
真鶴「美の基準かるた」制作プロジェクトを応援していただき、ありがとうございます!クラファン開始から2週間弱、おかげさまで50%を達成しました…! ここからが踏ん張りどころ。目標達成に向けてがんばっていきますので、引き続きご支援のほどよろしくお願いします☆
「美の基準かるた」の制作を担う「真鶴デザイン協会」のメンバーでもある、真鶴町在住の映像作家・松平直之さんから応援メッセージをいただきました!松平さんも「『美の基準』を読む会」に参加されていて、本プロジェクトを全力でサポートしてくださっています。
松平直之(映像作家/真鶴在住)
真鶴の美しさは、人と人のあいだにある。
神奈川県の西の端、相模湾に突き出した小さな半島、真鶴町。漁師がまもり育てる森が海の恵みを豊かにし、石屋が積み上げた石垣が、まちの骨格をつくっている。そして個性あふれる商店にはさまざまな人の営みが交差し、こうした日常の風景そのものが、僕にとってのまちの誇りです。
映像の仕事で日本中を巡る中、真鶴に暮らす人々の素晴らしさと出会い、このまちへ越してきました。今はこのまちが大切に受け継いできた「まつり」のお手伝いをしています。その中で身をもって知ったのは、漁師と石屋という異なるふたつの文化が、まつりを通じて溶け合い、日々の暮らしの奥深くに根を張っていたことでした。
たとえば、まちのあちこちに残る「入会地(いりあいち)」のような、あえて用途を固定しない土地。どこからでも海が見えるよう配慮された家々の並び、路地を活かしたちいさな活動の場など、まちのなかに「余白」がたくさんあります。その余白は、たまに誰かのお家の軒下や駐車場だったりもするのですが、ある日は誰かの生業の場になり、ある日はまつりの支度の場になる。個々の暮らしが混じり合っても、少しも不自然に感じさせないまちなみが、ここにはあります。
混じりきらないまま、ちゃんと隣り合える。そうした暮らしの知恵の積み重ねこそが、まちづくり条例「美の基準」の正体ではないか— それが、このまちで暮らしてきた僕の実感です。
隣人の存在を認め、互いを尊重しながら暮らす振る舞いは、まちの外へ働きに出る人や、新たに移り住む人が増えた今の真鶴でも変わらず息づいていて、移住者と地元の人が自然と同居する、このまちならではの空気をつくり続けています。
今回「美の基準かるた」をつくる「真鶴『美の基準』を考える会」も、地元の長老から子育てのために移り住んできた世代まで、じつに多様な顔ぶれです。この風通しの良さこそ、いかにも真鶴らしいなと感じています。
そして何より、「真鶴の日常」を生涯のテーマとして描き続ける画家・山田将志さんの、愛にあふれた絵札は、きっと何度も手にとって使い倒せる「さわれる家宝」になるはず。
ちいさな港町で、人々が肩を寄せ合いながら育んできた暮らしの美学が詰まったかるた。真鶴を愛する人はもちろん、日本中のみなさんにもぜひ楽しんでいただきたい。そして願わくば、それぞれが暮らす「わたしのまち」の美しさに、あらためて目を向けるきっかけになればと思っています。
このプロジェクトを心から応援しています。
映像作家 松平直之(2018年に都内より移住)



