
約20年前、地元に戻り、26歳で始めたのは、住宅街にぽつんとある居酒屋でした。
今思えば、お店の内装からメニュー開発、広報まで、よくやっていたなと思います。今の僕から見たら、26歳なんてまだまだ若造ですよね。
僕は幼少期から居酒屋で育ちました。ランドセルを背負って帰る先も居酒屋。いつもの席には、いつもの常連さんがいて、よく可愛がってもらっていました。
居酒屋って、今も変わらず、みんなが集まって飲み食いする場所。
スペインのバルを実際に見に行った時も、「僕が子どもの頃に見ていた居酒屋と同じじゃん」と思いました。
近所の人が集まって、食べて、飲んで、話している。言葉や料理は違っても、そこにある風景はどこか懐かしいものでした。
ガストロノミーやミシュランに象徴される、世界の最先端の食もある。バルや居酒屋のように、日常の中にある食もある。食には、いろいろな可能性があります。
カフェだって、おしゃれなだけじゃなく、人が集まって、つながりが生まれる場所。
今、あらためて大切だと言われている「コミュニティ」も、そんな言葉を意識しなくたって、昔からそこにありました。
インターネットが発達して、AIが生まれて、世界はどんどん変わっていく。それでも、人に必要なのは、人情だったり、温かさだったりするのだと思います。
飲食店には、それを生み出せるものが備わっている。
そして、その場所で、どんな食材を使い、誰から仕入れ、何を食べてもらうのか。地域の食をちゃんと考えて、続いていく形にしていきたい。
昔は、身近な土地にあるものを食べることが当たり前だった。今は流通が発達して、遠くのものも自由に選べる。
だからこそ、どう選ぶのかが重要だと、僕は思っています。
人が集まる温かさと、地域の食が続いていくこと。これが、BIG HANDS MARKETでも表現していきたいことです。
工事も始まり、いろいろな課題に向き合いながら、常に考え続ける日々ですが、それも店舗をつくるうえで大切な作業です。
僕は、この地元でやることを選んでいます。
この挑戦を応援してもらえたら嬉しいです。たくさんのご支援、ご声援、本当にありがとうございます!!!



