1日~ 入居開始

2027年5月~  シェアハウス交流イベント、宿泊体験を順次行います。

最後に

私たちが本当に実現したいのは、一軒のシェアハウスをつくることではありません。
目指しているのは、「共存する価値観」が当たり前になる社会です。

今の社会では、「障害のある人を支援する」「困っている人を助ける」という考え方が多く語られます。それはもちろん大切なことです。しかし、その先にある「共に暮らし、互いを理解し合う」という機会は、まだ決して多くありません。

大学生と障害のある方が同じ屋根の下で暮らすことで、お互いの違いを知り、相手を理解し、自然と助け合える関係が生まれる。「何ができないのか」ではなく、「何ができるのか」。「どう支援するか」ではなく、「どのように一緒に暮らしていくか」。そんな日常の積み重ねが、人と人との距離を縮め、「違いがあることが当たり前」と思える社会につながっていくと、私たちは信じています。

このシェアハウスは、ゴールではありません。
仙台から始まる、小さな挑戦です。この場所で生まれた共存の価値観が、地域へ、大学へ、福祉へ、そして日本中へと広がっていく未来を描いています。

今回のクラウドファンディングは、単にリフォーム費用をご支援いただくためのものではありません。「こんな社会を一緒につくりたい」と思ってくださる仲間を集めるための挑戦でもあります。皆さまからいただくご支援は、壁や床を新しくするためだけではなく、人と人をつなぎ、新しい価値観を育む場所をつくる力になります。

どうか、この挑戦の最初の一歩を、私たちと一緒に踏み出してください。仙台から、「共存」が当たり前になる未来を。皆さまの温かいご支援と応援を、心よりよろしくお願いいたします。

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

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  • 家を手に入れたら、終わり。リフォームが終わったら、完成。家づくりでは、そんな区切りをイメージするかもしれません。でも、私たちがつくろうとしている「Meet Up Home Sendai」は、建物が整ったら完成するプロジェクトではありません。丸太階段をつくること。庭を整えること。Houseルールを考えること。そして、実際に暮らし始めてから、住人同士で話し合うこと。一つひとつの準備の先に、ようやく始まるものがあります。それは、障害のある人と大学生が一緒に暮らす、毎日の生活です。今回は、開設に向けた準備の裏側と、私たちが「完成して終わり」ではなく、「ここから暮らしを育てていく」ことを大切にしている理由をお伝えします。庭づくりも、暮らしづくりの一つMeet Up Home Sendaiには、家の中だけでなく、広い庭があります。この庭を、これからどんな場所にしていくのか。私たちは、庭の使い方についても構想を練っています。左側には野菜を育てるスペース。中央には、庭の高低差をつなぐ丸太階段。右側には、バーベキューなどを楽しめる交流スペース。野菜を育てて、収穫して、一緒に食べる。天気のよい日には庭で過ごし、みんなでバーベキューを楽しむ。そんな時間が生まれたらいいなと考えています。もちろん、最初からすべてが整っているわけではありません。庭をどう使うか、どこまで整備するか、実際に暮らし始めたら何が必要になるのか。使いながら気づくことも、きっとあるでしょう。庭は、ただきれいにするための場所ではありません。野菜を育てる人がいて、手入れをする人がいて、収穫を楽しみにする人がいる。それぞれができることを持ち寄りながら、一緒に使い方を考えていく。そんな、暮らしの一部になる庭を目指しています。丸太階段も、これからの暮らしにつながっている庭の整備の一つとして、丸太階段づくりにも取り組んでいます。庭の高低差をつなぎ、人が行き来できるようにするためのものです。ただ、階段は見た目ができれば終わり、というものではありません。実際に人が使うことを考え、安全性や歩きやすさなどを確認しながら整えていく必要があります。