はじめまして。CAMPWINeのANNAと申します。京都の片隅で小さなワインショップを運営する傍ら、キャンプ泊で日本全国のワイナリーを訪問し、造り手、行政様、企業様と日本ワインを盛り上げる企画を行っています。


この企画は、ワイン醸造における廃棄食材「搾りかす」を有効活用する事で、おいしいワインをつくる日本のマイクロワイナリーさんを盛り上げたいという想いからスタート。昨年は長野県東御市のツイヂラボで産出された搾りかすを700枚のチョコレートに変えることができました!おいしいの声も多くいただき、今年で2年目の挑戦となります。アクションをスタートした昨年と比べ、「ブドウの搾りかす」を使った製品が徐々に増えてきたように感じています。もっと活用する事業者さまが増えれば、醸造の廃棄食材を大幅に減らすことができます。私たちのプロジェクトの意義は、捨てられている日本ワインの搾りかすを副原料として利用し、本当においしい製品を作る。
・ワイン用ブドウの価値向上(搾りかすの価値化)→生産者の新しい収入源に
・日本ワインの認知度の向上→日本ワインに興味をもってもらうきっかけづくり
を目的としています。

製品化にご協力をいただいたのは前回と引き続きウシオチョコラトルの中村さん、そして新たに、アンテロープの谷澤さんにも、「搾りかす」ミード作りにご協力いただきました。そして今回は岡山県のワイン用ブドウの搾りかすを使ったチャレンジです!


■もくじ■

∟廃棄問題に取り組む背景

∟使用する搾りかす(岡山県産)とその可能性

∟第二弾プロダクト クラフトチョコ&ミード

∟USHIO CHOCOLATL代真表 中村真也

∟ANTELOPE醸造家 谷澤優気

∟リターンについて

∟資金の使い道

∟最後に



醸造で産出され、廃棄される「搾りかす」は平均でブドウ全体の30%。少量での生産が許可されているワイン特区を除き、小さなワイナリーでさえ、最低2,000kg以上もの搾りかすが処分されている計算です。捨てるだけでも処理場までの運搬費、処分費もワイナリーにとっては大きな負担となることは想像に難くありません。

しかし、私たちが前回のクラウドファンディングで作ったチョコレートのように、この搾りかすを食材として再評価する取り組みが広がれば、生産者は、捨てるのではなく、販売するという選択肢も可能となるはずです。
破棄にかかるコストを収益に変える取組は、生産者や従業員の暮らしの向上や、新しい設備の購入など日本ワインの未来にとっても明るい兆しになるはず。そう考えたことがこの取り組みのきっかけでした。

そしてその搾りかすで作った食品は、ワインを普段飲まない人にも楽しんでもらえるはず。それはつまり日本ワインの素晴らしさをより多くの人に知ってもらうきっかけになるのではないか、そんなふうに考えています。



今回使用する果皮(搾りかす)は岡山県産のメルロー、ピノノワール、マスカットの果皮・種を使用します。それぞれ香りや味、食感など品種や産地由来の味わいの残った素晴らしい味わいの搾りかすです。
岡山県は今やワイン産地としても評価の高い地域。みなさまにぜひ、私たちの製品で、岡山のテロワールを感じていただきたいのです。今回は、岡山県の人気の生産者、コルトラーダ、グレープシップ、ドメーヌテッタより提供いただきました。

3生産者の搾りかすを使用した理由は
・絞りかすも産地、品種個性ある原料であることを皆様に知ってほしい。
・わずかではあるが、少しでも多くのの搾りかすの活用に貢献したい。
・銘醸地になりつつある岡山のワイナリーの魅力を届けたい。

という点からです。



それでは今回のプロダクトのご紹介です!開発したのは3種のチョコレートと、ミードです!生産者それぞれのブドウの個性を楽しめる3種のビーントゥバースタイルのクラフトチョコレートと、3生産者のしぼりかすを1つにした、岡山のテロワール感じるクラフトミードを作りました!それでは1点ずつご紹介させてください。


