
【活動報告】
病院を退院したら、それで終わりではありません。
ホルト・オーラム症候群の会「ハート&ハンド」です。
先日、ホルト・オーラム症候群の患者である息子が、心臓カテーテル検査を受け、無事に退院しました。
しかし、退院したからといって、すぐに元の生活に戻れるわけではありません。
息子はその後も胃腸の調子が安定せず、食欲がなかなか戻りませんでした。
病院での検査や治療は、患者の人生のほんの一部分です。
患者には、退院した後も続いていく暮らしがあります。
食事をすること。学校に通うこと。働くこと。友人と過ごすこと。そして、将来を考えること。
病気を抱えながら生きる人にとって、医療だけでは解決できない問題が数多くあります。
私たちが全国の患者さんやご家族、医療機関、研究者のもとを訪ねたいと考えているのは、そのためです。
医療の現場で見えるものと、患者が日々の暮らしの中で経験していることは、必ずしも同じではありません。
どんなことに困っているのか。どんな支援が必要なのか。何を諦め、何を願っているのか。
その声を直接聞き、記録し、必要な支援情報を整理していきたいのです。
ホルト・オーラム症候群は、患者数が非常に少ない希少疾患です。
患者が少ないからこそ、一人ひとりの声が埋もれてしまうことがあります。
しかし、患者数が少ないことと、その人生の重みは何の関係もありません。
私たちが目指しているのは、病気を持って生まれた人が、病気だけで人生を決められない社会です。
治療法の研究も大切です。
同じように、今日をどう生きるか、明日をどう迎えるかという生活への支援も大切です。
全国を訪ねる活動は、決して観光でも、単なる交流でもありません。
患者と家族の現実を知り、孤立を防ぎ、医療と暮らしをつなぐための活動です。
どうか、この取り組みの必要性を知っていただけたら幸いです。
ホルト・オーラム症候群の会ハート&ハンド



