はいさーい!こんにちは。
"ブルワリーツムギ"の醸造長、島袋陽子です。
この度、久米島で初となるクラフトビール醸造所を作るためプロジェクトを立ち上げました。
私と久米島との出会いは十数年前。
私は当時東京に住んでいたのですが、一目で久米島が好きになり、すぐに移住を決意しました。
現在は島人の夫と2人の息子とにぎやかに暮らしています。
沖縄本島から西へ100kmのところにある離島、久米島は海はもちろん山もあり、水や土に恵まれた島です。
琉球王朝時代から、宝石のように美しい島として「球美の島(くみのしま)」と呼ばれていました。
そんな久米島で、私は昨年の3月まで町役場で勤務していました。
仕事で島の農家さんや製造・加工業者さんと関わっているうちに、いつしか自分自身も「島の恵みを活かして、手にした人が島の魅力を直に感じられるようなものを作りたい」という想いを抱くようになりました。
私はビールが大好きで、ときどき国内外のクラフトビールをお取り寄せしていました。
そんな時に、県内にある小規模ビール醸造所の存在を知り、訪れてみました。
その醸造所では、沖縄のハーブや果実を使った、個性豊かなビールを作っていました。
原料の生産者や、醸造家が丁寧な仕事をしていることが伝わってくる、とても美味しいビールでした。
「私もこんなビールを作り、島の魅力を発信したい」
私の新たな夢がその時誕生しました。
そんな中、新型コロナが流行し、あっという間に世界中が混乱に陥りました。
私はコロナワクチン接種の担当になりました。
人員不足、情報不足での連日の残業、のしかかるプレッシャーで、だんだんと私の心は塞いでいきました。
何も楽しいと思えず「一体何のために生きているのだろう」と闇の中を歩くような日々でした。
そんな時、以前買って冷蔵庫にしまっておいたクラフトビールを見つけました。
そのクラフトビール会社の社長は著書も出しており、彼の醸造への真摯な姿勢に深い感銘を受けていました。
ビール瓶を手に取り、栓を抜いて、グラスに注ぎました。
新鮮なホップの香り、モルトの甘味、コク。それらが私の目を覚ましました。
「美味しい」と、心から感じたのは久しぶりでした。
生きて、もっと美味しいビールが飲みたいと思いました。
真っ暗な日々から、ビールが救ってくれたのです。
心を込めて作られたものは、人の心を動かすことができます。
「私も誰かを元気にできるようなビールを作りたい」
そう強く思いました。
それから1年後、役場を退職した私は、小さなビアバーを始めました。
お店の名前は「Tumugi(ツムギ)」です。伝統工芸品である久米島紬から名付けました。
蚕の繭から糸を取るときに、細い糸と糸を指でより合わせ、それが織糸になります。
同じように、人と人との縁をつなぎ合わせるような場を作りたいと考えています。
現在は、県内で醸造されたビールを取り扱っていますが、今後は自分で作ったビールを提供します。
毎晩、ツムギには島内外のビール好きの方が訪れ、それぞれのひと時を過ごしていきます。
仲間内で楽しい時間を過ごすのも素敵ですが、このお店で出会った人同士が会話を交わしているのを見るとき、とても嬉しく思います。
ビールが紡ぐ人と人との縁、それが生まれる場をこれからも続けていきたいと思っています。
私の作るビールは、1回の仕込みが200Lという小さいバッチで、工程の多くを手作業で丁寧に行います。
1回のバッチが小さいので、醸造の経験を多数積んで腕を上げることと、また、様々なスタイルのビール醸造にチャレンジすることが可能です。
久米島蛍が生息する白瀬川水の流れを汲む水を使用し、きれいな味わいのビールを作ります。
シークワーサー、マンゴー、パッションフルーツ、ピタンガ、月桃、純黒糖
桑の実、海洋深層水、長命草、ヤブニッケイ、コーヒー、もち麦
この他にも、まだまだ久米島には素晴らしい素材があります。素材の特徴を活かせるビールスタイルを選んでビールを作っていきたいです。
例えば、今考えているビールは以下のとおりです。
・久米島産島胡椒のベルジャンホワイト
・久米島産純黒糖のスタウト
・久米島産コーヒーのポーター
・久米島産長命草のペールエール
・久米島産月桃のセゾン
・久米島海洋深層水のIPA
島胡椒のシナモンの様な甘い香りと、ピリッとスパイシーな特徴を活かして作った、ベルジャンホワイトはとても好評でした。
これらのビールを作るのがとても楽しみで、ワクワクが止まりません!
