
効率化を進めると、それはそれで新しい課題が出てきます。
便利になると思って取り入れた仕組みで、事務作業が増えたり、確認することが増えたり。一つの作業は楽になっても、別の誰かの負担が増えていることもある。
組織で取り組む中では、これがとても大きな問題です。
賃金や仕入れのコストが上がる一方で、売上や利益も同じように増えるわけではない。現場に立っていると、その難しさを日々感じます。
それでも、生産性を高めていかなければ、働く人の所得や環境をよくすることはできない。難しく、厳しい時代。
前回の活動報告でも書きましたが、僕は、人が働く価値や楽しみを、この社会に残していきたい。
AIやロボットの力も借りながら、人が考え、工夫して、誰かに喜んでもらう仕事をつくっていく。ただ、それが簡単なことではありません。
手間をかければ、それだけで価値になるわけでもない。その手間がお客様の喜びにつながり、選んでもらえる理由になって、働く人にもちゃんと返ってくる。そこまで考えなければ、続けていけない。
だから、体験価値についてずっと考えています。
料理がおいしいこと。スタッフとの会話が楽しいこと。食材の背景を知って、新潟をもっと好きになること。また来たい、誰かを連れてきたいと思ってもらえること。
その積み重ねが、お客様にも、スタッフにも、地域にも、いい循環を生んでいく。どうしたら、その循環をもっと広げられるのか。
BIG HANDS MARKETでも、日々考えながら、一つひとつ形にしています。
新潟でも、企業の倒産を伝えるニュースが目に入ります。毎日のように厳しい知らせが届くように感じて、不安になることもたくさんあります。
だからこそ、ワクワクすることに挑戦したい。
「行ってみたい」「ここで働いてみたい」「この地域って、おもしろい」
そんな気持ちが生まれる場所をつくることも、僕たちができる仕事だと思うからです!
簡単ではないけれど、楽しみな未来を、自分たちの手でつくっていきたい。
いつも応援してくださり、本当にありがとうございます。



