
こんにちは、ヨコロンコーヒーの大山ようこです。
いよいよ明日、ヨコロン村の大切な記念日です。
今日は、明日始まることの中に込めた思いをお話しさせてください。
18歳で島を出てから、大阪、そして神戸で、ずっと走り続けてきました。
美容師として働き、旅行会社の立ち上げに関わり、いまはコーヒー焙煎所を営んでいます。
ひとりで決めて、ひとりで背負って。
そんな毎日の中で、ふと立ち止まりたくなるときがありました。
そんなとき、いつも私の心にあったのが、与論島の景色です。
縁側に吹き込む風、夜になると広がる満天の星、遠くから聞こえる波の音。
久しぶりでも、どんな時も「おかえり」と迎えてくれる島の人たち。
島に帰ると、肩の力がすっと抜けて、子どものころの自分に戻れる気がしました。
この家には、そんな懐かしさが詰まっています。
はじめて来た人にも「なんだか懐かしい」と感じてもらえる家にしたい。
古い柱の手ざわりや、ゆっくり流れる時間ごと、この空気を残していきたいと思っています。

毎日を一生懸命生きている方は、たくさんいると思います。
仕事も、暮らしも、自分で選んで、自分で背負って。
誰かに頼るのが少し苦手な方ほど、帰って休める場所を持ちにくいのかもしれません。
だからこそ、この家を、そんな方が「ただいま」と羽を休めに来られる場所にしたいと思っています。

ここで、明日のヒントをひとつ。
いま、私のお家のお医者さんである大馬建設の大馬さんに、あるものを作っていただく相談をしています。
材料は、この家の修理で外した木。
長い時間この家を支えてきた木が、今度は、皆さんのお名前を支える役目を担ってくれる予定です。
あなたの名前が、先にこの家で待っている。
疲れたときに「あそこに帰れる」と思える場所が、ひとつ増える。
明日は、そのための募集を始めます。
数に限りがあるものなので、気になる方は、明日9時の受付開始をお見逃しなく。
ヨコロンコーヒー焙煎所
大山ようこ
―――
なぜ「村」と呼ぶのか。
「おかえり」と迎える人と、「ただいま」と帰ってくる人。その往復が重なっていく場所を、私は村と呼びたいと思いました。ヨコロン村は、一棟貸切宿「ヨコロン」を拠点に、与論島との関係を育てる人たちとつくる、小さな村です。



