老人ホームのご入居者・家族と地域住民の方々に『バリアフリーガーデン』を作りたい!

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

コロナ禍で面会や外出の機会が激減してしまった老人ホームの入居者と地域の皆さんに、足腰が不自由でも園芸活動ができるバリアフリーガーデン【とらいふぁーむ】を作ります。保育所とデイサービスの中間スペースを活用して、世代間交流を深めることができる機会を創出します。

現在の支援総額

1,190,000

119%

目標金額は1,000,000円

支援者数

97

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/08/01に募集を開始し、 97人の支援により 1,190,000円の資金を集め、 2022/10/19に募集を終了しました

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

老人ホームのご入居者・家族と地域住民の方々に『バリアフリーガーデン』を作りたい!

現在の支援総額

1,190,000

119%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数97

このプロジェクトは、2022/08/01に募集を開始し、 97人の支援により 1,190,000円の資金を集め、 2022/10/19に募集を終了しました

コロナ禍で面会や外出の機会が激減してしまった老人ホームの入居者と地域の皆さんに、足腰が不自由でも園芸活動ができるバリアフリーガーデン【とらいふぁーむ】を作ります。保育所とデイサービスの中間スペースを活用して、世代間交流を深めることができる機会を創出します。

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はじめに

 私たち『特別養護老人ホームとらいふ武蔵野』は、Covid-19のパンデミック以前は市内に7つある特養の中でも群を抜いて面会者の多い施設でした。多いときは月間の面会回数が900回を超え、毎日のように来所するご家族も多くいらっしゃいました。そのような中、この未曾有のコロナ禍によって、感染防止のため面会や外出の制限を長期に敢行し、入居者と家族・地域の関係が分断されてしまいました。また、法人理念にも明記されているのですが、私たちとらいふ武蔵野は、「地域との関わり」を重視しています。社会福祉法人として、市内の地域組織との関係を深めていきたいのですが、これも同じくコロナ禍によって、その接点の維持が非常に困難となっている現状があります。これらの諸問題に対して、「園芸療法」を援用した『とらいふぁーむ』というバリアフリーガーデンを施設内に作り、Covivd-19によって途絶えてしまった様々な人的交流の機会を再構築したいと考えています。

解決したい課題

  『とらいふぁーむ』での交流から生まれた意見交換を通して、介護予防運動や認知症ケアについての情報共有などの住民参加型のイベントを計画します。ワーキングチームを発足し、計画策定の段階から地域住民の参画を促進し、自我関与を深めてもらうことを目的とします。『とらいふぁーむ』はそのランドマーク的立場をとることによって、「地域に開かれた老人ホーム」という、ファシリティとしての機能を最大化させることを目指します。それは、住民同士による互酬性の関係を促進し、地域包括ケアシステムを活性させます。同時に、私たちのような介護施設の職員たちが、「自分達には何ができるか」「自分達は何をしなければならないのか」「どのくらいまですることができるのか」などを、地域住民と共に考え、学びの場とする契機とすることによって、シビックプライドが醸成され、コミュニティが「自己組織化」していき、地域の福祉が推進されていくことを目指します。私たち社会福祉法人とらいふは、『とらいふぁーむ』という活動を展開することによって、これらを具体化させ、武蔵野市並びに地域住民に貢献したいと考えています。

このプロジェクトで実現したいこと

●レクリエーションとして・・・・車椅子に座ったままでもプランターの下に足が入るので、身体が土に近くなり、耕す・植え付け・収穫などの作業を簡単に行うことができます。コロナ禍で社会活動が激減してしまっているご入居者とそのご家族に対して、低コスト・低リスクにて非日常を提供することができます。

●園芸療法として・・・・植物を育てることで気持ちが良いと感じる人は多く、五感で自然を感じると癒しの効果も得られます。土に触れ、植物の成長に心を動かすことで、ストレスから解放され心身がリラックスし、また、植物のにおい(香り)で嗅覚が刺激されることにより、脳が活性化され、身体や心が健康な状態へと導かれます。昨今その効果が注目される「農福連携」の効果を、大学院の研究チームとの協働により検討します。

●地域貢献活動として・・・・保育所とデイサービスの中間に位置するスペースを有効活用し、世代間交流を深める機会を創出します。既成概念にとらわれない、福祉都市・武蔵野市のランドマークとなるような、新しい福祉モデルを探求します。

