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AI×ビッグデータで、子どもを虐待から救う!

子どもの安全を守るために何が必要でしょうか?それは高い専門性です。現在の日本では、子どもの安全を守るための専門的知識を持った人材が不足しています。その問題を解決するため、私達は人工知能(AI)を活用したアプリを開発して現場の職員をサポートすることで、子どもの命と生活を守るプロジェクトを立ち上げます!

現在の支援総額

1,651,000

110%

目標金額は1,500,000円

支援者数

166

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2016/10/03に募集を開始し、 166人の支援により 1,651,000円の資金を集め、 2016/12/20に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,651,000

110%達成

終了

目標金額1,500,000

支援者数166

このプロジェクトは、2016/10/03に募集を開始し、 166人の支援により 1,651,000円の資金を集め、 2016/12/20に募集を終了しました

子どもの安全を守るために何が必要でしょうか?それは高い専門性です。現在の日本では、子どもの安全を守るための専門的知識を持った人材が不足しています。その問題を解決するため、私達は人工知能(AI)を活用したアプリを開発して現場の職員をサポートすることで、子どもの命と生活を守るプロジェクトを立ち上げます!

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みなさん、こんにちは、高岡です。 今、今回のプロジェクトで提案しているアプリ開発を進めています。もし、みなさんは日常場面で、「どうしたんだろう・・・?」と心配な子どもに会ったら、どのように話しを聞きますか?   例えば、もしあなたが、学校や保育園で、なんか心配そうな顔をしている子どもを見たとき、どうしますか?   これ、とても悩むところですよね。経験がなければ、悩むのもごく当然です。   もちろん状況により、ケースバイケースの切り出しが大切ですが、まずは子どもを安心させるために、子どもが話しやすいことからお話することが大切です。   でも、いざその場になったら、「子どもが話しやすいことって何?」、「きっと私、その時めっちゃ緊張してるし、何聞いたらいいの?」と、頭が真っ白になることもあります。   今回は、そのような状況で、どんなことを聞いていったらよいか、 アプリが子どもの年齢に合わせてガイドしてくれるワンシーンです。   例えば、今回は7歳の男の設定です。 「どんなことしてる時が楽しい?」 「趣味は?」 「好きな遊びって何?」 などなどです。   経験のある方のスキルを、このアプリで、子どもの安全を守る誰もが使えるようにしていきます!   現在開発中のアプリは英語がベースですが、日本語を含めた多言語に対応します。 今回のプロジェクトは、少し内容が広いので、今後、各アプリに搭載される機能や、AI利用のイメージをこれから少しずつ報告していこうと思います。 お読み頂き、ありがとうございました!(※画面は開発中のため今後変更することがあります)