今回のプロジェクトへのリターンとして、心を込めて作ったビールをお送りいたします。
また、お酒を飲めない方にも選んでいただけるよう、オリジナルグッズもご用意いたしました。
いくつかピックアップいたします。
①久米島ビール3本プラン ¥6000
ブルワリーツムギのクラフトビールが3本届くプランです。3本とも違う種類のビールをお届け予定です。
誰よりも早く、ブルワリーツムギのビールを飲みたい方へ。
②オリジナルロゴTシャツプラン ¥5000
ブルワリーツムギのオリジナルロゴがプリントされたTシャツです。ブルワリーツムギのロゴは、久米島紬の代表的な絣柄である「トリ」をモチーフにしました。
私の夢をのせて、海の向こうまで羽ばたいてほしいという希望を託しています。
③似顔絵コースター&久米島ビールセットプラン ¥16000
ブルワリーツムギのクラフトビールが3本と、醸造長・島袋(一応美大卒)が描いたあなたの似顔絵コースターのセットプランです。
メールでお写真を送っていただきましたら、ツムギビアバーで使用しているコースターの裏に描かせていただきます。一言、ご希望のメッセージを記載することも可能です。
④ビアバービールチケットプラン ¥30000
ツムギビアバーでご利用いただけるビールチケット50枚のプランです。チケット1枚でグラスビール1杯(¥600~700)をお飲みいただけます。
チケットは発行日から1年間有効で、ご本人以外でもご利用いただけますし、切り離して譲渡も可能です。
⑤ビール醸造体験プラン ¥80000
作りたいビールについて事前に相談し、ビール作りをブルワリーツムギにて一緒に体験していただきます。お作りした瓶ビール50本を約1ヶ月後に発送いたします。グループでの参加も可能です。
久米島へのご旅行を予定されている方や、職場の皆様での思い出作りなどにご活用ください。
⑥オリジナルビール作成プラン ¥100000
ご希望をお伺いしてあなただけのクラフトビールを醸造します。企業様から個人まで、お歳暮、結婚式のお礼などの贈り物、自分のレシピを形にしてみたい方などにもお勧めします。お作りしたビール90本を発送いたします。
この他にも、さまざまなリターン(お礼のお品)をご用意しております。
詳細は「リターン」を御覧ください。
私の実現したいことは次の3つです。
①久米島の恵みを活かしたビールをつくり、島の魅力を発信したい。
②心のこもったビールを届けることで、飲んだ人を元気にしたい。
③ビールを通して、人と人の縁を紡ぐような場を作りたい。
そのために、何度も醸造回数を重ね、腕を上げていきたいと考えています。
みなさまからいただいた支援は、島の素材を使ったビールのレシピ開発に使わせていただきます。
久米島の魅力的な素材の中には、まだビールに活用されていないものがたくさんあります。そのため、レシピ開発には原材料費や時間がかかります。販売までの運転費用として、みなさまの支援金を活用させていただきます。
また、島の生産者さんが心を込めて作ったものを適正価格で買い取らせていただくことで、良い経済循環を作っていきたいと考えています。
まだ誰も飲んだことのないような、新ビールの登場を楽しみにしていてください。
●ファーストゴール ¥2,000,000の使い道●
・ビールレシピ開発費(原材料費等) ¥1,000,000
・リターンの製造費・送料 ¥626,000
・CAMPFIRE手数料 ¥374,000
●ネクストゴール ¥3000000の使い道●
※追加の¥1,000,000について
・島内外のイベントへ出店するための設備 ¥500,000
・リターンの製造費・送料 ¥313,000
・CAMPFIRE手数料 ¥187,000
ビールを通して久米島の魅力を発信したい。
心のこもったビールを届けることで、人を元気にしたい。
ビールを通して、人と人とを紡ぐような場を作りたい。
その想いだけでここまで走ってきました。
途中、何度も困難に突き当り、投げ出したいとも思いましたが、たくさんの方に励まされ助けられてここまで来れました。
まだまだ未熟な私ですが、これから日々鍛錬を重ね、重要無形文化財である久米島紬のように、想いを込めた丁寧なビールを作りたいと思っています。
どうかみなさま、小さな離島での大きな挑戦を応援してください!