そして、この階段ができた先には、庭を歩き、野菜を育て、外で過ごす日常があります。私たちがつくっているのは、階段そのものだけではありません。その先にある、庭を使う時間や、そこで生まれる会話も含めて、暮らしの環境を整えています。家の中を整えることと同じように、家の外にも、人が自然に過ごせる場所をつくっていきたいと考えています。Houseルールは、最初からすべて決められない暮らしを始めるために必要なのは、建物や設備だけではありません。複数の人が一緒に暮らすためには、生活のルールも必要です。例えば、こんなことです。掃除やゴミ出しは、どう分担する?食事は誰がつくる?一緒に食べる時間は決める?日用品がなくなったら、誰が買いに行く?アルバイトなどで帰りが遅くなる日は、どうする?どこまでお互いの予定を共有する?一人で過ごしたいときは、どう伝える?どれも、特別なことではありません。でも、実際に暮らしてみると、人によって考え方や習慣が違うことに気づくはずです。例えば、掃除は毎日したい人もいれば、曜日を決めて取り組みたい人もいるかもしれません。予定を共有すると安心できる人もいれば、自分の時間やプライバシーを大切にしたい人もいます。最初から一つの正解を決めることはできません。だからこそ、基本となるHouseルールを土台にしながら、実際の暮らしに必要な細かな決まりは、住人同士で話し合ってつくっていきたいと考えています。ルールは、誰かを縛るためだけのものではありません。それぞれの自由を守りながら、一緒に暮らすためのものでもあります。暮らし始めてから、初めてわかることがある私たちは、入居前にすべての問題を想定し、完璧な答えを用意することはできないと考えています。実際に暮らし始めてみて、初めて気づくこともあるからです。「言葉だけでは、うまく伝わらなかった」「自分にとっては普通のことでも、相手には違う意味だった」「よかれと思ってしたことが、相手の望んでいたことではなかった」そんな場面があるかもしれません。障害のある人と大学生が一緒に暮らすからこそ、コミュニケーションの取り方や、生活上の工夫について、丁寧に考える必要もあります。言葉で伝えるだけでなく、写真やイラストを使ってみる。一度で伝わらなければ、別の方法を試してみる。自分の考えだけで決めず、相手の反応や希望を確かめてみる。そして、住人同士だけでは解決が難しいことがあれば、運営側にも相談しながら対応していく。そうした積み重ねによって、この家に合った暮らし方を見つけていきたいと思っています。大切なのは、最初から何も問題が起きないことではありません。問題が起きたときに、誰か一人の責任にして終わらせるのではなく、どうすれば一緒に暮らし続けられるかを考えることです。もちろん、安全やプライバシーに関わること、誰かが我慢し続けなければならないことまで、すべてを話し合いだけで解決しようとは考えていません。必要なルールや運営側の対応を整えながら、住人それぞれが安心して暮らせる環境をつくっていきます。「未完成」は、何も準備していないという意味ではないここまで読むと、「まだ決まっていないことが多いのでは?」と感じる方もいるかもしれません。確かに、暮らし始めてから考えることはあります。ただ、それは準備をしていないということではありません。住まいとして必要な環境を整える。安全に暮らすためのルールを用意する。入居者同士が話し合うための土台をつくる。困ったときに相談できる体制を考える。そうした準備を進めたうえで、実際の暮らしに合わせて調整していくということです。私たちは、暮らしのすべてを運営側が決めてしまうのではなく、住む人たち自身が考え、選び、つくっていく余地を大切にしたいと思っています。もちろん、何でも住人任せにするわけではありません。住人が自分たちで決められることと、運営側が責任を持って整えることを分けながら、一緒に暮らしをつくっていきます。最初から完成された暮らしを用意するのではなく、安心して暮らし始められる土台を整え、その先を住人と一緒に育てていく。それが、私たちの考える「未完成だからこその挑戦」です。