14日から約1週間程アジア最大級のハンドメイド国際展示会pop up asiaに出展のため台湾に滞在していました。
僕たちはカンボジアからSALASUSU、Hari Hara、ASHI、paper journey、shippos合同でGO! REP!というチーム名で2ブース出展。
カンボジアからは別ブースでArtisans angkorも出展。
隣のブースではminne by GMOペパボさん、trunk designさんなどワクワクするメンツでイベント自体も3万人以上と凄い盛り上がりを見せていました。
個人的には準備時間が少なくクオリティなどかなり限定された出展になってしまい相当心残りではあったけど、全体としての手応えは抜群。
香港や台湾の企業とのコンサインメントが決まったりと実りの多い滞在になりました。
そんな中行われたピッチイベントで我らがGOR!REP!から代表してSALASUSUの陳ちゃんが登壇。
なんと優勝…!してしまい来年のブース出展無料券と賞金をGET!
イベント終了後日、代表自ら予定になかった台湾のテレビ番組への紹介をして頂くなど、チーム全体でかなりの手応えを感じる滞在となりました。
個人的にもこの1,2ヶ月はクラウドファンディングやビジネスコンテスト出場などで今自分たちのしていることやメンタル面と向き合うことが多く、色んな問いを自分自身に投げかけ続けていました。
作る物ひとつにしても、その分野に対してのスペシャリティがどれだけあるのかとか、その素材でなければいけない理由とか、それを自分たちがやらなければいけない必然性とか、手段が目的になってしまってはいないかとか、色々と突っ込んだり試したり自分を追い込んだりしていました。
だけど今回の反応を見て思ったのは、何も心配する必要はないということ。
今取り組んでいることは世界的にも充分にユニークで、求められているものだったということ。
カンボジアにいると社会的な挑戦をしている人たちが多く、そこで揉まれていると良くも悪くも麻痺してしまっている所がある。
だけど、中では埋もれていても、場所を変えたり外に出た途端に輝くものもある。
他人と比べて足りない所や改善点だけでなく、ちゃんと「自分たちのやユニークさを知る」そしてそのユニークさが活きる所を見つける、というのはとても大切なことだと学びました。
目を輝かせて面白い!といってマシンガンのように質問してくれる企業やお客さんを見ていると、あながち間違ってはいないのだなと、落ち込んでいた所にちょっと希望が出ました。
いくら考えても全部答えは一つで、好きだからやりたいからという答えしか出てこない。
コードも音楽理論もロクにわからないセックスピストルズがなぜ世界中であんなにも沢山の人の心を動かしたのか。
ロケット飛ばした科学者が、ノーベル賞獲った博士が最初から世の中のためになるからとか儲かるからとか考えてたか。いや多分違う。好きだったから、楽しかったから夢中になってただけに違いない。
きっとそれに取り組んでいる時間が好きで好きで楽しくて仕方なかったはず。
没頭しているうちに好きこそ物の上手なれで秀でていったんだと思うし、そのうちに世の中を変えたいとか誰かのためにとか色んな欲求が出てきたんだと思う。
好きなことを好きだと言うこと、それを実際にやってみること、そんなことを繰り返しているうちに物事は雪だるま式に加速して進んでいく。
同じような人たちが引き寄せあって繋がり、そんな人たちが自分が見たこともないような世界に連れて行ってくれることもある。
あぁ物事ってこんな風に進んでいくのか、とつくづく感じさせられる2ヶ月でした。
安かろう悪かろうのイメージの抜けないカンボジアのものづくりですが、こういった積み重ねで世界から認められていったら嬉しいです。