●『グレープシップ』(ホワイト×マスカット)

グレープシップで産出された搾りかすを使用。アロマオイルかと思う程豊かな香りの『マスカット オブ アレキサンドリア』。カシューナッツで作ったホワイトチョコレート『ネクストホワイト』にそのまま練り込み特に香りを楽しむ一枚に。
一部自然塩を当てミネラルの作用が引き出す味もお楽しみください。塩は味は美味しくしましたが、香りをマスクしてしまうというデメリットもあった為に塩のある場所とない場所に分けている為、思考をスイッチさせながら多様な味わいをお楽しみください。


●『コルトラーダ』(ダーク×メルロー)
コルトラーダで産出された搾りかすを使用。初号機であるツイヂラボさんと同じメルローという事で同じダークチョコレートと組み合わせて敢えて相対化して差異を楽しめるように作りました。搾汁率が高く、果皮の本質に近い状態に糖を補填後、「チョコレート食べる為の果皮」から「果皮を食べる為のチョコレート」へ。
混ぜ込む分と表面に乗せる分で粒度を変えました。ゴロゴロザクザクした食感と溢れ出る香りを楽しんでください。


●『ドメーヌ・テッタ』(ネクストミルク×ピノノワール)

ドメーヌテッタで産出された搾りかすを使用。ピノノワールも搾汁率が高くアルコールの香りが前に出ていた為糖の補填とアルコールの揮発を行い、細かめのメッシュにしカシューナッツで作ったミルクチョコレート『ネクストミルク』に混ぜ込みました。
不思議なコトに製造後少し置いて熟成させるとイチゴのアロマが発生するという意図しなかったケミストリーが新たな可能性を見せてくれた一枚となりました。

※チョコレートに使用している処理後の搾りかすにアルコールは含まれておりませんのでお子さまでも安心してお召し上がりいただけます。


●『グレープシップ』『コルトラーダ』『ドメーヌ・テッタ』の果皮で醸したスペシャルなミード
「グレープシップ」のマスカット、「コルトラーダ」のメルロー、「ドメーヌ・テッタ」のピノノワールの搾りかすを使用したスパークリングミード。
蜂蜜と水だけで発酵させたドライなミードを、ワインの搾りかすとともに白ワイン樽で熟成させました。シンプルな構成ゆえに、各地のワイナリーのワインの搾りかすの良さが際立つ仕上がりです。奥深い味わいなので、3日間かけて飲むのもおすすめです!

それでは、このブドウの搾りかすの未来を作った生産者のお二人をご紹介させてください。



前回に引き続きご協力いただいたのは、広島県尾道市で活躍するチョコレートメーカー「ウシオチョコラトル」。自社のチョコレートはカカオ豆から板チョコレートまでを一貫して製造する『ビーントゥバー』と呼ばれるスタイルで提供しています。最近では、醤油の搾りかすをつかったチョコレートなど、アップサイクルの取り組みに力を入れる。地球を愛するファンキーで男気溢れるチョコレートメーカー。


原料のカカオは生産者や栽培環境はもちろんのこと、「人権や労働環境、環境問題にも配慮したい」との思いから自ら仕入先を開拓し、直接買い付けるダイレクトトレードを実践。国内で数少ない本格的なカカオの味を味わえることも魅力の一つ。


本来1商品化にさえ、ものすごく心血を注ぐウシオチョコラトルなのですが、、、今回、無理なお願いを聞いていただき、同時に3ワイナリーの魅力を皆さまに実感していただくために、3ワイナリー分のレシピ開発を行っていただきました。産地の魅力的際立つワインの世界をチョコレートでお楽しみください。



滋賀県野洲市で「ミードでファンタスチックな縁を」をヴィジョンに掲げる新進気鋭のミーダリー。ミードは蜂蜜を原料にしたお酒で、副原料を使うことでその表現の幅も広く、様々なスタイルを提案。

