世界で最も危険な都市ランキング1位の「横浜」。 ならば、そこに集う人で被害を減らせる「世界で最も助け合える都市横浜」を目指したい。 「横浜版・防災トランプ」をつくり、横浜を舞台に楽しく防災を話し合う場を通じて横浜中の地域の絆を結びます!

プロジェクト本文

▼はじめまして。防災トランプ開発者の福本塁です。

最初に僕のことを少しお話しさせて頂きます。

僕は東日本大震災直後の3月に南三陸町で救急医療支援活動に従事し、その後1年6ヶ月ほど、支援が行き渡らない方々のための復興支援プロジェクトを行いました。


▲ 被災地での活動・頂いた感謝状・お礼の手紙など

 

被災地の方々からお礼のお声やお手紙、時には感謝状も頂く中、

心に刺さった言葉があります。

 

▼次はあなたたちの番かもしれない。
 

「支援してくれて、来てくれてありがとう。

でも次はあなたたちの番かもしれない。

だからきちんと備えるんだよ。」

僕は被災地の方々からこのような助言をもらいました。

▼大切な人を絶対に死なせたくない。
 

そう、強く。強く思いました。

僕にできることは少ないですが、「なにかできることをしなければ。」との思いから被災地で経験したことを伝える活動を始めました。

▼被災地で経験したことを伝える活動…完全に失敗
 

被災地で経験したことを伝える場に参加してくださった方からは

「有意義だった・良い話が聞けた」等の評価を頂くことができました。

しかし、完全に失敗してしまいました。

理由は、僕が一方的に話をする場となり、「参加者の方が完全に受け身」になってしまったからです。

▼被災地で学んだこと…「能動性」
 

僕が被災地で学んだことは一言でいうと、「能動性」でした。

能動性とは、「自分で気づき、考え、行動することを前提に様々な人と協力していく態度・姿勢」です。

これがごっそり抜けてしまっていたのです。

▼自分の体験や考えをもとに話し合う「防災トランプ」
 

そこで、自分の体験談や考えを話し合うことで防災を学べる「防災トランプ」を開発し、世代をこえて防災を楽しく話し合う場づくりに取り組み始めました。


▲防災トランプ

 

2012年から活動し、この4年間で

「第20回防災まちづくり大賞 消防庁長官賞」

「第23回キララ賞(かながわ若者生き活き大賞)」などを受賞し、

地道な活動が認められ様々な方にご賛同頂けるようになりました。

 


▲tvk news 

 


▲横浜市港南区主催 防災トランプワークショップにて

 

▼チャレンジしたいこと

今回のチャレンジはこの「防災トランプ」の「横浜版」をつくりたい!という内容です。


▲横浜版防災トランプをつくりたい 

以下になぜチャレンジしたいのかをお話させて頂きます。

 

 ▼横浜は世界で一番危険な都市!?

みなさんご存知でしょうか。

スイス再保険が出した報告書「Mind the risk: A global ranking of cities under threat from natural disasters」によると、

世界で一番危険な都市の第1位は「東京・横浜」であると結論付けられています。


▲赤が地震、オレンジが津波のリスクを表しています。※図は同報告書より引用

実際には「危険な災害が起こる」だけでなく、「そこに住む人の数」を加えて

 「危険に巻き込まれる人の数が多い」都市という意味で捉えるのですが、、、

横浜に縁のある身としては「危険な都市」と言われっぱなしにするわけにはいきません。

▼横浜を世界で一番助け合える都市に!!

多くの人々が集う魅力あふれるまち・横浜。

一方で、危険があることも正面から向き合い受け止め、住まう人も訪れる人も助け合える人々のつながりを築く。

そんな世界で一番助け合える都市・横浜にしたいと本気で思っています。

心は熱いままに、頭を少し冷静にして、僕たちの生活を振り返る質問を一つさせてください。

▼自宅で防災訓練をしたことがありますか?
 