支援していただきたいのは、完成した建物だけではありませんクラウドファンディングを通じて、皆さんに応援していただいているのは、家の購入やリフォームだけではありません。もちろん、安心して暮らせる住環境を整えることは欠かせません。けれど、その家に人が住み始め、毎日の生活が始まって初めて、このプロジェクトが目指すものが動き出します。朝の挨拶。一緒に囲む食卓。庭で育てる野菜。掃除や洗濯の分担。生活の違いから生まれる戸惑い。それを乗り越えるための話し合い。そうした一つひとつが、これからの暮らしをつくっていきます。障害のある人と大学生が、同じ家で暮らす。ただ同じ建物に住むだけではなく、お互いの違いを知り、必要なときには助け合いながら、それぞれの生活を大切にする。その日常を実現するための土台を、皆さんと一緒につくりたいのです。そして、暮らしが始まってから何が起きたのか、どんな工夫をしたのか、どんな変化が生まれたのかも、活動報告などを通して伝えていきたいと考えています。うまくいったことだけでなく、悩んだことや、これから改善していきたいことも含めて。完成した姿を見せて終わるのではなく、暮らしが育っていく過程そのものを、皆さんと共有していきたいと思っています。2027年4月、ここから暮らしが始まりますMeet Up Home Sendaiは、まず大学生3人の暮らしから始まる予定です。そこから生活を整え、入居者同士の関係を育て、障害のある入居者を迎える準備を進めていきます。庭も、Houseルールも、日々の過ごし方も、すべてが最初から完成しているわけではありません。暮らしながら考え、話し合いながら調整し、この家に合った形を見つけていきます。私たちにとって、このシェアハウスは、建物を完成させることがゴールのプロジェクトではありません。人と人が出会い、一緒に暮らし、関係を育てていくための挑戦です。この家でどんな日常が生まれるのか。その始まりから、ぜひ一緒に見守っていただけたらうれしいです。クラウドファンディングも、いよいよ残りわずかとなりました。皆さんからのご支援が、住まいを整え、ここから始まる暮らしの土台になります。完成して終わりではない。ここから暮らしを育てていく。 もっと見る
  • 一人で暮らすことには、自由があります。何時に起きてもいい。何を食べるかも、いつ食べるかも、自分で決められる。部屋をどう使うかも、休日をどう過ごすかも、自分次第。誰かに気を遣わず、自分のペースで生活できることは、一人暮らしの大きな魅力です。では、誰かと一緒に暮らすことには、どんな価値があるのでしょうか。相手の生活リズムに合わせなければならないこともある。共有する場所をきれいに保つ必要もある。自分だけなら気にならなかったことが、誰かと暮らすことで気になることもある。一緒に暮らすことは、自由が増えることばかりではありません。それでも、誰かと暮らすからこそ得られるものも、きっとあるはずです。私たちがつくろうとしている「Meet Up Home Sendai」は、障害のある人と大学生が一緒に暮らすシェアハウスです。今回は、この家で実現したい暮らしについて、私たちが大切にしたい「自由と制約」「一人と共有」「自助と共助」という視点から考えてみます。一人で暮らす自由と、誰かと暮らす制約一人暮らしなら、夕食を食べる時間も、掃除をするタイミングも、自分の都合で決められます。急に友人を呼んでも、基本的には自分の判断です。でも、誰かと暮らすとなれば、そうはいかないこともあります。共有スペースを使ったら片づける。掃除やゴミ出しなど、みんなで使う場所の管理を考える。夜遅く帰るときには、ほかの人の睡眠を気に掛ける。共有の食材や日用品がなくなったら、どうするかを相談する。自分一人なら気にしなくてよかったことにも、目を向ける必要が出てきます。ときには、「自分はこうしたい」と「相手はこうしたい」がぶつかるかもしれません。正直に言えば、面倒に感じることもあるでしょう。でも、私たちは、こうした制約をすべてなくすことが、よいシェアハウスだとは考えていません。