マンゴーを副原料に使った、スィートでリッチなタイプのものから、宇和島みかんを使いテロワールが表現された上品でドライなものまで醸造家谷澤さんのセンスが光るミードを多く発表しています。


厳選された蜂蜜で表現されたブドウの豊かな香りを持つ、ドライで華やかなミードに仕上げていただきました。蜂蜜酒と聞くと、甘いイメージですが、食中酒に使えるワインのようなお酒。白ワインの樽の香りもまた、華やかさを際立てています。アルコール度数も12%と軽やか。ワインが初めての方もぜひチャレンジしてみてください。



全てのリターンにはお礼のお手紙がつきます。
お礼のお手紙は、私のお店 「Cave de la foret CAMPWINe」、または「す」にお持ちいただくと、
支援のお礼として、お好きなワインを1杯サービスさせていただきます!

「※20歳未満の者による飲酒は法令で禁止されています。B.D.H.I.J.K.Lのリターンを選択できません。」



①チョコレート製造費

②ミード製造費用

③ぶどうの搾りかす購入費

④パッケージ制作費

⑤今後のプロジェクト継続資金(他ワイナリーの搾りかす購入)

⑥クラウドファンディングの掲載費

皆様からご支援いただいた資金については上記の通り、大切に活用させていただきます。



ブドウの捨てられる「搾りかす」をおいしい食材に変えよう!ウシオチョコラトルの中村さんとこの活動を始めて今年で2年目。昨年は700枚のクラフトチョコをリリースし、多くの「おいしかった!」の声をいただき、本当にうれしく思います。

昨年のツイヂラボのメルローの搾りかすも驚くほどおいしくなりましたが今回はさらに方向性の違う3つの味が誕生。地域性をを実感することができる、岡山のテロワールを表現したチョコレートとなりました
新たにアンテロープさんに協力いただいたミードも岡山のブドウの豊かな香りをお楽しみいたける仕上がりに。


普段ワインを飲まれない方にも手にとっていただき、
「こんなワインならちょっと試してみようかな。岡山の産地ってどんな地域なんだろう」
そう思っていただけること、密かに期待しています。


昨年ご支援いただいた皆様も、今回の岡山編もぜひお楽しみださい。私たちのプロジェクトへのご支援をどうぞよろしくお願いいたします!


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

<スケジュール>
5月21日 プロジェクト終了
5月下旬 リターン発送予定

<掲示事項>
1.販売場の名称及び所在地 :604-8812 京都府京都市中京区壬生相合町67-1 UN201 2階
2.酒類販売管理者の氏名:松原 杏奈
3.酒類販売管理研修受講年月日 :令和3年12月14日
4.次回研修の受講期限 :令和6年12月14日
5.研修実施団体名:日本ボランタリーチェーン協会

<企画>
Cave de la foret CAMPWINe〒604-8812 京都府京都市中京区壬生相合町67−1 UN201

  • 2024/04/13 10:11

    御覧いただきましてありがとうございます!CAMPWINeのANNAです!今回のチョコレートは実は、繊細な日本ワインワインに合う!ということを徹底的に議論して、作り上げたチョコなのです!昨年活動報告で上げさせていただきました、ツイヂラボ須賀さんとの日本ワインとのペアリング記事を再録させていただき...

  • 2024/04/11 18:12

    皆様御覧いただきましたありがとうございます!キャンプワインのANNAです!現在5日目!達成率64%となりました。ご協力いただいた皆様、、、ほんとにありがとうございます。さて、各チョコレートの魅力に迫っていくこちらの活動報告!まずはグレープシップさんです!もともと果皮のアップサイクルは積極的に行...

  • 2024/04/08 21:39

    みなさん、この度は当プロジェクトをご覧いただきましてありがとうございます!CAMPWINeのANNAと申します!京都の壬生の小さなワインショップを経営し、日本ワイン、ナチュラルワインを中心にこだわりのワインをご紹介させていただいております。さて、そんな私とウシオチョコラトルの中村さんとの今回で...

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