宇土から、太鼓の音で元気を発信したい
令和8年7月28日の熊本地震から、2か月余りが経ちました。
宇土市では今も避難所での生活が続き、家の中が片づかないまま暮らしている方が大勢おられます。市民会館の大ホールは年度内使えず、多くの行事も軒並み中止になりました。人が集まる場そのものが、まちから消えています。
その宇土で、11月21日に「負けんばい熊本! 第41回宇土大太鼓フェス with 復興祈念マルシェ〜地蔵まつり花火と響炎〜」を開催したいと考えています。
40年続いてきた、宇土を代表する祭り
宇土大太鼓フェスティバルは、市民と行政が一体となって40回続けてきた、宇土を代表する祭りです。
宇土雨乞い大太鼓は国指定重要有形民俗文化財で、かつては雨を乞うために打たれた太鼓でした。その音を絶やさないために、私たちは毎年この日をつくり続けてきました。
今年は当初、10月25日の開催を予定していました。しかし会場となる商業施設が地震で損傷し、使用の見通しが立たなくなったため、11月21日に延期しています。
保管していた太鼓にも損傷が出ました。文化財である大太鼓も無事ではありません。
そして、例年フェスティバルを支えてくださった市内企業の多くも被災されています。今年は協賛をお願いできる状況にありません。
被災した市民が、集まって笑える一日に
当日は、避難所や仮住まいで過ごす方も含めて、市民が久しぶりに一か所に集まる日にしたいと考えています。
腹に響く大太鼓の音を浴びて、声を出して笑える一日。子どもたちが太鼓の前でキラキラした目で笑っている光景。久しぶりに会った近所の人同士が、立ち話をしている光景。それが見られれば、この祭をやる意味がある思っています。
出演する13団体にとっても、地震以降ほとんどの発表機会が失われました。もう一度人前で演奏する機会を取り戻すことは、団体の活動を止めないためにも必要です。
太鼓の音には、人を前に向かせる力がある
今年の8月、私たちは被災した市内を26人で太鼓を打ちながら歩きました。
道端で手を振ってくださる方がいました。足を止めて、涙ぐんで聞いてくださる方がいました。片づけの手を止めて出てきてくださった方もいました。
そのとき気づいたのです。太鼓の音には、沈んだ心を前に向かせる力があるということを。あの日の反応が、このフェスティバルを開こうと決める大きな力になりました。
困っている人がいれば、太鼓を持って出かける
私たちは、祭りを開くだけの団体ではありません。
平成28年の熊本地震のときは、避難場所での慰問演奏に加え、復興のための開催と位置づけてフェスティバルを実施し、会場で募金を募って義援金を宇土市に寄付しました。
令和元年沖縄の首里城火災の際には、商業施設で募金活動を行いました。
令和7年熊本県豪雨災害のときは、被災地に出向いて慰問演奏を行いました。
困っている人がいれば、太鼓を持って出かける。それがこの実行委員会のやり方です。
これまで宇土の太鼓団体は、子どもや若い世代に打ち手として加わってもらうことにも力を入れてきました。子ども向けの太鼓教室、宇土高校の太鼓部、市内の小中学校での体験、地域の団体との練習。そうやって、40年かけて次の打ち手を育ててきました。
その私たちが、今度は被災した側になりました。これまで他所の被災地に届けてきたものを、今度は宇土のために使わせてください。
地元事業者に、商いの場を取り戻す
同時開催する復興祈念マルシェでは、被災した地元事業者に商いの場を用意します。
買い物のついでに祭りに立ち寄る、祭りのついでに買い物をする。その流れをつくりたいと考えています。売上がそのまま事業者の再スタートの一歩になり、まちにお金が回ることで、復興は早まります。
太鼓演奏で元気を、マルシェで商いを。この二つを揃えることに意味があると考えています。
同じ日の夜、宇土の空に花火が上がります
肥後三大夏祭りのひとつに数えられる宇土地蔵まつりも、今年は地震のため延期となりました。そのうち花火だけが、大太鼓フェスと同じ11月21日に打ち上げられます。
夏に上がるはずだった花火が、秋の終わりの宇土の空に上がります。
昼は太鼓の音とマルシェの賑わい、夜は花火。今年、宇土から失われかけていた「まちの音」と「まちの光」が、この一日に戻ってきます。どうかこの日を、宇土が前を向いた日にさせてください。
遠方の方にも、太鼓の音を届けたい
当日の様子は、ライブ配信で中継します。
遠方にお住まいの方、体調や事情で会場に来られない方、市外に避難されている方にも、この日の音を届けたいからです。配信はご支援の有無にかかわらず、どなたでもご覧いただけます。
「負けんばい熊本」という名前のとおり、宇土はまだ負けていない。そのことを、太鼓の音で市外にも県外にも伝えたいと思っています。全国で地域の芸能を支えておられる方々にとって、宇土が打ち続ける姿が少しでも励ましになればと願っています。
太鼓を、地域の日常に戻していく
