ブログ「保育園落ちた日本死ね」から3年、当会発足から2年。保育園の整備は進み、昨年は待機児童数が2万人を割りました。しかし、待機児童数にカウントされない“隠れ待機児童”はむしろ増加。さらに、今秋からの「幼児教育・保育の無償化」による需要の喚起も予想され、現在も不足している保育士の負担増、保育の質の低下も懸念されています。3月6日(水)、みらい子育て全国ネットワーク(miraco)では、行政のデータや独自の調査結果を基に、保育園の問題に対する当事者の声をメディアに伝え、発信してもらうべく、参議院議員会館にて記者会見を開きました。記者会見の冒頭、代表の天野妙より、保育の質と量を取り巻く課題の現状について、都心部では少子化でも保育需要が衰えないこと、幼児教育・保育の無償化によってさらに需要が喚起される可能性もあること等を紹介しました。当会メンバーの研究員である穂積から、今後の保育サービスの需要推移と待機児童解消のために解決すべき課題について報告いたしました。●定員数ほど利用児童数は増えておらず、待機児童数は依然として減少傾向にはない●需要のある地域での定員数が増えない限り、待機児童は解消しない●待機児童解消のためには、市区町村レベルでの今後の需要の正確な把握とそれに基づく整備を着実に行うことが不可欠である市区町村ごとの保育サービスの現状と今後の需要を簡単に調べられるツール「保育サービス需要の現状と将来推計シミュレータ(β版)」により、都心部では2040年まで保育ニーズが衰えないことを示しました。続いて、当会メンバーの研究員である長岡から、当事者の声の見える化を目的として実施したmiraco独自の4つの調査について、中間集計結果を報告しました。3つのストーリーについては、現在も当事者からの声を募集中です。投稿される方は各ストーリーの<タイトル>をクリックしてください。5月末をメドに受付を締め切り、最終集計を行う予定です。奮ってご応募ください。<SNSで発信された声>「保育園・落ちる」の嘆きに加え、今年秋の「無償化」や「保育士の給料・人員増」のワードが多く出現。<保活ストーリー>保育ニーズに見合った保育の量の不足解消への要望、自治体ごとの保育環境の格差や、保活で無理を強いられたことへの不満が多い。<保護者ストーリー>園に感謝しつつも、保育者の余裕のなさ・スキルに懸念を感じており、処遇改善などによるスタッフの充実・定着を要望する声が寄せられている。<保育者ストーリー>92%の回答者がいずれかの場面で、人手・人材不足を感じている。人手不足を感じる理由への質問では「必要なスキルを持った人材がいない」「時間帯・曜日によって人が足りない」ともに回答が多かった。資格やスキルに応じた処遇の改善と、より手厚い職員配置を求めていることが分かった。最後に、記者会見の直後に開催するシンポジウム(院内集会)で、「保育の量と質」について「保育事業者」「保育者」「保護者」の3つの立場から解決策を考えていきたいと締めて、記者会見を終えました。[支援のお願い]miracoの活動は、メンバーのボランティアで成り立っています。みなさまからのご寄付が唯一の活動資金源となっております。活動にご賛同いただける方からのクラウドファンディングでのご支援、お待ちしております。▼miracoのクラウドファンディングのプロジェクトページhttps://camp-fire.jp/projects/view/132334/
こんにちは!miraco広報室長Pです。みなさまからのクラウドファンディングへの温かいご支援、ありがとうございます。ついに20万円を突破することができました!ご支援の際に寄せていただくコメントにグイッと背中を押していただきました。miracoスタッフ一同より、深く感謝申し上げます。目標の160万円まで、あと(たったの)140万円です!!毎日ホール(2/22)、議員会館(3/6)、大規模イベントを開催できました。(→報告)学童に関する14,356筆の署名を自民党に提出しました。(→報告)国会にも立ち、子育て当事者の声を届けて参りました。(→報告)miracoの年間活動費としてのクラウドファンディングは、残り日数48日。代表の天野がもっと大きなバンザイポーズをできるよう、引き続きのご支援をお願いします。また、1人でも多くの人にmiracoを知ってもらうためのシェア・拡散もよろしくお願いします!▶シェア・拡散用リンク(miracoのクラウドファンディング)