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みなさんこんにちは!高岡です。日本より地理的に緯度が高いカナダでは、明け方は2度くらいになってきました。私が住むバンクーバーでは、既に紅葉シーズンが到来しております。上記の写真はバンクーバーにある大学構内の写真です。 「地理」データの分析手法に関する研修を受けに来ています 昨日からカナダで、生態学・環境学・公衆衛生学とのジョイントセッションとして提供される地理空間分析(GIS: Geographical Information System)の研修を受けにきています。なんで、そのような研修会に来たか?理由は3つです。1つ目:子どもの虐待や安全は、欧米では公衆衛生や地理的条件にも強く影響を受けると考えられているから2つ目:多様な参加者が参加するため、本プロジェクトに対して様々な意見がもらえるから 3つ目:科学的にも信頼されている統計ソフトウェアRでの研修会のため、今回のプロジェクトにすぐ得たスキルが活用できるからの3点です。 子どもの安全をいろんな視点から見ること そもそも、今まで日本の虐待対応は、心理学、社会福祉学、小児科学、看護学、経済学、法学、保健学、教育学、脳科学、公衆衛生学、分子生物学・・・云々色々な分野で研究が進められてきました。ただ、様々な理由からほとんどの研究は、各学問の中でのみ議論・検討されることが多かったといえます。 子どもの安全はもちろんのこと、普段私達の生活は、心理学だけ、社会福祉学だけ、小児科学だけ・・・、各一つの学問だけで考えられるものでしょうか?(もしそうなら、ほんまでっかTVでもあれほどの数のコメンテーターはいらないはずですね) 私達の生活は、時にこころの問題、からだの問題、お金の問題、法律の問題、教育の問題、様々な面から成り立っています。 現場でも多職種・多機関連携が大切と言われているのだからこそ、研究面でも様々な分野の人達と今回のプロジェクトを進めて行くことが大切です。 でも、なんで「地理」情報? 色々な人達とコラボしていきたいのですが、なんでもかんでも盛り込めば良いというわけにもいきません。 現場の方々が日々忙しい中から集めて頂いたデータは本当に貴重なものです。その貴重なデータを有効に使っていくためには、どのような切り口から検討すれば良いか、優先順位がとても大切なのです。 今回私達がプロジェクトで検討する内容では、「地理」情報をその優先順位の一つとして考えています。もちろん細かい住所などは個人情報なので扱いません。ただし、各市区町村や地域といったレベルであれば、「地理」情報はとても大切になります。 例えば、私達の生活でも、-A市に住むと、子育ての具体的支援やサービスが利用しやすい。-B市に住むと、子育てのお金の補助が充実している。-C市に住むと、保育園の待機児童がほとんどない!など、「地理」的条件によっても大分生活が異なることがあります。 都市部では核家族が増えていて、地方部ではまだ地域のつながりが残っているというような条件も「地理」情報を視点に考えると、うまく整理できるのです。 地理情報+その他の情報で何ができるのか? 現在、地理情報を活用している身近なアプリはGoogleマップです。使えば使う程、様々な交通渋滞まで検討しながら、最短・最適なルートを教えてくれます。 他に地理情報を活用したアプリとしては、ポケモンGOがあげられます。地理情報を活用して、様々なイベントやデータを活用しながら、ユーザーの楽しみの幅を広げていますよね! さて、AIに視点を移すと、地理情報をどのように使っているのでしょうか? 以前NHKスペシャル「NEXT WORLD」でご覧になった方もいるかもしれませんが、カリフォルニア州では、実際に地理情報にその他のデータ(犯罪の種類、犯罪の時間帯など)をAIに盛り込むことで、実際の犯罪発生を「地理」的に予測しています。その成果として、AIを使う前と後を比較すると、検挙率が2倍違ったと報告されています(出典1)。私達の子どもの安全を守るプロジェクトでも、「地理」情報+他のデータ(過去のあらゆる事例のデータ)をAIに学習させることで、現場の支援者の方々により良い意思決定サポートを行いたいと思っております。 新しい視点を有効活用する際に大切なこと:慎重かつ大胆に このように「地理」情報データは、現代のビッグデータ解析でも大切なトピックとして注目されています。しかしながら、欧米でも地理データを子どもの安全に活用しようという動きは、ここ5年程で、やっと始まったばかりなのです。理由は、地理的に正確なデータがスマホの発展と共に得られるようになったことや、地理情報を用いた研究手法を気候変動や生態学、伝染病などの発生予防などの他分野で進んでいたからです。新しい手段を、子どもの安全に活用するには、まだまだ検討の余地がいくつかあります。そのため、慎重に議論を重ね、大胆に実装していくことが重要です。より良い発展のために、私達は実際に問題点を、皆様の様々な意見・多様な専門家の力・新しい技術の助けを借りながら改善したいと思っています。 私が、今回の地理情報分析の研修会に参加を決めたのも、そのような様々な専門家の人達に出会い、今回のプロジェクト発展に向けて活発な意見交換ができることが理由でした。この終日研修が今後11月中旬まで不定期で12日間続きます。一日研修終了後も、現在プロジェクトで使うデータベースの整備、AIを用いた分析手法、アプリ開発を仲間と日々進めています。今回の研修会で得た意見やスキルをプロジェクトに実装できるよう、積極的に意見交換及びスキルアップしてきます。また「地理」情報を用いた研修会についてどこかで活動報告できればと思っています。 P.S.現在、本プロジェクトの分かりやすいイラストを、メンバーのデザイナーと共に話し合いながら準備しております。近々公開致します。 出典1:Mohler, G., Short, M., Malinowski, S.,ほか(2014). Randomized Controlled Field Trials of Predictive Policing. Journal of the American Statistical Association.( http://dx.doi.org/10.1080/01621459.2015.1077710 ) アクセス日:2016年10月12日