●とらいふマルシェの開催・・・・栽培した植物や作物を加工し、将来的にとらいふ武蔵野の駐車場内で「日曜朝市」を開催し、それらを販売・提供します。地域社会に対して施設スペースを開放することにより、近隣住民の方々から「私たちの町には信頼できる福祉環境がある」と認識していただけるような交流を推進していきます。

※バリアフリーガーデン『とらいふぁーむ』は、施設の南側に位置する保育所とデイサービスのあいだにあるスペースを活用して実施致します。入場や休憩をされる際に利用料金等は発生しません。





応援メッセージ

「とらいふぁーむ」事業は施設の関係者(入居者と職員の方々)と地域住民との協働で始められる素晴らしい取り組みだと思います。 当会として、長年の活動である生ごみ堆肥化、元気野菜作り、花壇の維持管理で是非お役に立ちたいと考えており、大変楽しみにしております。

志賀 和男 様(クリーンむさしのを推進する会 会長)

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「コロナ禍を経て、都市において気軽に安心して屋外活動ができる場を求めた方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。この「とらいふぁーむ」は、施設に入居されている方々はもとより、地域のあらゆる人々にとっての日常の楽しみやリフレッシュ、リラックスをもたらす場になり得ると思います。私も、パブリックスペースを研究する立場としてプロジェクトにご一緒していきます。ここにどのような活動が展開されるのか、今からとてもワクワクしています。」

湯淺 かさね 様(千葉大学大学院 工学研究院)

***

『特別養護老人ホームとらいふ武蔵野』さんよりバリアフリーガーデン「とらいふぁーむ」のお話をお伺いした際、とても共感しました。土に触れ、植物を育てそれを収穫するというサイクルは、PAPLUS®が目指す資源の循環の根本となります。笑顔あふれる「とらいふぁーむ」の中で、入居者、子供たち、地域の皆さまが交流する姿が見れるのを楽しみにしています。

深澤 幸一郎 様(株式会社カミーノ 代表取締役)

***

「私の担当している町では「デイサービスの屋上庭園」を「元気あふれる高齢者の活動の場」としていきいきサロンを展開しています。とらいふぁーむはそんな高齢者施設が地域と共生する新しい形だと感じました。想像して下さい!「老人ホーム」の中で、子供達や若い人達が一緒に語り合い、カフェのように憩いの場として、ちょっと寄ってみる。今までとは違う「町・施設・世代暮らし方」が、このとらいふぁーむから見えてくるようですね!応援しています、笑顔の絶えない憩いの場、とらいふぁーむに!」

庄司 幸江 様(武蔵野赤十字 在宅介護地域包括支援センター センター長)


***

「同一建物内に保育所を併設している特別養護老人ホームである『とらいふ武蔵野』。多世代交流や地域との連携を大切にし、常に新しい取り組みにチャレンジしている『とらいふ武蔵野』が、またまた新しい取り組みを開始すると聞いてワクワクドキドキ。保育所とデイサービスの南側エリアに、地域の皆さんと協働して『とらいふぁーむ』というバリアフリーガーデンを開設するという。乳幼児から高齢者まで多くの世代の方々が、土に触れ、植物の成長に心動かされることでしょう。しかも、車いすに座ったままでも活動できるプランターは廃材を利用して組み立てる、収穫物は『日曜朝市マルシェ』に出品する…夢が膨らむ企画です。まさに『いのちのSDGs』ですね。応援しています。」

笹井 肇 様(武蔵野市 前副市長 武蔵野市福祉公社 顧問)



資金の使い道

 バリアフリーガーデン設備費:約50万円
 人件費(ボランティアへの謝礼金など):約10万円
 広報費(チラシの作成など):約10万円
 リターン費用(仕入・発送など):約20万円
 クラウドファンディング手数料:約10万円 (9%+税)

実施スケジュール

  8月 1日  クラウドファンディング開始
  8月31日  プランター完成
  9月 19日  敬老祭にて正式に活動開始
 10月 下旬  リターン品 発送


募集方式について

 本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

リターンについて

 とらいふぁーむの中に将来設置する予定のカフェで使用することを検討しているPAPLUS︎®(パプラス) タンブラーに記念ロゴを施したものをリターン品と致します。PAPLUS︎®タンブラーは、紙とトウモロコシ由来の生分解樹脂を主原料とし、不用となっても回収し再生品化できるサステナブルな製品であり、本企画の理念に合致していると判断して採用に至りました。


