お待たせいたしました。セカンドオピニオンティーチャークラウドファンディングにご協力いただいた皆様へのリターン「TIMELINE NOTE」が完成しました。 現在、パトロンの皆さまに順次お届けしています。 実はこのノートには「使い方の説明」がありません。 このノートは授業(大人の場合は研修会など)の集中力を高め、記憶の定着を図ることができます。しかし、ねらい通り使いこなすには少し練習が必要になります。「説明書」を見ただけでは本当の効果がわかりにくいのです。 そこで、本当にこのノートを使いこなしてもらうための「TIMELINE NOTE」使用法講座を2017年2月より数回実施します。今回、ご支援くださったパトロンの皆様にはぜひご来場いただきたく、開催日が決まりましたらご招待いたします。諸事情でご参加難しい方には、講座の模様をYoutubeで限定公開(支援者の方のみ閲覧できる状態)いたします。 それでは、今後とも野村教育研究所を応援よろしくお願いいたします。
クラウドファンディングも残すところあと24時間となりました。この数日で多くの方にご協力いただき、大変感謝しております。 最後のお願いです。学校の先生経験者が学校の外から子どもたちを支える。そんな新しい教育スタイルへのご支援、どうかよろしくお願いいたします。
高校受験(中学受験)の際、「学校案内」と呼ばれるパンフレットを参考にすることが多いと思います。 ここ10年、特に私立学校においてイメージ戦略としてパンフレットを重要視するようになりました。私も長いことパンフレット編集に関わっていたのでわかるのですが、「タテマエの部分」「ホンネの部分」そして「盛ってる部分」があります。 タテマエの部分は、3年間(中高一貫の場合は6年)の教育イメージ図のようなもの。あくまで学校側の理想を掲げているに過ぎないので、あなたが入学したとき、必ずしもその通りに教育サービスが提供されるとは限りません。 ホンネの部分を読み取るにはパンフレットに使われている写真に注目してみてください。プロカメラマンが撮影したパンフ用の写真とは別に、日常の学校行事・学校生活を紹介している写真は、その学校のリアルな姿。たいていは行事係の先生が撮影しているので上手に構図をとった写真ではありません。しかし、そこに写る生徒の表情、教室の様子などは「パンフ用」に作られたものではないので、学校のホンネを知るにはこのような写真を見るのが一番! 最後は「盛っている部分」。進学実績や卒業生紹介のコーナーをよーく見てみてください。3年以上前のデータが含まれていたら「盛って」いると判断して大丈夫です。毎年コンスタントに実績が出せているなら、最新のデータが紹介されるはず。 と、いくらでもお話しができるのですが、この場ではこのくらいにしておきましょう。 私が開催する教育ミニ講演会では、ここには書ききれない「パンフレットの読み方」の解説も行います。また、あなたの受験候補校のパンフレットや募集要項を手にとりながらの個別相談も承ります。「保険の窓口」のような感覚でセカンドオピニオンティーチャーを利用することもできます。 さて、いよいよクラウドファンディングもラストスパート。現在の金額ではまだ思うような事業展開には至りません。ぜひみなさまの温かいご支援お待ちしております。
リターンについて、よりご安心していただけるよう、返金保障を設定いたしました。 【安心の返金保障】 なお、20000円以上の高額支援をくださった方につきまして、個人コンサルの内容にご満足いただけない場合、個人コンサル相当分(1時間あたり4000円)を返金いたします。 具体的には 20000円の場合 個人コンサル2時間分8000円 100000円の場合 個人コンサル12時間分48000円 を返金対象とさせていただきます。 実質残り2日、どうかご支援よろしくお願いいたします。
女優を目指す夢を応援する話、妊娠した子への支援、前2回は特殊な事例からセカンドオピニオンティーチャ―の意義を書きましたが、今回は目立たないけど大切な役割を紹介します。 学校の生徒のうち、そのほとんどが「フツー」な子なんです。飛びぬけて成績が良いわけでもなく、かといって問題を起こすこともない。クラスメイトのカリスマでもなければ、いじめの標的になることもない。そう「フツー」なのです。 しかし、その「フツー」こそ実は支援を必要としているのかもしれません。「フツ―」な子は先生から声をかけられる機会が明らかに少ない傾向にあります。成績が良かったり、リーダーシップを持ち合わせる生徒は、先生から生徒会役員のような様々な役割を任せられることが多いです。また、そういった生徒は先生との良好なコミュニケーションの取り方を心得ていますね。こういった生徒との関わりは先生にとって「理想の教師と生徒像」であり、先生稼業の中でとても気持ち良いものです。 一方、問題を抱えた生徒への支援は慎重かつ迅速な対応が迫られ、先生としての力量が問われるだけに待ったなしの真剣勝負となります。 さて、1クラスの中でリーダー層も問題を抱える層もほんの一部です。残りは「フツー」な子。 卒業して何年も経ってからかつて関わった生徒に会ったとき、「私の名前覚えてる?」と聞かれることがあります。まるで先生を試すかのような口ぶりで。 多くの生徒と関わっているとやはり「フツ―」な子の名前はすぐに出てきません。ちょっと寂しそうな目で「私、在学中は地味だったもんねー。先生と話したことほとんどなかったもん。」 こう言われると先生として恥ずかしく、そして申し訳ない思いでいっぱいになります。生徒を個として見ていたのではなく集団の中の「その他フツーの子」という固まりで見ていたのです。 しかし1人の人間としての生徒に「フツー」なんでものはありません。大なり小なり悩みを抱え、嬉しいことがあればみんなで分かち合いたい気持ちを持っているはずです。 先生は1日の大半を問題を抱える生徒との対応に追われ、リーダー層生徒のスキルをより伸ばすための努力に時間を費やします。多忙な中で、一見、何も問題のない「フツ―」な子を見落としてしまうかもしれません。 先生から見て「フツー」な子とカテゴライズされてしまう生徒こそ、セカンドオピニオンティーチャーとして寄り添うことも必要なのではないでしょうか。 画像は、私が高校教師時代、クラスの生徒とのコミュニケーションツールとして使っていた学級日誌です。その1ページ1ページには生徒たちの個性が全力でぶつけられていて「フツ―」なんて言葉は決して見当たりません。忙しい学校の先生に代わって「フツー」とカテゴライズされる生徒の心を受け止めていきたいものです。