
40周年記念誌の制作に向けたクラウドファンディングは、目標金額の50万円を達成しました。
たくさんのご支援、本当にありがとうございます。
でも「飛生の40年」は、もう少し続けます。
第10回は、2018年。
「続けることを、問い直した年。」
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2018年。
飛生芸術祭は、10回目を迎えようとしていました。
この年は、これまで飛生の森や校舎を中心に行ってきた活動を、初めて白老の町中にも広げようとしていた年でもあります。
芸術祭に向けて、たくさんの人が集まり、準備を進めていました。
そんな開催直前。
北海道を襲った台風21号によって、飛生の森の大きな木が倒れます。
それは、2016年につくられた《Tupiu NEST》のある木でした。
そして、その直後。
9月6日未明、北海道胆振東部地震が発生します。
停電や断水が起こり、余震も続く中、安全を第一に、飛生を会場とするTOBIU CAMPと飛生の森の展覧会は中止することになりました。
10回目の芸術祭。
たくさんの準備をして、たくさんの人を迎えるはずだった場所から、人がいなくなる。
けれど、そのとき飛生には、芸術祭のために用意していた食べ物やテントがありました。
そして、準備のために集まっていた仲間たちがいました。
停電のなか、みんなで話し、食べ、時間を過ごす。
翌年、国松希根太はこのときのことを振り返り、規模を大きくすることではなく、仲間と集まり、創作し、楽しい時間を過ごす。
「これが僕たちの芸術祭の原点だ。これでいいんだ」
と改めて感じた、と語っています。
続けていると、いつの間にか大きくなっていくものがあります。
来場者が増え、関わる人が増え、企画が増えていく。
それはもちろん、嬉しいことでもあります。
けれど2018年、すべてが一度止まったことで、
そもそも、自分たちは何がしたかったのか。
そんなことを、もう一度確かめる時間になりました。
そして、森には倒れたままの大きな木が残りました。
その木をどうするのか。
それは、もう少し先の話です。
目標金額50万円を達成し、40周年記念誌の制作が決まりました。
たくさんのご支援、本当にありがとうございます。
そして現在は、より充実した一冊を目指して、セカンドゴール100万円に挑戦させていただきます。