きっと、その応援に応えることをお約束します。
※文中で「ビール」と記載しておりますが、日本の酒税法上の分類では発泡酒の醸造を行います。
私の尊敬する方々から、応援メッセージをいただきましたので、ご紹介させていただきます。
久米島町副町長 中村幸雄
(背景奥はアーラ岳、手前はもち麦畑です)
私が企画財政課長時代、陽子さんは同課の職員でした。
陽子さんは当時ふるさと納税を担当し、返礼品としての久米島特産品の発掘やPRにバリバリ頑張ってくれていました。農家や業者まわりをする中で、地域の特色ある商品の魅力に気付き、自ら起業、製造を始めるとはあっぱれです。
ビールは水が命と言われます。久米島の豊かな自然が育む、きれいな水から造るクラフトビールが待ち遠しいです。
ちばりよ〜♪ブルワリーつむぎ‼️
米島酒造株式会社 代表取締役 田場俊之
発酵は科学で神秘な世界です!これから飽きることない冒険の日々が待っていると思います!
きっと陽子さんなら固定概念にとらわれず美味しくて面白いビールを造ってくれると確信しています。そして島の恵みが詰まったビールが久米島での楽しみや癒しの一つに加わることで、久米島の魅力もまた増えていくことでしょう。
発酵仲間でもあり酒類業界の仲間として共に久米島を盛り上げて人を楽しませていきたいですね。
これからワクワクいっぱいのBreweryTumugiをみんなで応援しましょう!
ソトコト編集長 指出一正
久米島はぼくが大好きな島です。その理由は、陽子さんの存在です。久米島町アドバイザーに任命いただいたご縁が広がり、いつも心の中に陽子さんをはじめとした久米島の素敵なみなさんのお姿があります。
陽子さんが開いた『Brewery Tumugi』に、2022年の年末にうかがってきました。
そこはまさに人と人とが出会い、つながる理想の「関係案内所」。久米島産のおいしいフードと冷たいクラフトビールと笑い声。幸せを感じるすべてがありました。ブルワー・陽子さんの新たな挑戦を力いっぱい応援しています!
NPO法人離島経済新聞社 編集長 鯨本あつこ
久米島の恵みと陽子さんのこだわりの愛情をうけたクラフトビールはひとりの島好きとしても、酒好きとしても楽しみです。美味しいビールで島に笑顔が増えますように。応援しています!
サイプレスリゾート久米島 料理長 戸嶋晃太
陽子さんとは島で生活していく中で出会い、その情熱と行動力の強さに驚きと感銘を受け、島の大事な仲間の1人として良い関係性を築かせていただいています。
久米島は小さい島ながら手付かずの自然が多く残る素晴らしい島です。この島の採れたての野菜やハーブ・その他様々な食材と陽子さんの内なる情熱が化学反応を起こせば、きっと面白くて楽しい唯一無二のビールが出来上がることでしょう。
皆様、どうぞBrewery Tumugiの応援よろしくお願いいたします。
久米島赤鶏牧場 山城昌泉・ゆい夫妻
役場職員の頃から、他の人とは違うアイデアと行動力で、新しい事業を次々に手がけていた陽子さん。退職して起業すると聞いたときは「やったー!」と思いました。
久米島には、まだまだ知られていない美味しい食材がたくさんあります。それをビールという形で島内外に発信するなんて、同じく島の特産品生産に携わる身としてはワクワクしかありません。
すでに多くの人の憩いの場になっているブルワリーツムギですが、初のビール醸造を心待ちにしつつ、全力で応援します!
合同会社PLUCK 代表 石坂達
陽子さんは、僕が地域おこし協力隊として久米島に来たときの担当職員さんでした。とても優秀で熱意に溢れ、「すぐに出世し町政を支える人になるのだろう」と思っていましたが、将来安泰な役場を辞めて起業。お子さんも2人いて、やらない理由の方が多いのに。本当に尊敬します。
この挑戦が成功しなければ、久米島は終わりです。未来はありません。今が「挑戦できる島」になるか、「未来のない島」になるかの分岐点です。一緒に応援しましょう!