大切なのは、誰か一人が我慢することでも、全員が同じ生活をすることでもありません。それぞれの自由を大切にしながら、一緒に暮らすために必要なことを考える。そのバランスを、住む人たちと一緒に探していきたいと思っています。「一人の時間」と「誰かと過ごす時間」を選べるシェアハウスと聞くと、いつも誰かと一緒にいて、食事も遊びもみんなで楽しむ。そんな暮らしを想像するかもしれません。もちろん、一緒にご飯を食べたり、出かけたりする時間は大切です。でも、私たちが目指すのは、いつも一緒にいることを求められる暮らしではありません。疲れて帰ってきた日は、自分の部屋でゆっくりしたい。休日は誰とも話さず、好きなことに集中したい。今日は誰かと話したいから、リビングに行ってみる。そんなふうに、一人で過ごすことも、誰かと過ごすことも、自分で選べる暮らしにしたいと考えています。共有スペースで顔を合わせたら、自然に会話が始まるかもしれません。「今日、何食べる?」「その映画、面白かった?」「庭の野菜、そろそろ収穫できそうだね」特別な目的がなくても、同じ場所で過ごすことで生まれる会話があります。一方で、同じ家に暮らしていても、相手のすべてを知る必要はありません。話したくないことは、無理に話さなくてもいい。一人になりたいときは、その時間を大切にする。相手にも、自分とは違う時間の使い方があると知る。一緒に暮らすことと、いつも一緒にいることは違う。お互いの距離を大切にできるからこそ、自然に関わり合える。私たちは、そんな関係を目指しています。自分でできることは、自分で。困ったときには、誰かと一緒に。暮らしのなかには、自分で考え、自分で決め、自分でやってみることがたくさんあります。朝起きる時間を考える。自分の持ち物を管理する。食事や買い物の予定を立てる。困ったことがあれば、どうしたら解決できるかを考える。こうしたことは、一人暮らしでも、シェアハウスでも大切です。自分の生活を自分でつくっていくこと。自分の希望を伝え、自分で選択すること。私たちは、これを「自助」という視点で捉えています。ただし、自分で暮らすことは、何でも一人でできなければならない、という意味ではありません。一人では難しいことがある。誰かに相談したほうがうまくいくこともある。自分が苦手なことを、ほかの人が得意としていることもある。例えば、買い物の予定を立てるのが得意な人もいれば、料理が得意な人もいるかもしれません。困っているときに「ちょっと手伝って」と言える。相手が困っているときに「何かできることある?」と声を掛ける。そうした関わりが、日々の暮らしのなかで生まれていくことを願っています。これが、私たちの考える「共助」の一つの形です。もちろん、誰かがいつも誰かを助ける役割になるわけではありません。助けてもらう日もあれば、自分が誰かを助ける日もある。得意なことも、苦手なことも、人によって違う。同じ人でも、体調や状況によって、できることが変わることがあります。だからこそ、最初から「この人は支援する側」「この人は支援される側」と決めつけないことを大切にしたいと思っています。自分でできることは自分でやってみる。難しいときには、助けを求めてもいい。誰かの力になれるときには、自分のできる範囲で力を貸す。そんなふうに、自助と共助が自然に行き来する暮らしを目指しています。一緒に暮らすからこそ、気づけることがある他者と暮らすと、自分とは違う考え方や生活習慣に出会います。食事の時間。部屋の片づけ方。人との距離感。会話の仕方。一人で過ごしたい時間の長さ。自分にとって当たり前のことが、相手にとっても当たり前とは限りません。そこで、「どうしてそうするの?」と疑問に思うこともあるでしょう。自分のやり方を相手にも求めたくなることもあるかもしれません。そんなときに、すぐに相手を否定するのではなく、「この人には、この人の理由があるのかもしれない」と考えてみる。必要なら、相手に聞いてみる。自分の考えも伝えてみる。お互いにとって無理のない方法を探してみる。そうした経験を通して、自分の当たり前を見直すきっかけが生まれるのではないかと思います。