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皆様、こんにちは。代表の髙岡昂太です。 この度はご覧頂き、ありがとうございます。 また、これまでご支援頂いております皆様、心から御礼申し上げます。 今後、皆様への活動報告として、以下を企画中です。 ・私達がなぜ虐待問題に関わるようになったのか? ・日本の子どもの安全に関する実状や問題 ・プロジェクトによって何が変わるのか?  -開発中のモバイルアプリの開発画面  -開発中のAIの背景 など、少しずつご報告できればと思っております。 初回は、代表の高岡がなぜ子どもの安全問題に携わるようになったのか、少しお話させて下さい。   私は、埼玉県川口市で生まれました。小さい頃からやんちゃで落ち着きがなく、あまり型にはめられる場が得意ではありませんでした。 例えば、幼稚園で先生から「こうた君は、何度言っても先生の言うこと聞かないから、もう一人でお外で遊んでなさい!」とよく怒られていました。当時の私は、それを「俺だけ外で遊んで良いってこと?園庭独り占めじゃん!やったー!いってきます!」と捉え、一目散に教室を出て行ってしまうような子どもでした。そのため、家族だけでなく、先生方や近所の人達からもよく怒られて育ちました。 中学・高校に入っても、地理と地学以外の勉強には興味を持てず、ひたすらサッカーばかりしていました。朝練に行き、1-2限の休み時間に早弁し、授業中に体力回復を図り、午後は部活に集中し、家に帰ってからもテレビゲームでサッカーの練習に勤しみました。   そんな私が17歳のある日、他県で同年代の学生が殺人事件(酒鬼薔薇聖斗)やバスジャック事件を起こしたことを知りました。「なんで同年代が?どうしてそうなった?」と違和感を持ちました。   なぜそのような事件になったのか興味が湧き、最初は犯罪心理学やプロファイルの本を読みはじめ、そこから心理学に興味を持ちました。そこで、初めて”過去に不適切な養育環境や虐待を受けたことは後の人格形成に強く影響を与える可能性がある”という一説に出会いました。当時は(そうなんだ、ふーん)とだけ思いました。   大学時代は心理学を専攻したのですが、好きだった地理・地学の影響で、バックパッカーとして様々な国を一人で旅歩いていました。   そんなある日、メコン川沿いにあるタイ・ラオスの国境付近で、小さな村に滞在していた時のことです。8歳か9歳くらいの少女が、突然英語で「私を買って(Buy me)」と言ってきました。英語が当時まったく得意でなかった私は(聞き間違いかな)と思いましたが、何度もその少女は「買って。買って。買ってくれないと家族のご飯買えないの」と言いました。それを聞いて私は、初めてそれが子どもの人身売買だと察しました。私はどう返答するのが良いか逡巡した後、「無理」とだけ答えました。   すると、その少女はくるりと後ろを振り返って、30mくらい先の木の下にいる、おそらくその子の母親であろう女性をじっと見つめました。その女性は(次に行け)と言わんばかりに、鼻をつつき上げるようにして、首を何度かかしげました。   その少女は踵を返し、私の後ろを歩いていた欧米の旅行者のところに駆け寄りました。そして、同じように「買って」と言っていました。その旅行者は、何か小声で一言、二言その少女に笑顔で話しかけた後、あろうことかそのままその少女を連れて行ってしまいました。   あっという間に目の前で起こったその出来事は、当時19歳だった私にとって大きな衝撃でした。その場で小さな女の子が連れて行かれたことにどうして良いかわからず、私は何も出来ず立ち尽くしました。そして、そこで何も出来なかったことを非常に情けなく感じました。 同時に、頭の中で色々な考えが飛び交いました。(俺がもしその場でその子を止めても、俺はこの村は明日出る。あの家族は食っていくためなら、何度もあの子を使って同じ事を繰り返すだろう。もしあの場で止めても、根本的な解決にはならない。それでも、あの時、止めるべきではなかったか・・・)。   そして、「自分が育った子育ての環境と違う」という違和感が湧きました。同時に「これは何とかしないと」と、私の中で小さな種火が点りました。 その後、日本に帰ってからは、ベビーシッターや子どもの安全に関わる現場でのボランティアをするようになりました。そして、傷ついた子どもを目にする度、自分の中でその火はどんどん大きくなっていきました。   現場では、感情を揺さぶられることが沢山ありました。そして様々な解決すべき課題も見えてきました。その度に、当時小さかった種火はだんだんと大きくなり、同じような灯火を持った熱意ある仲間に出会うことで、子どもを第一に考える世界を作ってやる!という強いモチベーションに変わりました。   これが、私が虐待対応に関わる理由の一つです。   何かをより良く変えなければ、子どもも、家族も、現場の支援者も疲弊してしまいます。何かできることは必ずあるはずだと思い、これまで活動を続けてきました。今回皆様にご協力をお願いしている本プロジェクトもその一連の流れから生まれたものです。是非引き続きご支援、拡散のご協力を賜れましたら幸いです。何卒宜しくお願い申し上げます。     次回は、別メンバーによる「私が虐待に関わる理由」をお送り致します。 ここまでお読み頂き、ありがとうございました。  ※今週、本プロジェクト代表、高岡の原稿がシノドスαvol.205(有料)に記載されました(http://synodos.jp/info/18098)今回のプロジェクトについても触れております。よろしければ是非ご覧ください。来週も皆様にとって良い一週間となりますように。