3月12日(火)参議院予算委員会公聴会に、代表の天野妙が公述人として呼ばれ、日本が「子育てしやすい国」になるためのレバレッジポイントとして、「待機児童の解消」と「男性の家庭進出」の2点について説明しました。<待機児童の解消>「解決のツボは保育士不足の解消で、一度辞めた保育士が戻ってこない理由は給与と労働環境だ。保育士不足の真の原因を探り出して本質的な改善のために予算を注入してほしい」と述べました。<男性の家庭進出>育休を取得したい男性が45.5%いる一方で取得率が5.14%にとどまっている事実や、男性が家事育児に加わることのメリットを伝えた上で、そのきっかけとして「男の産休」の義務化(必須化)を提案しました。<説明後の質疑応答>保育士へのヒアリングをベースに、ペーパーワークの大変さなど具体的な話や、議員への保育士体験の提案などを行いました。また、「無償化よりも待機児童の解消を優先すべきだと思うか?」という質問が繰り返されましたが、「どちらか片方とすると分断を招く」、「待機児童解消も無償化もどちらもできるよう、子育てにもっと予算を!」とお答えしました。<今後の活動>公聴会の後、多くの国会議員とつながることができました。後日、改めてお会いして子育て当事者の声を政治の真ん中に届けていきたいと思います。[公聴会の動画]YouTubeにノーカットで公開されています。(天野は17分30秒頃~)https://www.youtube.com/watch?v=GTUbKzQ5Z74[NHKニュース]当日の夕方、NHKニュースでも取り上げられました。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190312/k10011845401000.html[支援のお願い]miracoの活動は、メンバーのボランティアで成り立っています。みなさまからのご寄付が唯一の活動資金源となっております。活動にご賛同いただける方からのクラウドファンディングでのご支援、お待ちしております。▼miracoのクラウドファンディングのプロジェクトページhttps://camp-fire.jp/projects/view/132334/
学童保育の国の最低基準が事実上撤廃されるというニュースを受け、みらい子育て全国ネットワーク(miraco)では昨年12月から以下の署名キャンペーンを行って参りました。『学童保育は子どもにとって大切な「育ちの場」。国の最低基準は撤廃しないで!職員には必要な処遇を!圧倒的に足りていない保育の量と質の拡充を同時に!』<提出前、自民党本部の前で取材陣に説明をする代表天野>3/6(水)、賛同いただいたすべての方のお名前とコメントを印刷し、自民党政務調査会に署名を提出してきました!その数、14,356筆。「子どもたちの安心安全を守りたい。学童の問題を知ってほしい」という声とともにお渡ししました。<14,359筆の署名を受け取る自民党の宮下政調会長代理>物心ともに重みのある署名をしっかりと受け取った宮下一郎政調会長代理からは、「参酌して基準を弱めるならそれなりのチェック体制とセットじゃないと」「事故が起こってからでは遅いですからね」「学童保育が最低限必要な基準を満たさなくなるというのは論外ですね」「みなさんの不安のない形で報告できるよう勉強させていただき、方向性が出ましたらまた」との言葉をいただきました。<署名提出後、学童保育についての意見を交換>今後は、地方創成特別委員会にて13法律一括改正となる模様とのことで、そこでしっかり議論していただけるようにもお願いしました。<Buzzfeed記事掲載>署名提出の背景や様子について記事が掲載されました。「子どもを守るはずのルールを撤廃…?学童の要員維持を求め1万4000人が署名」https://www.buzzfeed.com/jp/asamitogi/gakudou/<エピローグ>提出から1週間・・・宮下議員から今後の方向性についてご連絡いただきました。声を聴くだけでなく、しっかりと調べ、次のアクションまで考えてくださっていました。当然、政治としてやってもらえること、やってもらえないことはあると思いますが、今後も政治に市民の声を届けることで、国会での子育て政策の関心を高めていきたいと思います。<ご支援のお願い>miracoの活動は、メンバーのボランティアで成り立っています。みなさまからのご寄付が唯一の活動資金源となっております。活動にご賛同いただける方からのクラウドファンディングでのご支援、お待ちしております。▼miracoのクラウドファンディングのプロジェクトページhttps://camp-fire.jp/projects/view/132334/
3/6(水) 11:45~「#保育園に入りたい を本気で語ろう2019」おかげさまで満員御礼!でも、1人でも多くの方に参加頂きたく、座席レイアウト等を見直し増枠しました!保護者も保育士もメディアも政治家も語り合うイベント、詳細や申込みはこちら。都合が合わずに参加できない方もいらっしゃると思い、イベントの様子を動画で撮影し配信するリターンをご用意しました。ご支援の気持ちとともにご検討賜れればと思います。