これは、障害のある人と大学生が一緒に暮らす場合に限った話ではありません。誰かと暮らすということは、自分とは違う他者と生活を共にするということです。そして、違いがあるからこそ、自分一人では気づかなかったことに気づける場合があります。私たちは、障害のある人と大学生が暮らすこの家で、そうした気づきや対話を積み重ねていきたいと考えています。ただし、すべてを「みんなで解決する」わけではないここまで、誰かと暮らすことの価値についてお伝えしてきました。でも、もう一つ大切にしたいことがあります。それは、一緒に暮らしているからといって、すべてを共有したり、みんなで解決したりする必要はないということです。自分の部屋は、自分の時間を過ごす場所。個人的な悩みは、話したい範囲で話せばいい。友人関係や休日の予定も、それぞれの自由です。困ったことがあっても、必ず入居者同士だけで解決しなければならないわけではありません。生活上の悩みや、入居者同士では解決しにくい問題があれば、運営側に相談することもできます。また、障害のある入居者に必要な支援を、ほかの入居者だけで担うことを前提にはしていません。一緒に暮らすことと、支援に関する責任をすべて引き受けることは別です。それぞれの生活や役割を尊重しながら、必要なサポートにつながれることも大切にしたいと考えています。誰かと暮らす豊かさを大切にするためにも、一人ひとりの自由や安心を守ることが必要です。完成した暮らしではなく、みんなでつくる暮らしMeet Up Home Sendaiは、2027年4月、まずは大学生3人の暮らしから始まる予定です。暮らし始めれば、想定していなかったことも出てくるでしょう。掃除の分担がうまくいかない。生活リズムが合わない。言葉だけでは思いが伝わらない。共有スペースの使い方について意見が分かれる。そんなとき、最初から正解が用意されているわけではありません。だからこそ、住む人たちと話し合いながら、Houseルールや日々の過ごし方を少しずつ整えていきたいと思っています。誰かの自由を一方的に制限するのではなく、みんなが暮らしやすくなる方法を考える。一人でできることを大切にしながら、必要なときには助けを求められる。一緒に過ごすことも、一人で過ごすことも、どちらも尊重する。私たちがつくりたいのは、最初から完成された理想のシェアハウスではありません。暮らしながら考え、話し合いながら、自分たちに合った暮らし方を見つけていく場所です。一人では得られないものを、誰かと暮らすことで一人暮らしには、自分のペースで生活できる自由があります。自分の生活を自分でつくる経験も、自分の希望を自分で選ぶことも、大切な価値です。一方で、誰かと暮らすことで、自分とは違う考えに触れたり、困ったときに相談できたり、一緒に何かを楽しんだりする機会が生まれます。もちろん、他者と暮らせば、面倒なことも、思いどおりにならないこともあります。それでも、自分の自由を守りながら、相手の自由も尊重する。自分でできることは自分で行い、難しいときには助けを求める。誰かの力を借りながら、自分も誰かの力になる。そんな暮らし方があってもいいのではないでしょうか。障害のある人も、大学生も、一人ひとりが自分の生活を持ちながら、同じ家で暮らす。一緒にいるからといって、無理に仲良くする必要はない。違いがあるからといって、離れて暮らさなければならないわけでもない。お互いの違いを知り、必要なときには助け合いながら、それぞれの生活を大切にする。それが、Meet Up Home Sendaiで実現したい暮らしです。この家でどんな関係が生まれるのか、私たちにもまだわかりません。だからこそ、暮らしのなかで起きることを大切にしながら、住む人たちと一緒に、この場所を育てていきたいと思っています。クラウドファンディングでいただくご支援は、家を整えるためだけではなく、こうした暮らしを始めるための土台になります。一人の自由も、誰かと暮らす豊かさも。どちらかを諦めるのではなく、両方を大切にできる場所を、一緒につくっていけたらうれしいです。 もっと見る