みなさんはこれまでに「自宅で防災訓練をしたことがありますか?」

「YES」 か 「NO」のどちらかを思い浮かべてください。

僕はこれまで全国各地で開催された講演会やワークショップを通じて、のべ1万人以上の人にこの質問をしてきました。


▲質問結果の回答割合

「YES」と答えた方はわずか40人。なんと、全体の0.4%でした。

つまり、長く滞在するはずの自宅において備えは十分ではありません。

▼危機感では一時的にしか人の気持ちを動かせない
 

東日本大震災は観測史上最大の地震でした。

それをもってしても人々の備えを万全にすることは難しいことがわかります。

つまり、「危機感」では、大変な状況が続かない限り、一時的にしか人の気持ちを動かせないと感じました。

▼楽しさの中に学びを埋め込んだ場を増やしたい
 

世界で一番助け合える都市・横浜を実現するためには、危機感によるものではなく、むしろ、防災をテーマに楽しく、様々な人が集い、仲良くなり、

 ・防災の備えをちょっとやってみようかな

 ・助け合えるための訓練をしてみようかな

と思える「場」を日常的に増やしていく。

そんな取り組みを、横浜を舞台にして、「横浜に縁がある方々」や「防災意識の向上に取り組まれている方々」と一緒につくりあげていきたいと考えました。

▼備えるのも、訓練するのも、きっかけは「話すこと」から
 

何に備えればよいのか?どんな訓練をすればいいのか?

中々わからないことも多いと思います。でも、まずは「話すこと」が「備え」や「訓練」の良いきっかけになりやすいと考えます。

下のグラフは、とある中学校の中学3年生224人を対象に防災トランプをプレイしてもらった後、アンケートに回答してもらいました。


▲防災トランププレイ後のアンケート結果

僕が開発した防災トランプは、

みなさんがよく知っているババ抜きや神経衰弱のルールはそのままに、

「カードに書かれたお題」について「体験談や考え、ニュース等」の話をすると

「勝ちやすくなるボーナスがもらえる」というものです。

つまり、防災の話をすると勝ちやすくなるトランプになります。

アンケートの結果から、「自分の話は相手に役立つとは思っていない人が多い」その一方で「相手の話から防災を学ぶことができたと思っている人は多い」結果となりました。

つまり、「話し合う場」さえつくれば、防災を学べる機会になりやすいことがわかります。


▲防災トランプ(カード1枚1枚に身の回りの危険に関するお題が書かれています。)

 

▼横浜の防災を語るシンボルとして
 

僕はこれまで防災トランプを使って、世代をこえて防災をテーマに話す場を通じて、備えや訓練のきっかけづくりに取り組んできました。

しかし、横浜の各地域が抱える課題・身の回りの危険に特化しているものではなく、横浜に集う人々が一致団結して

横浜の防災を話し合うシンボルとして「横浜版防災トランプ」をつくりたいと考えました。


▲防災を楽しく話し合う場づくり


▼横浜版防災トランプについて
 

以下、横浜版防災トランプをどのように作ろうとしているのかをお話しさせて頂きます。

まず、「今回のプロジェクト」と「プロジェクト完了後の取り組み」を示した、

全体の取り組みロードマップをご覧ください。

▼制作工程

▲今回のプロジェクトと全体の取り組みロードマップ

 

「横浜版防災トランプ」をつくるためには、

「カードに掲載するお題」

「横浜らしさを感じられるデザイン」

を決める必要があります。

▼掲載するお題を決めるまで
 

「カードに掲載するお題」を決めるまでに、以下の手順で調査します。

1.横浜の災害履歴を調べる(公的資料、ニュース)

2.アンケートを実施(WEB版)

3.横浜市民の方にインタビュー(できる限り)

上記手順にて検討する素材を集め、有識者の知恵を借りつつ決定したいと思います。

▼デザインのイメージ


▲デザイン案(今後アンケート結果をもとに洗練させていきます)

 

