
AI時代。まさに時代の転換期だなと思います。日々、ものすごいスピードで変化していくことが、当たり前になっている。
先日、学校の先生方に向けて、これまでの取り組みと、これからについてお話しする機会がありました。
お話のあとは、食事をしながら質問の時間。さすが教育の最前線にいる方々で、質問が実に深かった。
これから、何を意識して教育していくべきか。人手不足をどう乗り越えていくのか。
AIによって、仕事のあり方はこれからも大きく変わっていく、気づかないうちに、当たり前が入れ替わっているのかもしれません。
その中で、人手不足への対応と同時に考えなければいけないのは、人が働く価値や楽しみ、創造性をどう育てていくか。そして、それに価値を感じてもらえるようにすることだと考えています。
これは、僕がずっと考えてきたことです。飲食店やシェフという仕事にも、その可能性はある。
便利さを追求した先には、AIやロボットが料理をつくり、提供する未来があるのかもしれません。
今でも、注文から調理、配膳、会計まで、人が担っていた仕事を機械が支える場面は身近になっています。20年前の自分から見たら、それも十分に未来の風景なんだよなって。
もちろん、効率化は必要です。働く人の負担を減らすことも大切。ただ、僕らが目指したいのは、その先を同じように追いかけることだけではありません。
目の前の人に合わせて料理をつくる。食材の背景を、自分の言葉で伝える。何気ない会話から、また来たいと思ってもらう。
人が考えて、手をかけて、誰かに喜んでもらう。そこに、働く楽しさや創造性があると思っています。効率化だけを追求するのではなく、非効率を楽しめる社会。
それは、働く人に無理をさせることではなく、手間をかけることや、人が関わることに価値を感じてもらえる社会です。
人の仕事を、ただ残すのではなく、人がやる意味のある仕事をつくっていく。
そんな未来を、飲食店という立場からつくっていきたい。先生方には、そんな僕の考えをお伝えしました。
未来は、自分たちでつくる。
今この激動時代に考えていくことはとっても大切ばこと。