寄附金控除について

「本プロジェクトへのご寄付は社会福祉法人とらいふへの寄付となり、当法人が寄付金の受付及び領収証発行を行います。
このプロジェクトの寄付は寄付金控除の対象になります。
「寄附金控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、社会福祉法人とらいふが発行した領収証をもって
確定申告をしていただく必要がございます。(領収書の発送時期に関するご説明)
※領収証はCAMPFIREではなく当法人が発行・郵送いたします。」

最後に

 特養という場所は皆さんにとってあまり馴染みがなく、自分や家族に差し迫った介護の問題がない場合には、日常の中で介護について考える機会は殆どないのではないでしょうか。
 けれど「老い」は誰にでも必ずやって来るもので、ある日の転倒をきっかけに状況が一変し、介護施設での生活を余儀なくされた等の話は、決して珍しいケースではありません。
 そんな誰にでも訪れる「老い」に対して地域の皆さんが上手に向き合いながら、自分らしく暮らしていけるためのお手伝いをしたい、それが私たちの願いです。
 特養が、社会と切り離された場所ではなく地域の中で当たり前に存在し、特養で暮らす人もそうでない人も、世代や立場を超えて気軽に交流ができる場所になること、その目標に向けての第一歩がとらいふぁーむです。

 皆様のお力をどうか貸してください。よろしくお願いいたします。



私たちについて

「社会福祉法人とらいふ」は武蔵野市と三鷹市の有志9名により 「各々が資金を持ち寄り、地域社会に貢献したい」との発意により生まれた法人で、法人名の「とらいふ」とは「トライ」と「ライフ」の意味をもたせた造語です。「トライ」は「3」を意味し、発起人と地域と行政の三者を表し 各々が協力しながら、より良い地域社会を創造しようという願いが込められています。誰もが安心して暮らせる豊かな福祉社会の実現をめざします。