  • 朝、顔を合わせたら「おはよう」。大学の授業に出かける人。仕事や日中活動に向かう人。それぞれの予定に合わせて、一日が始まります。夕方になれば、少しずつ家に人が帰ってくる。「今日、どうだった?」「お腹すいたね。何食べようか?」そんな何気ない会話が生まれるかもしれません。2027年4月、開設を予定している「Meet Up Home Sendai」。ここは、障害のある人と大学生が一緒に暮らすシェアハウスです。これまでの活動報告では、大学生が障害のある子どもたちと過ごした体験や、学生たちが感じた戸惑い、シェアハウスのコンセプト、そしてこれから始まる暮らしについてお伝えしてきました。今回は、その「ここから始まる暮らし」シリーズを振り返りながら、この家でどんな毎日が生まれていくのか、もう少し具体的に想像してみたいと思います。朝、それぞれの一日が始まる大学生には、朝から授業がある日もあれば、午後から大学に行く日もあります。試験前は勉強に集中したいかもしれません。寝坊して、慌てて家を出る朝もあるでしょう。障害のある入居者にも、それぞれの生活があります。仕事に出かける人、日中活動の場に通う人、自分のペースで一日を過ごす人。起きる時間も、出発する時間も、毎日同じとは限りません。みんなで朝食を食べる日もあれば、挨拶だけ交わして、それぞれ出かける日もある。ここで大切にしたいのは、全員が同じ生活を送ることではありません。それぞれの生活リズムを大切にしながら、同じ家で暮らしていること。顔を合わせたら挨拶をする。出かけるときに「行ってきます」と声を掛ける。帰ってきたら「おかえり」と迎える。そんな小さなやり取りが、日々の暮らしの一部になっていくことを願っています。帰宅時間はバラバラ。それでも、一緒に食べるご飯があるかもしれない夕方から夜にかけては、家に帰ってくる時間も人それぞれです。大学の授業が終わって帰ってくる人。アルバイトをしてから帰宅する人。仕事や日中活動を終えて、家に戻ってくる人。全員が同じ時間にそろうとは限りません。それでも、タイミングが合えば一緒に夕食を食べたい。「今日の授業、どうだった?」「仕事でこんなことがあってさ」「今度の休み、どこか行かない?」食卓を囲むことで、普段は知らなかったお互いの一面が見えてくるかもしれません。もちろん、毎日みんなで食べる必要はありません。帰りが遅い日は別々に食べる。一人でゆっくりしたい日は、自分の時間を過ごす。余裕がある日は、みんなで料理をする。そんなふうに、無理なく一緒に過ごせる形を探していきたいと思っています。食事は、ただお腹を満たすためだけのものではありません。何気ない会話が生まれたり、相手の好きなものを知ったり、ちょっとした相談をしたり。一緒に暮らすからこそ生まれる時間を、大切にしていきたいです。掃除も洗濯も、暮らしのルールも。みんなで考えるシェアハウスで暮らすということは、楽しい時間を一緒に過ごすだけではありません。掃除や洗濯、ゴミ出し、日用品の買い出し。生活を続けるために、やらなければならないこともあります。誰が掃除をするのか。洗濯は各自でするのか。日用品がなくなったら、誰が買いに行くのか。夕食の時間に間に合わないときは、どうするのか。こうしたことは、最初からすべて決まっているわけではありません。基本となるHouseルールはありますが、実際の暮らしのなかで必要になる細かな決まりは、入居者同士で話し合いながら考えていきます。例えば、文字だけでは伝わりにくいことがあれば、写真やイラストを使ってみる。予定を共有したほうが安心できる人もいれば、必要以上に予定を知られたくない人もいる。一人ひとりの考えや生活の違いを知りながら、みんなが暮らしやすい方法を探していきます。最初から完璧なルールをつくることが目的ではありません。暮らしてみて、困ったことがあれば話し合う。うまくいかなければ、やり方を変えてみる。暮らしながら、暮らし方そのものをみんなでつくっていく。それも、このシェアハウスで大切にしたいことの一つです。休日は、一緒に出かけてもいいし、それぞれ過ごしてもいい平日は大学や仕事、日中活動などで忙しく過ごしていても、休日には少し違う時間が流れるかもしれません。