宇土市内には、地区ごとに雨乞い大太鼓が伝わっています。
今回の地震で市民会館が使えなくなり、これまでのように一か所に集まる形が難しくなりました。そこで関連団体である宇土太鼓祭実行委員会では、地区の大太鼓をその地区で打つ「大太鼓里帰り公演」を各地区の体育館などで行う方針を立てています。あわせて、市内の小中学校・保育園・幼稚園でのアウトリーチも進めていきます。
祭りを一日のイベントで終わらせず、太鼓を地域の日常に戻していく。宇土の太鼓は、いまこうした方向に進もうとしています。
※これらは今回ご支援いただく資金の使途ではありません。宇土の太鼓文化がどこへ向かおうとしているかを知っていただきたく、あわせてご紹介しました。
資金の使い道
開催に必要な費用は約180万円です。このうち80万円は宇土市の補助金を充当し、不足する100万円を皆さまのご支援でまかないたいと考えています。
- ・出演・進行にかかる費用:45万円(13団体への出演料、司会謝礼)
・会場設営・運営費:70万円(ステージ、音響、電源、警備、看板、雨天会場の借り上げ)
・ライブ配信費:15万円
・広報・印刷費:20万円(チラシ、ポスター、事務用品)
・通信・保険・事務局運営費:22万円(郵送費、イベント保険、事務局の運営)
・クラウドファンディング関係費:5万円(決済手数料等)
・予備費:3万円
目標額を超えて集まった分と、当日会場でお預かりする募金は、全額を宇土市への寄付金として拠出します。使い道と当日の様子は、活動報告でご報告します。
リターンについて
物品の返礼品はご用意していません。返礼品の制作や発送に経費と手間をかけるより、その分を開催と寄付金に充てたいと考えているためです。
- 3,000円 ライブ配信URL+お礼のメール
- 5,000円 3,000円プランと同内容
- 10,000円 上記+会場内への支援者名の張り出し(ご希望の方のみ)
- 30,000円 上記+会場内への支援者名の張り出し(ご希望の方のみ)+お礼状
- 50,000円 30,000円プランと同内容
会場内への張り出しは、当日ご来場のみなさまに、この祭りが誰の力で開かれたのかを知っていただくためのものです。掲載のご希望はお申し込み時に確認します。
次の40年へ、打ち続けるために
40年前にこの祭りを始めた人たちは、雨乞いの太鼓を絶やさないために場をつくりました。私たちがいま同じことをすれば、次の40年につながります。
地震で打つ場が失われた年に、それでも打ち続けたという事実が、次の世代が困難に直面したときの支えになると信じています。
宇土雨乞い大太鼓は国指定重要有形民俗文化財ですが、大切なのは指定されていることではありません。打たれ続けていることです。子どもが打ち、若い世代が受け継ぎ、地域の人が聞きに集まる。その状態を取り戻すことが、私たちの目標です。
太鼓の音で、宇土から元気を発信します。どうかお力をお貸しください。
実行委員会について
宇土大太鼓フェスティバル実行委員会
熊本県宇土市で、市民と行政が一体となって40年にわたり宇土大太鼓フェスティバルを開催してきた実行組織です。国指定重要有形民俗文化財「宇土雨乞い大太鼓」の継承と、地域の賑わいづくりに取り組んでいます。平成28年熊本地震の際の義援金寄付、沖縄首里城火災の際の募金活動、令和7年熊本県豪雨災害の被災地での慰問演奏など、災害時の支援活動にも継続して取り組んできました。
最新の活動報告
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公開から2日、みなさまありがとうございます!
2026/09/20 13:14公開から2日、沢山のご支援ありがとうございます!9月18日の公開から2日で、21人の方から253,000円のご支援をいただきました。目標100万円の25%、4分の1に届きました。本当にありがとうございます。お名前を拝見すると、宇土でお世話になっている方、これまで一緒に太鼓に関わってきた方、市外から宇土を気にかけてくださる方がいらっしゃいました。地震のあと、それぞれに大変な中でのご支援です。その一件一件を、実行委員会一同しっかりと受け止めています。11月21日(土)、コメリパワー宇土店の駐車場で、41回目の宇土大太鼓フェスを開催します。市内外の太鼓団体の演奏と復興祈念マルシェを12時から18時まで、そのあと19時からは、延期になっていたうと地蔵まつりの花火が上がります。募集は10月10日(土)23時59分まで、残り20日です。このページをご家族やご友人に紹介していただけると、大きな力になります。準備の様子は、この活動報告で引き続きお伝えしていきます。宇土大太鼓フェスティバル実行委員会クラウドファンディング担当 高田大介 もっと見る




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