支援に関するよくある質問

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最新の活動報告

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  • COFFEE振る舞いDay

    2025/11/16 06:29
    とらいふ武蔵野 健康管理室長の河原です。昼下がり、とらいふぁーむに漂うコーヒーの良い香り…11月13日は、千葉大学建築学コース・湯淺かさね研究室との共同企画『COFFEE振る舞いDay』の日。カフェでアルバイトをしている学生さんが、研究室の仲間たちと一緒に自慢のコーヒーを振舞ってくれました。お天気に恵まれ、利用者・家族・職員・実習生・クリーンさんの総勢48名が思い思いに集い、一緒に淹れたてのコーヒーを楽しみました。* * *開設4年目を迎えたとらいふぁーむでは、今まで「とらいふマルシェ」や「とらいふエールの夕べ」、その他にも収穫イベントなどを行なってきました。今回は、主に千葉大学の皆さんが企画・運営をしてくださったという点で、今までと少し違う新しい形のイベントになりました。お客さんの目の前で豆を挽いてくれました* * *現場で働く介護職員からは、「普段はなかなかレクをしてあげられないので、こんな風に企画してもらえて、とてもありがたい」という素直な感想が聞こえてきました。排泄や入浴などのケアに追われがちな日常業務の中で、「淹れたてのコーヒーをご入居者楽しんでもらいたい!」とご入居者をお連れしたつもりが、気づくと自分も一緒にほっと一息ついていた、という職員も多かったようです。入居者Aさんは、職員用のカップを一緒に持ってきてくれましたコーヒーを待つ間にふぁーむをぐるり入居者Bさんはクリーンさんのお母さま この日を楽しみにされていました* * *ー 世代も立場も違う人たちが、とらいふぁーむで同じ時間を過ごしながら、気づけばぽかぽか温かい気持ちになっている ー今回のイベントも、まさにそんな空気のうちに終えることができました。湯淺先生、研究室の皆さん、参加者の皆さま、ユニットでお留守番をしてくれた職員たち、ありがとうございました…!(次回をお楽しみに!) もっと見る
  • みなさまこんにちは。今日は、11月13日(木曜日)に開催する「コーヒー振る舞いDay」についてお知らせいたします!* * *〈 とらいふぁーむ とは〉 とらいふぁーむは、「社会福祉法人」「介護老人福祉施設」という、生産性や効率性の論理から一歩離れた環境の中で、「生きることのほんとうの豊かさとは何か」を改めて問い直すための小さな実験室です。ここでは、日々の介護の営みがそのまま生態系の循環と結びつき、「いのちの流れ」そのものへと目を向けています。施設から出る野菜くずは、地域の環境団体「クリーンむさしのを推進する会」の協力によって堆肥となり、その土から新たな植物が芽を出します。来春からは「かみつぐ助成金」の支援を受けて養蜂も始まる予定です。ミツバチが花を渡るように、人と人、世代と世代の関係がやわらかく受粉していくような循環を目指しています。こうした穏やかなつながりの中で、介護職員や要介護高齢者、地域の人々が互いの存在を媒介し合いながら、見えない関係の網を育てています。 生態学の視点から見るなら、とらいふぁーむは「基盤サービス」に相当します。基盤サービスとは、他のすべての生態系サービスを支える根のような働きのことです。たとえば、土壌形成や栄養塩の循環、分解と再生の連鎖を担う機能です。これらは地上では目立ちませんが、失われればすべての循環が止まってしまうほど重要です。介護職員や要介護高齢者の存在も、それに重なります。彼らは、社会という生態系の中で、静かにその基盤を支えるミミズやダンゴムシ、菌類のような存在です。こんなことを言うと、「ケアワーカーや高齢者を虫けら扱いするのか!」と思う人がいるかもしれません。そうではありません。ここで言いたいのは、ミミズやダンゴムシ、菌類が生態系の基礎を支えているように、彼らの存在が社会という生態系の土台を保っているということです。これは人の尊厳を損なう比喩ではなく、むしろその価値を、これまで見えにくかった場所から照らし出すための比喩です。 このことは、ケアの現場の本質をよく表していると思います。介護の仕事は、直接的に「生産」を生み出すものではありません。なぜなら、ケアという営みは「物」をつくるのではなく「関係」を育てる仕事だからです。そして、この「関係を育てる仕事」は、現在の制度的な枠組みの中では評価されにくい位置に置かれています。たとえば、介護報酬制度や行政的な指標は、目に見える成果や効率を基準に設計されています。そのため、時間をかけて関係を育むことや、寄り添いながら変化を待つことのような「不可視の労働」は、しばしば数値化されず、正当に扱われません。 さらに言えば、介護という仕事の構造自体に、もうひとつの大きな歪みがあります。介護職員は、日々直接的に高齢者と向き合い、身体を支え、声をかけ、関係を築いています。しかし、その労働の対価として金銭を受け取るのは、利用者本人からではありません。報酬は公的制度を通して支払われ、国家や自治体を介して間接的に受け取られる仕組みになっています。つまり、介護職員と高齢者のあいだに「金銭の授受」という市場的な交換関係が成立しないのです。この構造は、ケアが本来「贈与」に近い性質をもつことを示していると同時に、その価値を貨幣的評価の外に追いやってしまう要因にもなっています。市場経済の論理から見れば、ここには「顧客」も「商品」も存在しません。ゆえに、介護職員の仕事は、経済的には「非生産的」とみなされやすくなります。けれども、社会という生態系の観点から見れば、まさにこの非交換的な営みこそが、関係の土壌を豊かにし、人と人とをつなぎ直す「基盤サービス」にほかなりません。 とらいふぁーむの活動は、こうした制度的な歪みの中で、「ケア労働」の価値をもう一度社会の中に浮かび上がらせようとする試みです。人と人とのあいだに生まれる微細なやりとり、身体と環境との呼応を、目に見えるかたちで社会に開いていくことです。