本日のパトロン紹介は京都で小学校の先生をされている濃野加奈さんです。
彼女は私の前職の生徒でした。頭の回転が速く、自分の考えをはっきりもっていた加奈さんはクラスメイトや他の先生とぶつかることもしばしば。そのたびにこっそり話を聞いていたものでした。
当時、思春期特有の言葉にならないもやもやを攻撃的な表現で周囲にぶつけている姿を見て心配なこともありましたが、特にアドバイスのようなものをした記憶がありません。彼女ならおそらく自分で道を選ぶであろうと思っていたから・・・
その後、加奈さんは高校を退学し、しばらく連絡が途絶えます。
あれから数年後、大学受験資格をとり、大学に行き、そして卒業後、教員採用試験に受かり、小学校の先生になったという便りが耳に入ってきました。
直感的に「これはすばらしい先生になる!」と思いました。高校を辞めてからの彼女の歩んだ道はほとんど知りません。でもなぜかそう感じました。
2016年9月、私がクラウドファンディングをはじめると発表したとき、普段ほとんどコンタクトをとっていない加奈さんが開始早々、パトロンの手をあげてくれました。かつての教え子が大人になって今度は私を応援してくれる、こんな嬉しいことはないですね。
先日、お礼も兼ねて8年ぶりくらいに加奈さんと直接会いました。今はすてきなご主人にも出会い、仕事と家庭を両立させる毎日、大変充実しているようです。
特に、仕事では、受けもつ子どもたちとの関わりを熱心に語ってくれ、先の私の直感が正しいものであると確信しました。
かつては先生と教え子という関係でしたが、今は形は違えどお互い教育というフィールドに立つ同志。これからもよろしくお願いします。