スケジュール
・令和5年1月 発泡酒醸造免許取得
・令和5年2月 初醸造開始
・令和5年5月 リターン発送開始
店舗情報
〒901-3124
沖縄県島尻郡久米島町字仲泊1087-6
TEL:080-5489-0201
営業時間:火~土曜日 18時~24時
Email : info@brewerytumugi.net
instagram : @brewery_tumugi
FaceBook : @brewery.tumugi
久米島へのアクセス
那覇空港から飛行機で30分、那覇泊港からフェリーで3時間のところにある離島です。
夏休み期間は羽田空港から直行便も出ています。
募集方式について
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も計画を実行し、リターンをお届けします。
酒類販売管理者標識
販売場の名称及び所在地:Brewery Tumugi 沖縄県島尻郡久米島町仲泊1087-6
酒類販売管理者の氏名:島袋陽子
酒類販売管理者研修受講年月日:令和4年3月3日
次回の講習期限:令和7年3月2日
研修実施団体名:沖縄県小売酒販組合
※20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。
最新の活動報告
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2024/01/06 12:49新年のご挨拶もう年が明けまして6日になりました。皆様が穏やかな新年を迎えられておりますことを願っています。大切な人と過ごす日常が、かけがえのないものであることを深く考えさせられました。被災された方、事故に合われた方が少しでも心落ち着く時間ができることを願い、私もできることをしていこうと思います。ツムギのお正月さて、元旦は昼からお店を開けており、常連さんにご挨拶と乾杯をさせていただきました。ビールを作れる喜びを感じ、支援してくださった皆様へ改めて感謝いたしました。2日は久米島の奥武島へ家族でキャンプをしてきました。グラウラーに自家製クラフトビールを詰め、自然の中で飲むビールは格別でしたよ!ぜひキャンプやバーベキューのお供に、クラフトビールを連れて行ってください。リターンでチケット類を選択くださった方へチケットには期限が打たれていますが、基本的に無期限にさせていただきます。ただ、なるべくお早めにご利用くださいね。ビールチケットはイベントでも使えますのでご利用ください。ちなみに醸造体験プランの方は、なるべく寒い季節にご利用することをおすすめします。夏の醸造所はサウナです…今年の目標今年は更に精進していきたいということで、目標を立てました。①ビールのコンテストに出品して入賞する②ビアテイスターかビアジャッジの資格をとる③年間移出数量8kl④ビールを取り扱っていただく島内の飲食店舗を5店舗増やす以上、今年もどうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る
リターン瓶ビールできました!
2023/07/15 14:37クラウドファンディング、リターンの瓶ビールのご用意ができました。その数900本超!本日より島内の方へのお渡しを開始しております。島外の方へは発送が完了しておりますが、もしまだ届いていないという方がいらっしゃいましたらご連絡ください。今回は以下の3種をお届けいたしました。・夏の日のセゾン・トロピカルエール・マンゴーセゾンどれも暑い日に飲みやすい喉越しのよいビールとなっております。島内の方で取りにいらっしゃる方には、おまけとして・黒糖ポーターをお渡ししております。今月中には島内での瓶ビール販売、また準備が整い次第、ふるさと納税やECサイトでの販売も開始していきますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。これから夏本番になりますが、皆さんの楽しい日々の片隅にTumugiビールもお供させていただけますと、大変嬉しく思います。Brewery Tumugi 店主 島袋陽子 もっと見る
リターンの瓶ビールについて
2023/05/30 10:40クラウドファンディングリターンの瓶ビールについてご報告です。ようやく瓶詰可能な品質のビールを作れるようになりました。これは私の個人的な考えですが、ビールを樽から生で提供するのと、瓶に詰めてお届けするのでは求められる品質が違うと考えています。お店で直接提供する場合、工場とお店は隣接しているので完成したビールをほぼ動かさず、さらにビールの状態を常にチェックできるため自信を持ってご提供できます。しかし、瓶ビールの場合は、冷蔵配送とはいえ飛行機や車に乗って運ばれていき、お客様が栓を開けてグラスに注ぐ瞬間を確認することができません。私自身、通販で購入したクラフトビールの品質に疑問を持った経験があります。おそらく瓶詰めの段階では大丈夫だったのが、配送中に品質が落ちてしまったと考えられます。それはとても怖いです。そこで、配送に耐えうる品質のビールが作れるようになってから瓶ビールを作ろうと、あらかじめリターンの配送を6月中に設定させていただいておりました。6月末までにはお手元に届くようにいたしますので、もう少々お待ちくださいませ。また、新年度になり転居等で配送先が変わられた方がいらっしゃいましたら、配送先はこちらから変更できますので、ご入力お願い致します。https://help.camp-fire.jp/hc/ja/articles/6877786247833-%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%81%97%E3%81%9F%E3%83%AA%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%81%8A%E5%B1%8A%E3%81%91%E5%85%88%E3%82%92%E5%A4%89%E6%9B%B4%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%84「直接取りに行きます」とおっしゃってくださった方には、個別にご連絡いたします。よろしくお願いいたします。Brewery Tumugi 醸造長 島袋陽子 もっと見る
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