そこには、「貨幣」では測れない価値の循環があり、それこそが福祉と生態系を結びつける新しい倫理の萌芽であると私たちは確信しています。* * *〈湯淺研究室と協働しています〉 千葉大学建築学コース・湯淺かさね研究室は、とらいふぁーむという園芸空間が人と人とのつながりをどのように形作っていくかを研究されています。生態系の観点から言えば、とらいふぁーむが「文化的サービス」としてどのように機能しうるかへの着目といえます。とらいふぁーむは園芸空間であると同時に、施設と地域、社会と自然、ケアと環境の関係を再構築する実践の場となっています。 とらいふぁーむが目指しているのは、単なる「持続可能性」の評価ではありません。高齢者や介護職員を、役割を終えた存在や代替可能な労働資源として消費するのではなく、「いのちの循環の一部」として再び位置づけることです。それは、いのちを「上書き」するのではなく、タペストリーのように織り重ねていく、アップサイクルな試みです。だからこそ、ここでの活動は、福祉と環境、ケアと生態系が再びひとつの呼吸を取り戻すための実験なのです(※ここで述べている内容は、とらいふぁーむの活動理念および実践の方向性を示すものです。湯淺研究室の研究は、これらの理念を前提とすることなく、中立的かつ自然科学的な立場から園芸空間の機能や人と環境の関係性を分析・検証する形で進められています)。〈『コーヒー振る舞いDay』のお知らせ〉 こうした取り組みをより多くの方に知っていただくために、11月13日(木曜日)に「コーヒー振る舞いDay」を開催いたします。時間は13時30分から14時30分までです。本企画は、湯淺研究室との共同企画として実施され、コーヒーを媒介に「循環」と「共生」を体感できる場をつくります。当日は、職員・入居者・大学生・地域の方々が集まり、コーヒーやハーブティーを提供します。飲み終えたあとのコーヒーかすはコンポストとして堆肥化し、再びとらいふぁーむの土に還ります。つまり〈淹れる→味わう→土に戻す〉という循環のプロセスそのものを、参加者が手で感じ取ることができる場づくりです。 この取り組みは、介護職員や高齢者を単なる「サービスの担い手」や「受け手」としてではなく、社会の生態系を支える重要な基盤として捉え直す試みでもあります。コーヒーやハーブの香りを囲みながら、関係の豊かさをもう一度確かめることが本企画の目的です。お時間の合う方は、ぜひマイカップを片手に、ふらりとお立ち寄りください。あたたかな香りとやさしい会話が交わるひとときを、ともに過ごしましょう! とらいふぁーむは、このような取り組みを通じて、ケア・環境・地域のあいだにある境界をゆるやかに溶かしながら、「新しくて懐かしいつながり」のかたちを描きだしていきます。 もっと見る
  •  みなさま こんにちは。 今日は、「とらいふエール2025」が完成いたしましたので、そのご報告を申し上げます。 2022年に活動を開始した「とらいふぁーむ」では、近隣からいただいた廃材を再利用して制作したバリアフリー型のプランターに、施設内の厨房で出た生ごみを堆肥化した土を用いて、野菜や花を育ててまいりました。生ごみ堆肥は「クリーンむさしのを推進する会」のご指導を賜りつつ、施設利用者・職員・地域住民が力を合わせて日々大切に育てています。2023年からは同会のご提案を受け、ホップの栽培にも取り組み始めました。そのホップを原料として、武蔵境の「26Kブルワリー」で醸造されるクラフトビールが「とらいふエール」です。 今年の仕込みは7月下旬に始まり、8月10日(日)には恒例の「とらいふエールを楽しむ夕べ」を開催いたしました。当日は醸造所のご厚意により、生のまま直送されたフレッシュなビールがご利用者やご家族にふるまわれ、できたての一杯を手にした人々の歓声と笑顔が会場を包み込みました。 瓶詰めされた「とらいふエール」は、敬老の日の祝賀会にてお披露目されるのが恒例となっています。今年のラベルには、特養職員が描いた「生ジョッキとホップを手にした蜂」のイラストがあしらわれ、背景の線画は事業所内保育所「ベリールーム」の園児たちが描いてくれました。これは、とらいふぁーむにおいて「ニホンミツバチの養蜂プロジェクト」が本格的に始動したことを記念するデザインです。この取り組みはミツバチの営みを通じて高齢者介護福祉と自然環境、そして地域社会の関係をあらためて見つめ直すことを目的としています。ホップや蜂を介した「人間以外の他者たち」が関わる小さな循環に目を向けることは、介護施設の営みと地域社会、そして自然環境との結びつきを再確認する契機となると私たちは考えています。 とらいふぁーむは、これからも多世代が安心して集える場づくりを大切にしてまいります。「とらいふエール」は、「つくる人」と「飲む人」が一堂に会し、持続可能な関係を育むための魔法のビールです。今年はライムの爽やかな酸味を効かせた、風味豊かなエールに仕上がりました。どうぞ大切な方とともに味わっていただければ幸いです(入手方法につきましては、事務所職員までお声がけください)。 こうした取り組みは、とらいふぁーむ事業がまだ構想段階にあった頃からご支援くださったみなさまのお力添えによって実現してまいりました。心より感謝申し上げます。今後とも変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 もっと見る

コメント

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  1. 2022/09/06 13:59

    活動報告にいいねができたら良かったと思いました

    1. 2022/09/06 19:37

      1653830 様 ありがとうございます! そのようにおっしゃっていただけるだけで、500いいねをいただいたような気持ちになります。 とらいふぁーむでお会いできることを楽しみにしています。


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