▼あそびかた
 

まず、前提として「ババ抜き」や「神経衰弱」等のおなじみのトランプルールでそのまま遊べます。

追加ルールとして、「ゲームごとに定められたタイミング」で「カードに掲載されたお題について話す」と勝ちやすくなるボーナスがもらえます。

例)ババ抜き

【通常ルール】

①2枚の手札が揃ったら場に捨てる

②次の人に「1枚」引かれる

【防災トランプルール】

①2枚の手札が揃ったら場に捨てる

②捨て札のお題について話をする

③次の人に「2枚」引かれる

つまり、「防災の話をする」と引かれる枚数が増えるので勝ちやすくなります。

※2枚引く方も「4枚捨て」のチャンスがあります。

 

▼「横浜版・防災トランプ」を使った活動紹介
▼活動1.「横浜版・防災トランプ」ワークショップ


▲世代をこえて防災について楽しく話し合える場

月1回~2回の定期開催+様々な場所で、世代をこえて横浜を舞台に防災について楽しく話し合える場をどんどん開催していきます。

▼活動2.若い世代を巻き込んだ防災訓練の実施


▲子育て中のママさんたちとイツモ備える。

年齢層が固定されがちな防災訓練に「楽しい防災」を実現し、子どもやその親を巻き込み、もしものときに助け合える関係を普段からつくります。既存の防災訓練の導線となる取り組みです。

▼活動3.語られた話を各地域で伝承する防災の知恵としてまとめる



▲ぼうさいえほんばなし

各地域で世代をこえて話し合われた内容はまとめ整理し読み物として知恵として伝承していきます。子どもの場合は、写真に示すような絵本のテンプレートをもちいて、「ぼうさいえほんばなし」として話したことをもう一度振り返り、人に伝えることのできるツールとしてかたちにします。

▼活動4.ワークショップを開催できるプレイリーダーを育成


▲若い世代が地域防災の担い手に

各地域で「横浜版・防災トランプ」を活用して世代をこえて話し合う場をつくることができるプレイリーダーを育成し地域防災の担い手を増やします。

▼制作スケジュール


2016年07月・・・クラウドファンディング募集開始

2016年08月・・・トランプに掲載するお題調査開始

2016年09月・・・クラウドファンディング募集終了

2016年10月・・・トランプに掲載するお題調査終了

2016年11月・・・デザイン

2016年12月・・・印刷

2017年01月・・・横浜版防災トランプ完成

※制作中に後援等の協議事項が発生した場合は、完成を遅らせることもありますが
 その場合は必ず事前に連絡いたします。

▼集まった支援金の用途と内訳


印刷費:321,000円

調査費:0円

デザイン費:0円

リターン用ノベルティ制作費:40,000円

CAMPFIRE利用料:19,000円


▼おわりに


この度は本ページを最後までお読み頂き、ありがとうございます。

第30回人間力大賞(青年版国民栄誉賞)の受賞が決定したことをきっかけに本プロジェクトを開始することになりました。

僕自身は本当に地味で地道な活動ですが、これまでに200回以上ワークショップを開催し、様々な人の防災に関する体験談や考えを聞き、そうした話をもとに学び合える場のきっかけをつくってきました。

この経験を横浜の防災まちづくりに少しでも活かせるのであれば嬉しいですし、尽力したいと思います。

世界一危険な都市・横浜を逆手に捉え、横浜に集う人々のつながりを楽しい防災で結び、世界一助け合える都市・横浜を実現するための活動に是非ご支援ください。

▼ご支援者様へ。アンケートにご協力ください。

あなたの体験談や考えをきっかけに、福本(起案者)が横浜の資料を調査し、

そのトピックが防災トランプ横浜版に記載され、みんなで話し合われるかもしれません。

5分程度で終わるアンケートにご協力頂ければ幸いです。

https://docs.google.com/forms/d/1xt34eoqHg4WTOf66keWK16Zn_6RSv0cNWIeZHZcygVQ/viewform

みなさまのご意見をお待ちしております。

拡散、シェア等も歓迎です。どうぞよろしくお願いいたします。

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