庭で育てている野菜の様子を見てみる。天気がよければ、一緒に出かけてみる。みんなでご飯をつくる。庭でバーベキューを楽しむ。そんな過ごし方ができたらいいなと考えています。一方で、休日だからといって、いつも一緒に過ごす必要はありません。友人と出かける人もいれば、家でゆっくりしたい人もいる。一人の時間を楽しむ日があってもいい。雨の日にリビングでのんびり過ごしていたら、自然と会話が始まることもあるかもしれません。一緒に過ごす時間も、それぞれで過ごす時間も、どちらも大切にする。「みんなで何かをしなければいけない場所」ではなく、一緒にいたいときには一緒にいられて、一人でいたいときには自分の時間も守られる場所を目指しています。きっと、最初からうまくいくわけではない私たちは、この暮らしが最初から順調に進むとは考えていません。相手の言っていることがわからない。自分の思いがうまく伝わらない。生活リズムが合わない。よかれと思ってしたことが、相手にとっては望んでいたことではなかった。そんな場面もきっとあるでしょう。これまで大学生が障害のある子どもたちと関わったときにも、最初は「どうしたらいいかわからない」という戸惑いがありました。けれど、その戸惑いは、相手を知ろうとするきっかけにもなります。一緒に暮らすなかで違いに気づいたら、話し合ってみる。自分の当たり前を押しつけていないか、考えてみる。相手の希望を聞きながら、別の方法を探してみる。そうした積み重ねによって、少しずつお互いのことがわかっていくのではないかと思っています。大切なのは、最初から相手を理解しきることではありません。わからないことがあっても、そこで関係を終わらせず、相手を知ろうとし続けること。私たちは、そんな関係が育つ暮らしを目指しています。特別な体験ではなく、日常のなかで出会い続ける障害のある人と大学生が一緒に活動するイベントには、出会いのきっかけをつくる力があります。でも、イベントが終われば、それぞれの日常に戻っていきます。Meet Up Home Sendaiで目指しているのは、その出会いを一度きりで終わらせず、毎日の暮らしにつなげていくことです。一緒にご飯を食べる。挨拶をする。掃除の仕方について話し合う。相手の好きなことを知る。ときには、意見がぶつかる。困ったときには、お互いに助けを求める。一つひとつは、特別なことではないかもしれません。でも、そうした日常の積み重ねが、これまで関わる機会のなかった人同士をつなぎ、お互いの見方を変えていく可能性があると、私たちは考えています。障害のある人も、大学生も、最初から「支援する人」「支援される人」として出会うのではなく、同じ家で暮らす一人の生活者として出会う。違いがあっても、一緒に暮らす方法を考えていく。それが、私たちの考える「共存」の一つの形です。2027年4月、この家の暮らしが始まりますMeet Up Home Sendaiは、まず大学生3人の暮らしから始まる予定です。そこから少しずつ生活を整え、関係を育て、障害のある入居者を迎える準備を進めていきます。すべてが整ってから始めるのではなく、暮らしながら考え、話し合いながら、この家のあり方をつくっていく。その過程で生まれる発見や戸惑いも、私たちにとって大切な経験になるはずです。これから、どんな会話が生まれるのか。どんな食卓を囲むのか。どんなルールが生まれ、どんな関係が育っていくのか。私たちにも、まだわかりません。だからこそ、これから始まる暮らしを、皆さんにも一緒に見守っていただきたいと思っています。クラウドファンディングでいただくご支援は、この家を整え、ここから始まる日々の暮らしを支える土台になります。家をつくることがゴールではありません。この場所で人と人が出会い、一緒に暮らし、少しずつお互いを知っていく。その日常を、ここから始めたいと思っています。「特別な体験」ではなく、毎日の暮らしのなかで。Meet Up Home Sendaiの挑戦を、ぜひ応援していただけたらうれしいです。 もっと見る

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